米国公認会計士(USCPA)取得検討者はどんな人?
「USCPAどこのブログ」を書き始めて、先月で4年が経ちました!
米国公認会計士(USCPA)に関わり始めたのが15年くらい前。
そして、ブログやツイッター(X)を始めて、1,000人以上のUSCPA取得検討者・USCPA受験生とやり取りをしてきました(改めて数えたら、かなりの人数でした)。
「米国公認会計士(USCPA)取得検討者」をたくさん見てきて分析ができるようになったので、簡単に書き残してみようと思います。
USCPA取得検討者の基本情報
USCPAが気になって連絡をしてくる方を見ていると、性別でいえば男性の方が多いです。
男女比は2対1(男70%、女30%)くらい。
経理の仕事だと女性が多く、たとえば簿記検定だと女性の方が多いのではないかと思います。
ですが、USCPAは男性の方が明らかに多い!
私のブログはピンクが基調なので、男性にピンクのサイトを読んでいただくので申し訳ないと思っています。。
年齢は20代と30代、特に20歳~30歳が多いです。
以前は若くても大学2年生くらいからだったのに、最近は高校生から問い合わせが来ることもあって若年化している印象。
とはいえボリュームゾーンは「USCPAは転職で役立つ」というイメージがあるので、転職を意識し始めた社会人でしょうね。
じっくりUSCPAについて検討したい人は、パソコンで「USCPAどこのブログ」を読んでくださっています。
USCPA合格後のキャリアの記事まで読んだ上で、USCPA予備校探し・比較検討に入っています。
ちょっとUSCPAが気になったというだけの人は、スマホで「USCPAどこのX」にたどり着いて、ポストを見てフォローしてくださっています。
疑問点があれば、XのDMで気軽に質問をしてくる場合が多いです(特に大学生は)。
USCPA取得検討者の傾向
USCPAが気になって連絡をしてくる人がどんな人かというと。
キャリアの向上心が強い人です!
20代前半だと、まだ専門性がない人・専門性が身についていない人。
会計や税務などに興味があり、この分野で専門性を身につけたいと考えています。
USCPAに興味をもっただけあって、新しい情報に敏感。
USCPA試験の勉強を通して新しい学びがあることを期待します。
また、USCPA試験合格後の新しいキャリアに少なからずバラ色のイメージをもっています。
30代以降になると、本当にUSCPA資格が活かせるのか、かなり慎重に。
USCPA試験の勉強に時間とお金をかける価値があるのか、検討を重ねています。
私にも「USCPAに挑戦した方がいいか、お金を出すので相談にのってほしい」と依頼があります。
真剣さが違う!
USCPA取得検討者がUSCPAを知ったきっかけ
大学生は、就活を前に何か資格を取っておいた方がいいのではないかと考えた時点で、USCPAという資格が候補に浮上するようです。
同級生でUSCPAに挑戦する人が出てきて、初めてUSCPAという資格を知る感じですね。
就職で有利になるのではないかと考え、どのくらい就職で有利になるのかを調べています。
私にも具体的に「○○会社(××の業界)に就職希望だが、USCPAを取ったらどのくらい就職活動で有利になるか」と質問がありますよ。
社会人だと、USCPA受験生のXでのポストや、USCPA予備校の広告でUSCPAという資格を知るようです。
以前は、NHKのビジネス英会話講座(たしか?)などの英語系の雑誌に大きく広告が出ていたり、Facebookにネット広告が出ていたので、広告経由で知った人が多かったと思います。
最近はYouTubeでUSCPAの発信をしている人が増えてきたので、YouTube経由で知った人も増えていますね。
Xを見た人は多いですが、インスタを見たという人は少ない印象です(インスタのDMに質問が来ることも、Xに比べたらかなり少ないです)。
USCPA取得検討者が悩む点
USCPAが気になって連絡をしてくる方は、USCPAのいい点と悪い点を色々とと耳にして、USCPAに挑戦するか悩む場合が多いです。
悪い点を聞いてもなお、取る価値があると考えれば挑戦するし、価値がないと考えれば挑戦はやめるわけです。
悩むのは主にこのような点。
USCPAだと日本でのキャリアの選択肢が少ないのでは?
USCPAは日本の公認会計士と比較して何がどのくらい違う?
USCPA試験は日本の公認会計士試験よりどのくらい簡単?
USCPA試験合格までの費用は高いというけどどのくらい?
USCPA試験合格までにどのくらい勉強時間が必要?
USCPA試験はどう勉強すればいい?独学は可能?
ちなみに、回答はすべて「USCPAどこのブログ」に書いてあります。
同じことを繰り返し聞かれるので、最初から記事にしてあります。
USCPAは日本の資格ではなくアメリカの資格なので、日本の公認会計士と比較してコスパ・タイパを気にして悩むわけです。
USCPAにするか、日本の公認会計士にするか。
どちらもやめて他の資格にするか。。
海外で自分の力を試して自由に働きたいと考えるタイプだと、USCPAに挑戦するという結論に至りやすいです。
反対に、日本での安定した将来のキャリアを求めるタイプだと、USCPAはやめておこうという結論になりがちです。
どこがUSCPA取得検討者へ提供していること
USCPAが気になって連絡をしてくる人に対しては、USCPAという資格の一般的な情報・USCPAのメリット・USCPAのデメリットをお話ししています。
USCPA資格取得に向けた情報全般、合格までに必要な勉強時間、短期合格が目指せる効率的な勉強法、合格後の転職先、年収アップの可能性など。
そして、USCPAだとできないこと、USCPAだと評価されないことなど。
著書『USCPAになりたいと思ったら読む本』のコンセプト「全員にUSCPAになってもらいたいわけではないので、メリットだけではなくデメリットも、これでもかと示す」と同じです。
恐らく、USPCAのデメリットを伝えることの方がメリットを伝えることより多いと思います。
「USCPAに挑戦するのはやめた方がいいかも?」と言った回数は誰よりも多いかもしれません(USCPA予備校の営業妨害になっていたらすみません)。
納得しないでUSCPAの勉強を始めても、途中で挫折してしまうことが多いです。
「USCPAに絶対なりたい」という強い意志が表明されなければ、USCPAへの挑戦はおすすめしていません!
「USCPAに挑戦する」という結論になれば、できる限りサポートをさせていただいてきました。
「USCPAに挑戦しない」という結論になった場合でも、1年後、2年後にやはり気になって戻ってくる人もいるので、その場合はまた改めてお話をきいています。
USCPAが気になっている人(取得検討者)へ
最近は、USCPA予備校が「安くUSCPAになれる!」とUSCPAになることを気軽におすすめしています。
安くなってきているのは受講料だけで、受験料は高い!
USCPAの勉強は終わって受験の準備はできたけれど、受験料が高くて払えず受験できないという受験生が一定数います。
事前の情報収集が足りないとこのような事態になってしまいます!
日本の公認会計士試験に挑戦していたけれど挫折してしまった人にも、USCPA予備校は「USCPA試験なら簡単」とおすすめしています。
たしかに日本の公認会計士試験よりは簡単かもしれませんが、USCPA試験も十分に難しいです。
会計知識はあるけれど英語力が不十分で、1科目目のFAR、2科目目のBARまではいいですが、AUDあたりでつまずく受験生が多いですよ。
試験の難易度を甘く見積もるとこのような事態になってしまいます!
USCPAが気になる人は、十分に情報収集をして、自分にとっての試験の難易度を把握してから「USCPAに挑戦する」と決意してくださいね。
とはいえ、USCPA試験の挫折率を必要以上に高く言っている人(USCPA合格者の場合が多い)がいます。
おそらく、自分が合格した試験がどんなに難しいか示したいのでしょう。
そこまでは恐れる必要はありませんので、自分でしっかり検討してくださいね。
USCPAに挑戦するかの検討のポイントとしては、以下の4つ。
USCPA資格はどんな資格?自分にとって必要な資格?
USCPA取得後のキャリアは?年収アップする?
USCPA予備校はどこがいい?自分に合った学校の選び方は?
USCPA試験の勉強法は?短期合格を目指すには?
よく検討してもらえるように書いたのが「USCPAどこのブログ」と『USCPAになりたいと思ったら読む本』です。
どちらも参考にしてもらえると嬉しいです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?