USCPAなら年収1,000万も夢じゃない?
MS-Japanさんが、USCPAの雇用について興味深い調査を発表していた。
X(旧Twitter)で発見し、速攻でポスト。
「UCSPA登録者・全科目合格者の雇用実態レポート2024」という調査。
MS-Japan調べ(https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12507.html)
さすがMS-Japanさんは、多くのUSCPAに求人紹介をしてきただけあって、なかなか他にはない、USCPAに特化した調査をしてくれた。
USCPAはマイナー資格で、なかなかスポットライトが当たらないので、このような調査をしてくれるのはありがたい。
ただ、USCPAライセンスあり・なしで分けたのは、意味があったのか疑問。
転職市場では、USCPAライセンスがあり・なしで待遇が変わらないとの認識だけど。。
BIG4の監査職でも、USCPAライセンスがあってもなくても年収は同じだったし。
私はBIG4では人事部にライセンスを取るように強くすすめられたから取ったけど、それで年収が上がることはなかった(名刺に肩書が入っただけ)。
私の同僚のUSCPAは、年収に影響がないし面倒なので、ライセンス無しのままにしている人も多かった。
USCPA試験に全科目合格しているか、科目合格かの違いが大事だと思うのだけど。
今度、なぜこのように分けたのかMS-Japanさんに聞いてみましょう、機会があれば。
話がそれにそれたけれど、調査結果を少しご紹介する。
1.USCPAはどんな職種についてる?
USCPAはどんな職種についているのか。
USCPA登録者(ライセンスあり)の場合。
「経理・財務」が38.2%。
「監査法人(監査業務やアドバイザリー)」が16.2%。
一方で、USCPA合格者(ライセンスなし)の場合。
「経理・財務」が34.0%。
「金融関連(株式債権、為替の取引など)方が11.3%。
ライセンスがある場合、会計・監査関連が多くなってきますね。
反対に、ライセンスがない場合、会計・監査関連以外が多く、「その他」の割合が29.5%も!!
「その他」というのは、たとえば営業職などの若い方が該当しますね。
そのような方は、会計・監査関連の実務経験がなくライセンスが取れない。
わざと取らないというよりは「実務経験がないから取れない」というのが実情でしょうね。
実務経験さえクリアできれば、ライセンス登録もライセンス維持もそれほど大変ではないので。
実務経験があるならば、スコアリリース後すぐ、ライセンス取得のためのEthics試験を受ける人も多い。
2.USCPAの平均年収はどのくらい?
USCPAの年収はどのくらいなのか?
これもはっきりと結果が出ていたのでポスト。
ライセンスがある場合、平均年収928万円。
ライセンスがない場合、平均年収710万円。
これは、平均ということであれば実感に近い。
今まで出会ったUSCPAは、大体が年収1,000万円はいっていた。
仲良くなったUSCPAにいくらもらっているのか聞くと、1,000万円はいっていると言っていた(少ないから転職しようと思うという流れで、満足していたわけではない)。
それに、外資系企業の会計監査をしていた関係で、USCPAの社員の給与台帳を見ることもあったが、みなさん1,000万円は軽く超えていた。
職種別年収平均となると。
ライセンスがある場合は、コンサルタントの1,211万円がトップ。
ライセンスがない場合は、経営企画の868万円がトップ。
コンサルタントの年収は高いですよね。
BIG4で監査をしていた時のUSCPAの同僚も、将来コンサルタントになるための修行として、BIG4の監査に来たと言っていた。
つまり、最終目標がコンサルタントで高給取りになりたいとのことだった。
BIG4の監査は修行の場としてはいいけど、給料は高くない。
なので、ある程度の年収をもらっている人がUSCPA合格後にBIG4の監査に転職すると給料が下がる可能性が大きい。
ちなみに、この調査を発表したMS-Japanさんは、どこがUSCPA合格後にBIG4監査法人に転職した際に使った転職エージェント。
MS-JapanさんのおかげでBIG4監査法人の監査職に転職できたから、USCPA向けの転職エージェントとして、ずっとおすすめしてきている。
BIG4監査法人以外にも、年収の高いUSCPA向けの求人があるので、どんな求人があるのか見てもらいたい。
他の転職エージェントを使うより、年収が高くなる可能性がある(交渉上手なのもあるかも)。
詳しくは、USCPAの失敗しない転職エージェント選びを参照してください。
タイトル回収をしておくと、USCPAなら年収1,000万円は夢じゃない。
というか、フツーだと思う。