若きウェルテルの悩み ゲーテ

ゲーテ自身の絶望的な恋の体験を作品化した書簡体小説で、ウェルテルの名が、恋する純情多感な青年の代名詞となっている古典的名作である。許婚者のいる美貌の女性ロッテを恋したウェルテルは、遂げられぬ恋であることを知って苦悩の果てに自殺する……。
多くの人々が通過する青春の危機を心理的に深く追究し、人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性をもつ。
(以上新潮文庫の説明より抜粋)

ゲーテの「ファウスト2部」同様読むのがしんどくなってしまった作品でした。ゲーテは僕にあっていないと思われます。感性の乏しさと僕自身の読解力不足が恐らく原因でしょう。作品後半、ウェルテルがロッテに歌を朗読した場面で限界に達しました。歌の内容は頭に入って来ることなく素通り。詩とか歌はあまりに主観的過ぎるように思われます。分からせようという思いが伝わってこないのがつらいところです。新潮文庫の説明の終わりには「人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性をもつ。」とありましたが本当ですか?最近失恋で自殺したなんて話聞いたことありませんが?恋する気持ちは勿論分かりますけどね。昔は情死、心中なんてのがあったのに無くなりましたね。かろうじて駆け落ちが若干あるかな(それも怪しい)といったところではないでしょうか。そう考えると時代によって人間て変わるものですね。恋愛にまつわる一切がバーター行為になりつつあるのではないでしょうか。


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