遊戯王デッキ紹介「幻光」
寒い。ド近眼宮殿です。
今回はリバーステーマのシナジーを活かしたヌメロニアスデッキ「幻光」の紹介です。
1.デッキレシピ
2.コンセプト
CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニアはCNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアスが相手の効果によって破壊された場合にX召喚でき、戦闘を行わなかった相手ターン終了時に勝利する効果を持ちます。
このカードを召喚する為には
①ヌメロニアスを召喚する
②カードを破壊する強制効果を持つカードを用意する
③強制破壊カードを相手に送りつける
という条件をクリアする必要があります。
その上、ヌメロニアスヌメロニアは効果耐性を持たない為、ヌメロニアスを1ターンの間守る手段も用意しなければなりません。
そこで、サブテラーマリス・グライオースによって必要なパーツを墓地へ送り、リバーステーマをシナジーを利用しながら準備を進めます。
3. CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアスの召喚
夢幻虚神ヌメロニアスは、X召喚した宵星の機神ディンギルスを素材としてNo.84 ペインゲイナーをX召喚し、RUM-アージェント・カオス・フォースを発動する事によってX召喚する事ができます。
ここで、ディンギルスはランク8エクシーズであり、アージェントカオスフォースは墓地から手札に加える事ができます。
そのため、グライオースによってアージェントカオスフォースを墓地へ送り、グライオースを素材としてディンギルスをX召喚する事で夢幻虚神ヌメロニアスまで繋げる事が可能です。
4.強制破壊カードの送りつけ
ヌメロニアスを効果破壊するカードとして、このデッキではエルシャドール・ネフィリムを転晶のコーディネラルによって相手に送りつけます。
コーディネラルのリンク先にモンスターがいない場合はグライオースによって妨げられし壊獣の眠りを墓地へ送り、壊獣をサーチする事によってリンク先にモンスターを用意します。
ここで、エルシャドール・ネフィリムや怪粉壊獣ガダーラはレベル8であるため、前述したX召喚の素材としても利用可能です。
5.ヌメロニアス・ヌメロニアのサポート
5.1 エルシャドール・ミドラーシュ
エルシャドール・ミドラーシュはフィールドに存在する限り互いのプレイヤーに1ターンに1度のみ特殊召喚を可能とする制約効果を持ちます。
各シャドールやグライオースによってシャドールカードを展開し、影依の偽典や影光の聖選士によって召喚します。
影光の聖選士は守備表示での特殊召喚ですが、ヌメロニアス・ヌメロニアは攻撃誘導効果を持つためミドラーシュの戦闘破壊を防ぐ事が可能です。
5.2 No.41 泥睡魔獣バグースカ
No.41 泥睡魔獣バグースカは守備表示になるフィールドのモンスターが発動した効果を無効にする制圧効果を持ち、ヌメロニアス・ヌメロニアやミドラーシュは発動する効果を持たないため相性が良いと言えます。
また、グライオースや影依融合によってフォトン・ジャンパーを墓地へ送れば、最後の希望によってバグースカを召喚可能です。
5.3 その他耐性を与えるカード
ヌメロニアス・ヌメロニアを転晶のコーディネラルのリンク先に置く事でヌメロニアス・ヌメロニアに効果破壊耐性を与える事が可能です。
また、グライオースによってスキル・プリズナーを墓地へ送ればモンスター効果に対して対象耐性を得る事ができます。
6.展開まとめ
以上の内容をまとめると、展開の流れは以下のようになります。
① 地中海シャンバラ、竜の渓谷(エンシェントフェアリーを経由してシャンバラにアクセス)、影依融合、クローラー・ソゥマ等からサブテラーとシャドールを展開
② サブテラーマリス・グライオースを繰り返しリバースし、必要なパーツを墓地へ送る(アージェントカオスフォース、壊獣の眠り、フォトンジャンパー、スキルプリズナーなど必要に応じて)
③ エルシャドール・ネフィリムを用意、コーディネラルによってコントロールを入れ替える
④ 宵星の機神ディンギルス、No.84 ペインゲイナー、CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアスを召喚
⑤ ネフィリムの効果によってヌメロニアスを破壊、CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニアを召喚
⑥ エルシャドール・ミドラーシュやバグースカによって相手をロックして特殊勝利を目指す
こう書くと非現実的に思えますが、準備をしている間もシャドールやサブテラーによってリソースを循環させながら戦線を維持する事が可能であるため、実際に回すと特殊勝利の成功率は高いです。
7.まとめ
以上、ヌメロニアス・ヌメロニアデッキ「幻光」の紹介でした。デッキ名は夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニアから取っているだけでなく、サブテラーマリス・グライオースの英語名Subterror Behemoth Phospheroglacierの由来がphosphene(眼閃:目を瞑った状態で眼をこすった時などに感じられる光のようなもの)である点から名付けました。
かなりのロングゲームを得意とするデッキでありながら勝利手段が派手であり、マイナーカードであるグライオースの性能を最大限引き出せている点が気に入っています。