ワンフー+承影のデッキ「王虎相搏」についてクソデカ知見を得た話〜宇宙は森にある〜
ドキンちゃんです。以前2回にわたって紹介したワンフー+承影のデッキ「王虎相搏」について、デッキの問題点を完璧に解決する知見を得たので今回はその話。
1.デッキの問題点
ハレの日オフの記事でもひとつ触れましたがこのデッキの問題点は主に2つ。
1つ目は王虎ワンフーを出す暇が無いこと。これがあまりにも致命的で、今まで「ちょっと辛いんですよねぇ〜」くらいで誤魔化してたけどこれのせいで眠れない日々を過ごしました。王虎ワンフーを出すには貴重な召喚権を使うか、わざわざフェリジットを立てるか、トライブリゲードエアボーンを打つ必要があり、その上で承影を並べるのは流石に無理があります。普通に他で展開した方が強い。
2つ目はバロネスを入れない理由が無いこと。相剣でバロネス出すとかあまりにもしょーもな案件なので否が応でも避けたいんですが、あらゆる盤面で強い。相剣基本展開はギリ七星龍淵に軍配が上がる可能性がありますが、赤霄+ホップイヤー飛行隊とかまで考えると入れない理由が無いです。
2.改善後のデッキレシピ
3.宇宙は森にある
先程の問題を完璧に解決してくれるのがメルフィーワラビィ率いるメルフィーズ。
ワラビィからの展開は以下の通り。
自分エンドにワラビィss→ターン終了
→メルフィー条件でワラビィ効果、パピィ+キャシィss
→メルフィー条件でパピィ+キャシィ効果、ポニィss+ラッシィサーチ
→ラッシィ効果でラッシィ+ワラビィ+パピィ+キャシィを素材としてシンクロ召喚、アクセルシンクロ・スターダストドラゴン
→アクセル効果でラッシィss
→アクセル効果でスターダスト+ラッシィを素材としてシンクロ召喚、相剣大将-承影
→メルフィー条件でポニィ効果、ワラビィ回収
わかりにくいですが、ワラビィ一枚からメルフィー条件を3回満たすだけで盤面には効果耐性を得た承影、手札にはポニィ+ワラビィ、墓地にはパピィ+キャシィ+ラッシィという展開が可能です。承影を出すだけならメルフィー条件は2回でok。
また、ワラビィの代わりにパピィでも同様の展開が可能です。
ここで承影はアクセルシンクロ・スターダストドラゴンの効果で相手が発動した効果を受けないため、この動きをすることで手札1枚から無理なく承影を出しつつ、余程の事がない限り1ターンの猶予を貰う事ができるでしょう。
何より凄いのはこの展開になにも制限が無い点。自分ターンに好きなだけ展開、あるいは相手の先行展開を踏み抜いた後にワラビィかパピィを出せば次のターンの無事が確約されます。宇宙は森にある。
次の自分エンドフェイズにはまたワラビィ+ポニィをssする事ができ、同様の展開をしつつポニィでラッシィを回収すれば今度はレベル8シンクロが可能です。ここで天威の龍鬼神をシンクロ召喚すれば承影の効果のトリガーとなれるだけでなく、幻竜族なのでキャシィからサーチしたホップイヤー飛行隊とシンクロして七星龍淵になる事ができます。
返しのターンに鉄獣戦線モンスターがある場合、墓地のメルフィーを利用して(ラッシィはピン刺しなので使えない)承影の横にシュライグを立てる事ができ、エンドに出てくるワラビィポニィと合わせて非常に強力な盤面になります。承影+シュライグはワラビィがいなかったこのデッキ考案当初のフィニッシャー2体なので感慨深いですね。
メルフィーの効果は使いどころが難しく、使い損ねてしまう事も多いですが、この展開では相手の盤面を気にせずとにかく承影を目指せば良いのでそういった事がありません。
4.万事解決
さて、最初に述べた問題点をこれで解決することができます。
まず王虎ワンフーを出す暇が無い点ですが、基本展開で無理なく承影を出すことができるのであれば返しのターンで召喚権を使ってワンフーを召喚する価値は十分にあります。鉄獣戦線と相剣は召喚権を使わずに展開することも可能なのである程度展開して最後にワンフー通常召喚でも良いですし、もちろんトライブリゲードエアボーンから出せれば強力です。
ワンフーを出してしまうとメルフィーが使えなくなってしまいますが、それもメルフィーのかくれんぼで防ぐ事が可能です。以上の理由からこの問題は解決したと言って良いでしょう。
次に、バロネスを入れない理由が無い点については展開にアクセルシンクロ・スターダスト及び天威の龍鬼神を使っているために解決しています。
この展開はワラビィまたはパピィ1枚から可能であるためにこのデッキの基本展開であり、アクセルシンクロ・スターダスト、スターダスト、天威の龍鬼神の採用は必須です。そこで鉄獣戦線や相剣の採用枚数を考えるとバロネスを採用する隙が無くなります。
ドラガイトについてはラッシィ及び莫邪を墓地に送った上で毎ターンの無効によってこのデッキの魔法罠耐性を大きく底上げする存在であり、バロネスには変えられない枠です。フェリジットもワンフーや手札に来たカラントーサをssする役割を持ちますし、なによりこれ以上鉄獣リンクを減らすと鉄獣の持久力が大きく下がります。
これらの理由から、このデッキにはバロネスを採用できません！！おととい来やがれ花かっぱァ！！！！！！！
5.まとめ
というわけで、王虎相搏についての改善案でした。ラッシィで赤霄出ないやんけ！から考えた結果思いついた改善案でしたが驚くほど上手くいってしまいました。ルールミスしてないかな…効果強すぎて何回も見返したけどまだ不安です。
ワンフーが全然出ない点、及びバロネス不採用が妥協になってしまっている点が原因で実はこのデッキあまり好きではなかったのですが、こうも綺麗に全てを解決してしまった今ではこのデッキへの愛が止まりません。よく言われる承影にバロネスが勝てない問題を解決できた時は脳内でUCが爆音再生されました。
一方で、カジュアルで使うにはデッキパワーが高すぎる問題はより深刻化したのでオフ会で使う時は用法用量を守って、相手と相談した上で使うことを徹底する事をここに誓いつつ、この辺で終わろうと思います。ではでは。