2020年初頭のぼくの興味関心
2020年あけましておめでとうございます。現在のぼくの興味関心を書き連ねたい。
1.子育て
2019年に第三子の長女がうまれ、未就学児3人を抱える5人家族に。もともと子どもは嫌いではないけど、そんなに興味があるわけではなかった。それが自分が子どもを持つようになると変わるもので、子どもが日々成長し、昨日は話さなかった言葉を話し、泣き、笑うのを見てるとこの不思議な生き物の生態を探りたくなった。
本当に無力に思える産まれたばかりの子どもを見ていると、いったいこの子はどの程度見えているのだろう?聞こえている?痛みはあるのだろうか?といった疑問が湧いてくる。
言葉を話せない赤ちゃんに確認するすべはなさそうな気もするけど、勉強してみると様々な工夫ですでに赤ちゃんにどの程度の能力があるか、ということはかなりわかってきているようだ。目の前の泣くことしかできない我が子をみながら、その体に乗り移ったつもりになってみたりするのが面白い。実際には「思考」と呼べるような頭の使い方ができるようになるのはまだ先だろうから、快とか不快とかの感覚に支配されているような感じもするけど、それでも子どもを見つめながら何を考えているのか想像してしまう。
一方、5歳の長男や2歳の次男は最近運動能力の発達が著しく、外で遊ぶ2人を観察するのが面白い。長男がサッカーしようというので向かい合ってパスしあうやつだろうと思って長男にボールを渡すと、誰もいない方向へ蹴り飛ばす。どうやらわざとやっているようで、やりたいのは蹴り飛ばしたボールを走って追いかけるという犬みたいな遊び方のようだ。
2.医療
1人でいる分には医療のお世話になる機会はそうないんだけど、子どもや家族がいるとただ医者に行って言われたとおりにしているだけでは不安になることが多い。自分でいろいろ調べてみたくなる。そうすると余計に不安をあおる情報があふれてて何を信じていいのかわからなくなる。やはりそういった情報を見分けるリテラシーが必要と感じてる。最近はTwitterなんかで情報発信している医療者が結構いて、有益な情報を得やすくなっていると感じる。まあ医療者だから信用できるというわけではなくて、発信してる内容や自分の知識と照らし合わせて誰を信用すべきか吟味しなくてはならない。
3.心理学
家族を持つようになってから自分以外の他人に興味が出てきた。特に子どもが何を考え、どう感じているのか、子どもの行動の理由に興味がある。
僕が大学で勉強していたころは学問のすそ野の広さに思い至らなかったけど、こういった分野もちゃんと研究している人がいて、いろいろなことがわかっているみたい。発達心理学や行動分析学、個人心理学(アドラー心理学)なんか興味の赴くまま読んでる。ぼくが考えるようなことは大昔に哲学者や心理学者が言語化してくれていて、ぼくはそれを読むことで自分で考え至ることのできないところまで考えることができる。学問は偉大だ。
4.仕事観
気が付いたら就職してもうすぐ10年が経とうとしている。その間にいろいろなライフイベントがあり、それに応じて仕事観も変化してきた。
新入社員のころは実家に住んでいて仕事中心の生活だった。仕事以外に特にやることもなかったので、仕事を早く覚え、専門的な知識を身に着けることだけ考えていたように思う。家に帰るのは風呂に入って寝るためだけ。職場が唯一の居場所だった。長時間労働も半分は自ら望んでしたものだった。
結婚して家族ができると少しずつ変わっていった。このころ仕事のプレッシャーと多忙で適応障害になって一時休職したのもあって、「仕事が全て」の仕事観はなくなった。復帰後からは常に「仕事をやめる」という選択肢を頭の片隅に置いてることでそこまで追いつめられることは無くなった。
子どもができるとさらに変化した。自分だけでは生きていけない子どもを抱え、家族の中で自分が果たすべき役割を意識するようになった。子育てというタスクに積極的に関わっていきたいと思うようになった。
台湾に出向したことも影響していると思う。海外に出て旧来の日本人的な働き方が選択肢の一つに過ぎない、と実感をもって意識できるようになった。
働き方改革が叫ばれて久しいが、ある働き方が悪く、ある働き方が良い、というような問題ではなく、多様な働き方を認めることが健全だろうと思う。そのためには今までの前例にとらわれることなく、自分の働き方を考えていく必要があると感じている。ぼくらの世代がそうした行動をとることで、子どもたちが働くころにはより多くの選択肢が取れるようになるだろう。
5.まとめ
とまあ、2020年初頭のぼくの興味関心を書き連ねてみました。思いのほか長文になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。