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希望の見つけ方(73):バカ話の友

なんの準備もなくていい
なんの役に立たなくていい
ゆるんだ自分のままでいい
 
ただただ
バカ話を楽しむ
 
そんな友との時間を
大切にしたい
 
バカ話とは辞書によると「とりたてて内容のないつまらない話、むだばなし」、とあります。効率一辺倒の人からすると、文字通り、バカ話なんて
時間のロス以外なにものでもないでしょうね。
 
でもバカ話もまた、人生の楽しみの一つ。自分をがんじがらめにしているものから解放されて、感じたままを語り合える楽しさ。私はときどき、学生時代の友人達とカラオケを歌います。ただただ、だらだらと昔の歌を歌い続ける。時間に意味を問わない。こんな時間もまた、かけがえのない時間です。私はバカ話の友を大事にしています。雑談力などという本が売れています。そのために普段から話題を豊富にしておこう…とか。でもバカ話は雑談力というほど
なにかの役に立つことを願っていません。なんの準備もなく、そのままの自分でいいから人と会話を楽しむことです。
 
私が青春時代をすごしたところは、しゃれや冗談を楽しむ空気がありました。
私の高校は東京下町の向島にありました。所属していた柔道部で10年先輩のWさんは、東京スカイツリーが目の前に見えるところで暮らしています。よく彼は、タンカのきいた江戸弁でこんな冗談を言っています。「おれんちはよー、タワーがぶっ倒れたらその突先のところにあんだよ」。田舎の人が聞いたら、なにか怒られているような口調です。でもそんなバカみたいな話をハハハ!と笑い飛ばす風土があります。
 
ときどき私の郷里九州に住むMさんから電話がかかってきます。「もしもし、松崎さん?こちら宮崎県警です」と神妙な声。(えっ何事だ?)と私を驚かすために、わざとのバカ話。こちらも慣れているので、はいはい、と冷静な声で応えます。Mさんは、癒し系とも呼べる人物で、なんの特別な用はなくとも彼から連絡が入ると、なにかホッとします。こちらの方も、なんの用はないけれど、ただただ声を聞きたいためだけに電話をします。
 
よく人と触れ合い、会話をすることが大事といいます。私は、人とバカ話をしよう、といいます。肩肘を張ることもなく、たがいに譲れない主張をするわけでもなく、ただただ会話を楽しむ。友とバカ話をするのは、まあ、人生のオアシスで、ゆるりと心身を休め、憩うようなものです。
 
 
◎「カイゼンひとくち英語」
Happy silly talk!
バカ話を楽しもうよ。
 
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