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じじいは、なぜ待てないのか?(6)
■話が長い人
事の顛末を
はじめから最後まで
話さずにはいられない人
あの映画どうだった?
と感想を聞けば、二時間の映画を
二時間かけて説明する人
断言、明言することに躊躇する人
「要するにこういうことなんです」
と言えない人
大切なことだけ話して下さい
とお願いしても
ぜんぶ大切!と思い込んでいる人
私の仕事の一つに講演があります。時間の長さにして、1時間から1時間半くらい。講演中、ああ、今日は会場がノッてないなあ、と気がつくときがあります。話し手としてはあせってしまう瞬間ですね。(つまらない話だなあ)と観衆に飽きられていないか、という恐怖心はいつもあります。講演の成功というのは、同じ時間でも短い、と思ってもらえるものです。
いつの頃からでしょうか、「共に歩む」を講演前、自らに言い聞かせるようにしました。話し手というのは、夢中になると、自分の話に酔ってしまって相手を無視してしまいがちなのです。はっと気がつくと、参加者は全然ついてきていない。話し手だけが独り歩きをしているのですね。つまり参加者と共に歩いていない。これはムナシイ(涙)!
共に歩むとは、相手の理解を確認しながら話を進めることです。たとえば、「私はこう思うけれど、あなたはどうですか」いう風に。すると相手と一緒に問題解決という道のりを歩いているような、快い気分になるものです。