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作家・土居豊の文芸批評
作家・土居豊が「文芸批評」として各種ジャンルの作品を批評します。
不定期に掲載。
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#ドストエフスキー
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土居豊の文芸批評・ドストエフスキー最大の問題作『悪霊』〜なぜ村上春樹は「悪霊」を「神の子どもたちはみな踊る」のエピグラフに選んだか?
土居豊の文芸批評・ドストエフスキー最大の問題作『悪霊』〜なぜ村上春樹は「悪霊」を「神の子どもたちはみな踊る」のエピグラフに選んだか? (1)村上春樹も愛読したドストエフスキー 今の世間で身近なところに、『悪霊』を語り合える知人が一人もいないのが、つくづく残念だ。 村上春樹の熱心な読者同士なら、ドストエフスキーについて少しは話せる。だがそれも、『罪と罰』や『カラマーゾフ』までが限度なのだ。 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の「私」が、『カラマーゾ
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土居豊の文芸批評 ドストエフスキー『罪と罰』 ラスコーリニコフの老婆殺しは、妹推しの兄が切羽詰まってやっちまったこと
土居豊の文芸批評 ドストエフスキー『罪と罰』 ラスコーリニコフの老婆殺しは、妹推しの兄が切羽詰まってやっちまったこと (1)なぜ、いま、ドストエフスキー? 唐突だが、ドストエフスキーを語ることにする。 それというのも、筆者は長らく村上春樹作品を批評してきたが、村上作品の根底には、ドストエフスキーからの影響が色濃いからだ。 村上自身、中学時代からドストエフスキーを読んでいたし、英語で米国ハードボイルドのペイパーバックを読むようになってからも、ドストエフスキーの長編を愛読して
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