5/21
2017/5/21
高校三年の5月21日
人生で最後のインターハイ路線。一発勝負に臨んだ。
結果は敗北。
2本目の赤旗、あれがどうしても忘れられない。
私はあまり過去に固執するタイプの人間ではない。
それでも、あの日の気温、天候、匂い、雰囲気はよく覚えている。
もちろん、肺炎になってしばらく通院生活になったことも。
これが陸上を続けている原動力になっているかは確かではないが、1つの理由となっていることは間違いない。
2021/5/21
関東インカレ
勝っても次の大会があるわけではないため、4年前とは違うが、私にとっては同じような場になるだろうと勝手に思っている。
結局、4年前のあの日以来、人生を賭けるような一発勝負に向かう機会が無かった。
もちろん、一発勝負だと思い込むことができなかったと言うのが正しいかもしれない。
次があるという、人間が必然的に逃れられないバイアスにかかってしまったためだろう。
それでも、今回は一発勝負がやってきたと考える。
決して、最後というわけではないが、私にとって集大成となると感じている。
成果をもちろん出したいが、4年前、あの場で味わえた感覚、または味わえなかった感覚を踏み締めて終わりたいと思う。
そして私が今現在の状況で陸上をやっている意味を見いだしたい。