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違いを面白がってシナジーを生み出した話【小学校受験と7つの習慣】

こんにちは。「7つの習慣」を学ぶワーママのコミュニティ「DO IT NOW」のキキです。


二度とやりたくないアレ

11月第1週。この時期が来ると、「もうやりたくないね」と夫婦でいまだに震えながら思い出す出来事があります。
それは小学校受験です。

小学校受験と聞くと「あんなに小さな子どもが、ペーパーテストの勉強をたくさんやってかわいそう」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、実のところはそうではありません。

ペーパーテストは、算数や国語の土台となるような知識を問う問題もありますが、季節の行事や生活の常識を問うものも多いです。また集団でひとつの物を制作するなどの「行動観察」と呼ばれるテストもあります。日常生活を大切に過ごしているか、思いやりを持ってお友達や知らない人に接することができるかなどを見られています。

そう、小学校受験は「親がどう子どもを育てているか」を問われています。
ですので「小学校受験は親の受験」とも言われるのです。


夫婦の結束力が問われる小学校受験

そんな小学校受験に挑んだ我が家。
いちばん夫婦が一致団結したのは「願書・面接対策」でしょう。

5分から15分程度の面接で「貴校の教育方針と我が家の教育方針が合致していて、うちの子はまだできないこともあるけど、その教育方針に沿って試行錯誤しながら育てています!」というアピールをするのです。

その数分間のために、我が家は1か月くらい夜な夜な毎日数時間、ふたりでどう答えるかをディスカッションし、回答を作り上げていったのです。

オーソドックスな「どんな人に育ってほしいですか」「お子さんの長所、短所を挙げてください」という質問から、宗教系の学校だったら「宗教教育についてどう思いますか」、男子校(女子校)なら「なぜ男子校(女子校)を選んだのですか」、はたまた「学校のルールと家庭のルールが違ったらどうしますか」「子ども同士がケンカした場合どうしますか」という親の考えを確かめる質問から、なぜか「ご両親が親から受け継いだ大切なことは?」など親自身のことを聞かれる場合も。

それだけじゃありません。某難関女子校では、「面接で空のお弁当と箸と布が用意されていて、それを受験者が目の前で包む」というテストが定番。
これはきれいに包めるのは当然のこと(家の手伝いや、自分のことは自分でやっている証明になる)、おそらく失敗した場合、どんな声掛けをするか、フォローをするか親の対応を見られているものと思われるテストです。

四方八方から親のあり方、教育方針が問われる面接。
付け焼刃ではどうにもならないことが伝わったでしょうか。

面接での想定質問(100個以上用意した)に対して回答を作り上げたのですが、その回答の裏に何時間もの話し合いがありました。
私も夫も自分の価値観をあぶりだし、その価値観が育まれた自分たちのバックグラウンドや社会に出てからの経験を共有し「では、我が子はどう育てるか」をすり合わせていったのです。

その作業はまさに「夫婦の価値観の違いを面白がり、子どもの教育のためのシナジーを生み出す」の繰り返しでした。


疲れずに「違いを面白がってシナジーにする」ためのネタ

このように「11月に面接がある」という期限があったので短期間のうちに詰めてやりましたが、2人ともかなり疲弊しました。(夫曰く「頭を使って疲弊した」とのこと)

おすすめはちょっとずつ日常生活の会話の中で違いを見つけたら、それを面白がって話を深めていくこと。「子どもの教育」というテーマだったら、とっつきやすいのではないでしょうか。

もしテレビを見る習慣があるのでしたら、こちらの番組をネタに話をするのはいかが?
THE名門校 日本全国すごい学校名鑑:BSテレ東 (bs-tvtokyo.co.jp)

行きたい学校が見つかる“テレビ学校訪問”
伝統と歴史ある日本の『名門校』に一歩足を踏み入れるとどんな風景が広がってるのか?現役の生徒たちはどんな思いで何を目指して日々「熱い青春」を燃やし続けているのか?学校のホームページや卒業生の言葉だけではわからない「名門校の生の姿」を伝えていく情報ドキュメンタリー番組です。

番組公式サイトより引用

公立私立の違い、各校の教育方針、昨今の英語教育・探究教育・IT事情などに触れ、自然と相手の考え方を引き出せるのでは?
我が家では女子大を堪能した私の「同性のみの学校は楽しいのでは?」説と、中高一貫の男子校から理系の学部に進んでしまった夫による「同性のみだとゆがむ」説がぶつかり合い、夫の暗めな青春を垣間見ました。

ちなみに実際の面接では、夫に質問が集中し、私は、しどろもどろになりながら頑張って答える夫をとなりで「うなずきながら微笑む」という大役をやりきりました。「親の面接特訓3日間」に通い、プレゼンに磨きをかけた、あの夏の私の時間は何だったのでしょう(笑)


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★「第6の習慣 シナジーを創り出す」をテーマにした過去記事もどうぞ
不在で気づく、家族の真髄”シナジー”|DoItNowコミュニティ (note.com)
子どもが自ら解決できる力を養うには?|DoItNowコミュニティ (note.com)

書き手:キキ
勢いで下の子も翌年幼稚園受験して大変だったワーママ@東京


7つの習慣を学ぶワーママコミュニティ「DIN」について

【旅の準備に「7つの習慣」をお忘れなく♪(不定期更新)】
旅×7つの習慣|DoItNowコミュニティ|note

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