#熊本にはもっとVCファンドが必要だローカルVCの作り方_230417@XOSSPOINT.
今回、熊本で本イベント実現の経緯はばっきーくんのこちらを。
1.VCの立ち上げについて
(自称)ゼロイチがすきな、『弁護士崩れ』と『酒屋の息子』でやっているファンド。そもそもファンド、VCがやりたかったというよりは
瀬戸内にいる人が不利益な世界が嫌で、結果的にVCという役割を選択した。
ファンドが実際に運用する金額は調達額のうち80%程度。残りはファンドの運営費などの必要経費。
お二人はVC設立の1年ほど前から出資先を探し、2年半ほどで
13社に出資
出資金額は1件あたり 300〜500万円ほど
に投資。
ファンドの調達先としては地場の老舗企業だった。
2.ローカルVCの運用について
出資先へのスタンス
岡山だけでなく、「瀬戸内」エリアという表現を使って広くふわっとしたのは良かった。ローカルに起業家母数が少ないという事実は受け入れた上で、気運づくりこそが地域に対する価値。
投資先を見ればわかるように、金融系VCはシードに投資しにくい。
人間は感情で動く生き物であり、経済合理性を超えたノールック投資も時には。
3.ローカルVCとしての生存戦略
バリューよりポジションが重要、もはや存在自体をバリューとして捉えている。
地域にフォーカスした事業者は域内の市場だけではスケールしないというジレンマを抱えている。
イグジットを目的としない、インパクト投資(経済性以外の効果)も行なっており、ローカルのYouTuberにも投資している。(5年で売上2倍目標というスモールビジネスモデル)
SetouchiStartupsは、『日本、世界を商圏にするための東京』というスタンスで瀬戸内エリアの起業家に投資している。
スモールビジネスで売上利益をつくってから、スタートアップ(エクエティ)モデルに投資するのがベストなやり方だと、改めて実感している。
瀬戸内VCの波及効果
エコシステム【先輩起業家、プレイヤーのつながり】ができてきた。
エリアにフラグを立てることができ、注目度を得ることができた。
運用資金を調達して、ローカルの起業家に投資する仕組みは、
”信用創造”ならぬ、”信用代行”。
4.ベンチャーピッチ
最後に、熊本ゆかりのベンチャー企業のピッチも。