06. 【#読書】 推薦書籍 「文系AI人材になる」 #野口竜司 @noguryu
AIは研究開発して作る時代から、使いこなす時代に変わりました。
これはもう絶対です。
研究開発はアカデミックな方々に任せて僕ら凡人はそんな専門的な部分ではなく使いこないしてなんぼの正解に飛び込みましょう。
僕らはパソコンは使いこなしますが、パソコンを作ることはあまりしませんよね。
中には自作PCというマニアックな世界がありますが、そちらは好きものの人たちに任せておけばいいのです。
そんな感じのお話がわかるのはこちらの
「文系AI人材になる」by 野口竜司
です。
こちらの本は2020年に出版された本です。
現在2024/4なので4年前。
この頃から野口氏はこれを言い続けています。
というか、言われていたのですがまだその頃は
AIの発展途上って感じで研究開発に投資をする方が流行っていたために
AI人材といえばAIエンジニアを育てるという方向性にあったと思います。
僕もそう。AIエンジニアの端くれになるために勉強していた時期です。
本書ではそんな開発シーンのコモディティ化、
そして僕らの仕事の本質は困りごとの解決であるという部分を教えてくれます。
その上で、最低限のAIのことをわかりやすく解説。
おおくの事例をまなび、使えそうなものを、使い倒し、
困りごとにマッチする技術をもってくることができるようになります。
ところが、
続編のともいうべき
「chatGPT時代の文系AI人材になる」では、
AIは少し前まではある程度の専門知識が必要でしたが、
chatGPTは言葉だけで「動く」そんな時代になりました。
と書いていあります。
これとんでもないです。
これまで勉強してきたAIのこと
一旦、全部忘れていいと思う
それくらいの進化だと言っています。
chatGPTのすごいところは、精度うんぬんではなく
世界中の誰でも使えるようにしたところにあると思います。
そしてchatGPTだけではなく、さまざまなアプローチでAIサービスがどんどん出てきました。僕たちの仕事を支えるために。
そうなるともう、AI活用人材として必要なものは、
AIを使うことではなく、
AIを活用するためのマインド(AIをあやつるチカラ)ということになります。
さて、誤解がなきよう
あらためて今回ご紹介した2冊についてお勧めしたい人を解説します。
まず、本記事メインの
「文系AI人材になる」
の方は、主に「エンジニア」の方や、DXに関わる方々にお勧めです。
AIの研究開発、AIソリューションの受け入れなどをしてきたエンジニアさんの皆さんにとって刺激的な内容となっています。
なんのためにAIを作ってきたんだっけ?というのを改めて考えさせられると思います。そして、AIは道具だ、使うもんだとなったらきっとあなたはAI活用人材として活躍できます。
次に、続編の「chatGPT時代の文系AI人材になる」
については、事務系を含めて全てのデスクワークをしている方々にお勧めです。
chatGPT時代となった今、必要となる「AIを操る7つのチカラ」について解説があります。
ぜひ技術書を読む前に、心構えとしてお読みください。
ちなみに僕は、初期の「文系AI人材になる」が刺激的でよかったです。