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時渡りの主人公に迫るドラゴンクエスト5

9/27はドラゴンクエスト5の日

子供の頃にやったときと
子供が生まれてからやった時とで
全然印象が違うドラゴンクエスト5(以下DQ5)

DQ5での特筆すべき功績は、
「まもの使い」という概念を生み出したこと。

DQ4ではライアンとホイミスライムのホイミンが仲間になるという試みがあり、
まものが協力するという実績が立ちました。
DQ5では「まものがなつく」という概念にかわり、
まものが主人公になつくという明確な理由(後述)を設定することで「まものと協力する」というシステムが生まれました。

そこからドラゴンクエストモンスターズに発展し、スピンオフとして大人気シリーズとなりました。

そして、DQ5は
ドラクエ史上初の『主人公が勇者じゃない』ドラクエナンバリングなのです。


では、今回も僕の勝手な解釈でストーリーを眺めていきます。
思い出しながらなので途中抜けてたりはごめんなさい。

今回のテーマは『時渡り』



DQ4から数百年後が舞台


ふざけんな、たった数百年で天変地異でもあったのかってくらい地形が違う!!

← DQ4              DQ5→

からはじまるストーリー

そして、DQ4に出てきた(マスタードラゴンと)天空城が地上に落ちます(衝撃)

そして、光る玉がとある城の屋上に、、



とある港に到着した船
屈強な父と幼い男の子が乗っていました。

パパス

先にネタバレしますけれども、
おとーちゃんの方は『パパス』で、グランバニア王国の国王。
主人公のおとーちゃんだから『パパっす』でパパスだとかなんとか。

パパスがなぜ主人公を連れて旅をしているかというと、連れ去られた主人公の母である『マーサ』を見つけるためです。
マーサは『魔界の扉を開閉できる』という力をもってちてそれが理由で魔王に狙われたということになっています。

『ママさ』からマーサですね。

たぶん、しらんけど。


この時点で幼い主人公はなぜ父パパスと旅をしているのかは明確に知らされていません。


プロローグのこのシーンは、パパスが世界中を旅をして
『天空の剣』
を入手し、保管するために拠点(サンタローズ)に戻ってきた
という場面になると推察されます。
無論、その事も主人公は知りません。

少年期

サンタローズの村に戻ると、
自宅に『サンチョ』が居ます。
留守を預かっていたパパスが信頼するグランバニアの家臣です。

サンチョ

このサンチョが僕はゲームクリア後にとんでもない事件を起こすのではないかと思っています。

パパスと主人公ちかくのアルパカという村に向かいます。
そこには幼馴染となる『ビアンカ』がいます。

ビアンカ

ビアンカと一緒に村を探索すると、
子猫をいじめている子供達が居ます。
それを助けるために条件として『レムール城』のオバケを退治する事になります。

夜になって、ビアンカと共にレムール城にきた主人公は、
城にいた王様の幽霊からのお願いを聞き入れオバケ退治を行います。

ここで『ゴールドオーブ』を入手
そして約束通り子猫を救い出します。

その子猫が実はベビーパンサーで仲間になります。


ここでビアンカとはお別れです。


パパスとサンタローズに戻った主人公が1人でふらふらしてると、ある青年に話しかけられ
『ゴールドオーブを見せて』と言われます。
ちょっとだけだぞ!と見せてあげるとすぐに返してくれます。

まさか、それが未来の自分とは知らずに。

このイベント。
あとでまた解説しますが本編だけではわからない秘密があると思っています。
後ほどテストに出ます。


その後、妖精と知り合った主人公は
『はるかぜのフルート』を取り返すという偉業を成し遂げ、
妖精の国と繋がりを持つ事になります。
これも後ほど先程のイベントに関わるポイント。


その後、『ラインハット』王国にパパスが呼ばれ、
ヘンリー王子の面倒を見る事になります。

イタズラ好きなヘンリーのせいでてんやわんやあったせいで、ヘンリーがモンスターに誘拐されてしまいます。

パパスはヘンリーを助けに行きますが
ジャミ、ゴンズ、ゲマとの戦闘で
有名な『ぬわぁーーーーー!』されてしまいます。

ぬわーーーーのくだり



気絶していた主人公がゴールドオーブを持っていることに気づいたゲマはそれを破壊し、
主人公とヘンリーを奴隷として連れ去ってしまうのです。
ベビーパンサーは野に放たれ、モンスターとして生きる事になります。

尚、ゲマが現れるまでジャミとゴンズを1人で闘い、ほぼ勝ってたパパスの戦闘能力の高さに驚きます。
ゲマも人質に取らざるを得なかったと考えると要注意人物であったことがわかりますね。
単に王族であるパパス。
今の所、それ以外の重要な所縁がないため
DQ5内では最強の一般人という事になります。

カッコいい!!


ヘンリー王子を失ったラインハット王国は激怒し、ある事件を起こします。
それが後々サンチョに大きな闇を残す事になります。


それから10年が経ちます


青年期

建築中の『神の塔』からストーリー再開。
パパス亡き後、10年もの間を奴隷として過ごした主人公とヘンリーは親友として育ちました。

奴隷として育ったのにそれなりに教養がある2人はさすが王族ということでしょうか。

そこにいた奴隷の女性『マリア』を救うために一念発起した主人公とヘンリーは、マリアの兄のサポートを受け樽に潜んで海へ脱出します。


修道院に助けられた3人は、傷を癒やし、再び旅にでますが、
マリアは修道院でシスターになると言って残ることに。


オラクルベリーを通って、サンタローズへ向かう主人公とヘンリーがみたものは、
滅ぼされた村の姿

ヘンリーがいなくなったラインハット王国がパパスを怨み、拠点としていたサンタローズを滅ぼしたのでした。

この事件のみ、王国が村を襲うという人による事件
パパスもいないのに、サンタローズの人からしたら飛んだ逆恨みです。
そしてほぼヘンリーのせいなのに。

ぼろぼろになったサンタローズの奥にある洞窟に入ると、
パパスからの手紙と『天空の剣』を発見します。

手紙には、母マーサが不思議な力がありそのせいで『魔界』に連れ去られてしまったということ、
魔界に行き魔王に対抗するためには『天空の装備を見にまとった伝説の勇者のチカラが必要』という事。
『伝説の勇者を探し、母を助けるのだ!』

ここでみなさんもやったとおもいますが、
主人公に天空の剣を装備させようとしたと思います。
実はパパスの息子である主人公が伝説の勇者だった!!という流れを期待していたのに、

装備できない事に驚いたと思います。

『俺(主人公)は勇者ちゃうんかい!!』

って当時なった方は、いまスキ❤️をつけてください。よろしくお願いします。


主人公とヘンリーはパパスの手紙をもとに目的を『母を探し救い出す』に定めて旅を続けます。

そして、ヘンリーの故郷であるラインハットへ。
10年ぶりに王子が凱旋です。

が、なんだか王妃の様子が変

あーこれ魔物が変態しとるやつやーんって事で、
再びマリアを仲間に加えて『ラーのかがみ』を入手して正体を暴き、偽太后をぶっ飛ばします。

ラインハットでヘンリーとマリアが離脱

主人公は1人で旅を続けます。

途中でキラーパンサーを仲間に加えて、
ラインハットへ戻ると、

ヘンリーとマリアが結婚。
おまえら、、、という気持ちを抑えて旅を続けます。

天空の盾の話を聞いて『サラボナ』の街へ。
いくつかの頼みごとをクリアする途中でビアンカも仲間になります。

そして結婚イベントへ。
幼馴染のビアンカ
天空の盾はフローラとの結婚祝いという条件
フローラの許嫁の言葉
フローラの想い

いろんな想いを重ねて、主人公はビアンカと結婚する事にします(しました)
(リメイク版ではデボラというフローラの姉も選択肢になります)

ビアンカもフローラもデボラも本当の親は不明という事になっています。

フローラの父であるルドマンから『天空の盾』お祝いとして受け取り、なんやかんやで
とうとうグランバニアに辿り着きます。
サンチョとの再開!

ビアンカが貧血で倒れます。

現国王のオジロンに話しかけると、主人公が正当な王位継承者だということで試練を受け、王様になります。
それが気に入らない大臣。
なんと大臣はゲマとの内通者でした。

ビアンカは双子を出産。

その後、大臣の手引きでまものが城に侵入。
ビアンカを連れ去ってしまいます。

それを追って、なんとかジャミまで倒したところでゲマ登場。

石化なう

なんと、主人公とビアンカは石化させられ10数年が経ち、いつのまにか石像として見知らぬ場所に持って行かれてしまいます。


青年期(後半)


とある一軒家(?)の守りの像として飾られていた主人公像の元にサンチョと2人の子供がきます。
子供達が石化を解いてくれ、主人公の子供であると教えてくれます。
息子はレックス、娘はタバサと言います。

親として思うに、赤ちゃんかしばらくの子育ての時期を過ごすことができなかったことはすごく辛いことだなと思います。。。

そして、

レックス『僕、天空の剣を装備できたんだよ』


おまえかーーい。


パパスの代から探し求めていた伝説の勇者は、孫だった件!

レックス

次に『天空の兜』を入手してレックスに装備させると、レックスの肩書きが『主人公のむすこ』から

『伝説の勇者』

に変化します。
主人公は『勇者の父親』に変わります。

サンチョ頑張ったなー。。
子供達を守り抜き、冒険に出れるレベルまで育てるとか。
そして諦めない精神。
パパスに通じるものがあります。
おそらくはパパスへの忠誠心が今もあるのだろうと考えます。
3代に使える忠臣。


母マーサの故郷であるエルヘブンで話を聞き、
一行は落ちた天空城を復活させるために動きます。
地下遺跡の洞窟で何十年もトロッコに乗ってぐるぐる回っていた『プサン』という男を助けて
落ちた天空城へ向かいます。


このプサンは後ほどマスタードラゴンである事がわかるのですが、
4で散々、地上に降りたらあかんって暴れ回って4の勇者の親を雷で処したり、エンディングてまは『地上で暮らす必要はあるまい』的な事を言ったりしていたのに、5の時代では地上で遊びまくってたんですよね。
おまえが処されろ。

天空城が落ちた理由が『ゴールドオーブ』を失った事である事がわかった一行は、
オーブを作ったとされる妖精の女王に会いに行く事になります。
(ゲマが『ぬぁー』後に砕いてしまいましたからね)

ここで少年期での妖精との繋がりが生きてきます。

現女王は、天空城を浮かすほどのオーブは作れないとの事でゴールドオーブにそっくりな『光る玉』を授けてくれます。

そして、過去の自分に会って光る玉とゴールドオーブをすり替える大作戦がスタート。

ドラクエ初の時渡りになります。

過去のサンタローズに行き、少年期の自分に会いに行きます。
やっぱり、成長した自分だったのか!!
って思いましたよね。

ここで、2人はこんな会話だったことがわかります

過去のサンタローズ

青年主人公
「坊や お父さんを大切にしてあげるんだよ」
「坊や どんなツライことがあっても 負けちゃだめだよ」


少年主人公
「うん。どんなにツライことがあってもボクは負けないよ。」

ドラクエって基本的にプレーヤー(あなた)は話をしません。
だから少年期では話しかけた青年の言葉、青年期では話しかけられた少年主人公の言葉が聞けます。


「お父さんを大切にしてあげるんだよ」

に泣けます。


そして、みなさんはこのまま帰らずにパパスにも会いに行きましたね?行きましたよね??


パパス「ん?誰かは知らんが私になにか用かな?」
「なんだって!?おぬしが私のむすこ?」
「わっはっはっはっ!私の子どもはあとにも先にも○○1人だけだ!なにかほかに用でもあるのかな?」
「ふむふむ…。ではラインハットにはいくなというのか?

「私がラインハット城によばれているとよく知っていたな…。わかった!おぬしは予言者だろう。
わるいが私は予言など信じぬことにしているのだ。

しかし私の妻に似た目をした人よ。
おぬしの忠告だけは気にとめておこう。
さあもういいだろう。私はいそがしいのだ。
向こうに行ってくれないか」

僕はこれ、パパスは主人公に気づいたと思うんですよね。
そしてラインハットで何かあるとも。
だけどパパスの義理堅い性格上、断れない。

だから『手紙を残した』んだと思います。

過去を変えた主人公

今日の本題はココです。
この後の魔王までのストーリーはどうだっていいんです。

表向き、主人公が少年主人公からゴールドオーブを交換した事で『未来を変えた』という話になっているんですが、

僕はね、
ここで重要なのはパパスに会ったことで『過去を変えた』ことが後々世界を救う事になったのだと確信しています。

手紙の冒頭

主人公よ。
お前がこの手紙を読んでいるということは
何らかの理由で 私はもうお前のそばにいないのだろう
すでに 知っているかもしれんが 私は邪悪な手にさらわれた 
妻のマーサを助けるため旅をしている。

主人公が過去のパパスに会って「ラインハットへ行くな」と助言したことで、手紙を書くことになったのではないか?という話。


(本当は会わなくても物語は進むんですが)

主人公が過去に行ってパパスに会ったことが要因となって『パパスが手紙を書いた』と仮定してみてください。

ここで、パパスに会わなかったらどうなったか。
手紙がなかったら。

世界はどうなったか。

まず、パパスの手紙の内容がどんなものだったのか振り返ると、

母マーサの話
天空装備の話
伝説の勇者の話
の3つです。

母を助けるために、天空装備を集め、伝説の勇者を探すのだ!

という『情報』

パパスがぬわーされるくだりでは、母マーサが生きていることだけを聞くことができました。

それ以外の情報はないはずなのです。

なので、手紙がない状態で滅ぼされたサンタローズに訪れた主人公とヘンリーの心情としては、
・なぜ街が滅ぼされたのか
・サンチョはどこへ
・ダンカン家(ビアンカのおうち)はどうなったのか
が気になるはずです。
ちなみにダンカン家はアルパカから姿を消しています。

となると、気になるのはサンチョです。

ヘンリーは街が滅ぼされたのがラインハットのせいと知ったからか
もどりたいと言い出します。

ここで、
手紙の情報があったからこそ、ヘンリーの弟であるデールから天空の盾の話を聞くことができ、主人公は天空の装備を集めるために
ポートセルミに向かい、サラボナへ行って見事に天空の盾を入手するのですが、

この情報がなかったら、、おそらく行ってない。
まずは陸路でラインハットそこからサンチョの行方を探すためにグランバニアを目指すことになると思います。

そう、独身のままで。

グランバニアには、ゲマと内通している大臣が待ち構えています。

もともとのストーリーと同じように、
オジロンからクエストを与えられて試練を乗り越えた後、
おそらくはゲマと対峙することになり、

一人で石化させられてしまう可能性が高い。

そうなると、、、結婚しておらず、子供も生まれないので、

誰も助けに来ない or その場でゲマに○される運命だったのではないかと思っています。


過去に帰ってパパスに会ったことが本編の行く末を変えたかもしれないという説でした。


信じるか信じないかは、あなた次第です。


DQ5記念日おめでとう!!!


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サンチョですが、エンディングまヘンリーとはちゃんとは仲直りできていません。

「○○王はもう このラインハットの国に対しては なつかしい想いだけでしょうか……?でも私は…私は………。

「頭ではわかっているのですが 正直ラインハットにいると胸がはりさけそうになります」

「まったく どの口があんなことを言うのか…。 おとなしければ パパスさまが子守りをさせられることなどなかったはずですのにっ!

「たしかパパスさまがお亡くなりになった時のきっかけは 王子さがしから………………………………。」

ラインハットの行く末が ひとごとながら心配ですよ。とほほ…」

「じつはあの時 妙な胸さわぎがして 坊っちゃんたちのあとを追いかけたんですよ。でもラインハットにはすでに パパスさまの姿はなく いく日もあたりをさがしまわりました……。とほうにくれて村へもどれば こんなことになっていて…うっうっうっ…」

「このあたりはサンタローズに近くて イヤでもいろんなことを考えてしまいますね」

「もう長いこと お酒は飲んでません。気持ち良く酔えそうになくて


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ドイのnote
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