閉鎖病棟にいた話

8/8〜9/7の1ヶ月間閉鎖病棟にいました。
理由はOD(過量服薬)による自殺未遂です。
その日は別に死ぬ理由もなかったのですが、なんだか人生今楽しいまま死ねたらいいな〜と思って市販薬のレスタミンを300錠酒で流し込みました。(致死量は120錠と言われている)
もちろん完全自殺マニュアルにも載っているように、その量では死ねず、翌朝吐瀉物まみれになってるのを親に発見され緊急搬送されました。
尚、発見時には蝋燭をもちながら意味不明なことを呟いてたみたいです。多分元彼を呪ってたんだろうと思う。潜在意識こわ。
ODによる自殺未遂は3回目でさすがにダメだろということで閉鎖病棟に送り込まれました。

閉鎖病棟入院には任意入院、医療保護入院、措置入院の3種類があります。
私は本人の同意なく、保護者の同意のみで入院できる医療保護入院でした。そのため、最初の2日間は保護室と呼ばれる鍵のかかる独房のような部屋に入れられました。
保護室にはトイレと布団以外なく、ひたすらに泣くことしかできませんでした。ベッドフレームで首を吊る可能性があるということで、 布団のみ床に敷かれて寝起きしていました。
そこで問題を起こさなかったので3日目、カメラ付きではあるものの個室に移動になりました。
個室に移ると制限はなく、ベッドはないもののホールという患者たちの集まる場所で過ごすことや入浴も(時間はきめられているものの)自由になります。閉鎖病棟攻略の一歩目はまず個室に移ることと言っていいでしょう。
個室に移ってからは携帯が取り上げられてたためひたすらに本を読んでいました。何かしていないと気が狂いそうでした。
その後ホールで他の患者たちと交流をし、病棟内での地位を確立していきました。病棟内にも学校と同じようにカースト制があるのです。
私は幸い病棟の主のような人物と仲良くなれたためそこそこ楽しく生活を送れました。
病棟内では看護師は何も教えてくれないため、他の患者たちにルールを教えてもらいました。最初に優しい女性患者に声をかけてもらえなかったらと思うと今でも怖いです。

そこではまぁ色んなことがあったのですが、プライバシーの問題もあり伏せておきます。
入院して良かったかどうかは今でも分かりません。ただ、社会勉強にはなりました。
過量服薬では人は死なないと分かったので次を探しています。おわり。


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