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HUNTER×HUNTER401話ネタバレ

HUNTER×HUNTER401話(10/7号)ネタバレです!!!気をつけろ!!!
大丈夫ですね?! ネタバレですよ!!

結論

ビヨンドはナスビ殺害のために捨て駒を準備した(30年かけた)

ビヨンドの目的

401話でビヨンドの過去行ったことについて、ロンギ視点で追加情報があった。
この情報を処理するにあたり、ビヨンドの最終目的について、改めて整理しておきたい。

ビヨンドの目的は「暗黒大陸を誰にも縛られずに冒険する」。
だが、同じような目的をもつジンと比較すると、ジンの目的が「冒険をする」ことであり目的=手段であるのに対し、ビヨンドの目的は「暗黒大陸を冒険する」だけでなく、「リターンを持って帰る」ことにもあるところに違いがある。

そもそも50年以上前(ゾハエ病患者が50年以上収監されているため)、ビヨンドは錬金植物メタリオンを目的としたクカンユ王国主導の調査団に同行した。そして、結局は失敗している。だから再挑戦したい、というのが現時点で起きていることの本筋であるはずだ。(これすら違うとなったらお手上げ)

ビヨンドは、再挑戦して、今度こそ成功したい、成功とはつまり、「暗黒大陸を誰にも縛られずに冒険し、リターンを持って帰りたい」と思っていて、これが現在のビヨンドのモチベーションであると先ず確認しておきたい…!そのためにカキンと手を組んだ。50年以上前のパートナー、クカンユ王国とは袂を分かっている。

ビヨンドは、暗黒大陸に一回行って、失敗した。
そして今回は二回目である。
だが、今回暗黒大陸二回目のチャレンジが実現できたとして、二回目でも上手くいくとは限らない。ビヨンドならそう考えると思う。どんなに準備しても、暗黒大陸では何が起きるかわからない。トライ&エラーがやりやすい環境を作っておかなければ、二回目が失敗した時、その次(三回目)で、またG4だのハンター協会だのにやんややんや言われるところからスタートでは、いかにもまどろっこしい。

ビヨンドはジンと違って、「一回門を潜り抜けられれば、後は好きにやるさ」というタイプではない。三回でも四回でも、つまり、「暗黒大陸の冒険(帰ってくるまでが冒険です)」を、定期的に、望むままに、何度でもやれる状況を作りたい、と思っているはずだ。

つまり、ビヨンドが50年かけた準備というのは、単純に「暗黒大陸に誰にも文句を言われずに行く」だけでなくて、「暗黒大陸の冒険に行って、失敗して戻ってきても、直ぐ再チャレンジが出来る体制を整える」、そのための準備だったと考えた方が自然では…という話をしています。

再チャレンジに必要なのは、ジンいわく、「①許可」「②資格」「③手段」「④契約」。
「①許可」と「②資格」を得るために、ハンター協会に内通者(パリストン・サイユウ)をいれる。
「①許可」と「③契約」を得るために、カキン帝国に入り込む。
「④手段」を得るために、中継地に移民を準備(無人島に出張版カキン帝国を築き、そこを物資などの補給の中間地点とする)、本土と中継地の息きの為にクジラ号をたくさん作る(2号、3号が作成されているのはアナウンサーが発言している)。

でもそれに、「繰り返し、何度でも、暗黒大陸に行ける体制」という条件が加わったら?

ビヨンドの目的とビヨンドチルドレン(捨て駒の方)

どうやったらそのビヨンドの目的に、今回の、「(呪いの力を付与した)自分の子供を大量に軍属としてクジラ号に乗せる」が関係してくるのか?

当事者であるビヨンドチルドレン(捨て駒の方)であるロンギは、「自分達を使い捨てのコマにして、誰かを殺させるつもりだ」と言うくらいのことしか言っていない。実際、ロンギにかけられた呪いは、「死後に発動する、強い呪い」ということしかわかっていない。ロンギが頼った高名な念能力者の情報である、「誰を狙っているかはわからないが、確実に呪殺するための呪い」というのは信じていいと思うが、「王子を狙う」「第一王子ではないが、王子であるはず」つまり、「ビヨンドの実子である○○王子のために、他の王子を呪殺するためにロンギたちが準備された」というストーリーはロンギの判断であり、そのまま採用は出来ない。

そもそも、ロンギたちへの呪いが、出生時点(新生児)でかけられたものであるのならば、それは30年前で在り、その時点でこの子が第○王子の兵になるかなどを見分けることは不可能ではないか…と思う。王子が生まれる度に同じことをしていたとロンギはいっており、同期が直属であるツェリあたりまではそれでもいいかもしれないが、マイヤームなど年若すぎる王子には、「王子と生まれた時に作った子どもを呪い担当とする」というのは出来ない芸当になってしまう。六歳の兵士はさすがにおけないからである。

それよりも、先述のビヨンドの目的である「未開の地である暗黒大陸を誰にも縛られずに探検し、かつ、失敗しても再チャレンジが出来る状況を作り出す」のであれば、ビヨンドチルドレン(捨て駒の方)は、「ナスビ=ホイコーロの殺害」のために生まれたと思った方が素直じゃないですか??

暗黒大陸行き放題体制作成プラン(仮定)

①クジラ号にて、ビヨンドチルドレン(捨て駒の方)の「死後の念」を複数人分発動、カキン壺を破壊。そして、ナスビ=ホイコーロも殺害
 →既にハルケンブルグが暗殺に失敗しているが、強力な「死後の念」を十人以上準備すればイケるのでは? そもそもこのカキン壺も多分誰かの死後の念であるのだから、死後念には死後念をぶつけるんだよ! 理論です。
  
 ※王子の数が十人ちょいだから十人(の死後の呪いが準備されている)というのはロンギの判断であり、そもそもこの計画が始まった30年前で確実なのは「(年齢的に)ナスビが存在している」と「(代々受け継がれている)壺がある」ことのみ。
  ナスビが何人子供を産もうと、妻を娶ろうと、最終的な王子の数に関係なく、「壺を壊せるだけのビヨンドチルドレン(捨て駒)」が準備されただけ。

 ※その人数が、なるべく壺のある第1層に近い場所に乗っていればよかったので、「誰の護衛になっているか」というのは、関係なかった。船に乗ってさえいればいいレベル。

②ナスビ死亡後、正室であるドゥアズルorウンマと、ビヨンドがその場で・即・再婚する。

③ある王子の父がビヨンドであることを発表する。

④「正室の夫であること」と「王子の父であること」を根拠に、ビヨンドが即位する。

このプランが実現できれば、
カキン帝国の意志=ビヨンドの意志となり、「未開の地である暗黒大陸を誰にも縛られずに探検し、かつ、失敗しても再チャレンジが出来る状況を作り出す」ことができるようになる

これがビヨンドの狙いでは??!?!?!! と思っているわけです。

そもそも、ロンギの話を聞いていて、ロンギorマカハの養父母の思惑も気になったんですよね……。

養父母たちは、養子には「カキン帝国による世界統一のため、ビヨンドの実子を権力の中枢(軍)に近づけておきたい」と説明していましたが、マカハが側近になれなかったときに「失望しなかった」。
つまり、養父母たちにはカキン帝国による世界統一以外の、別の目的が共有されていた、
それが「ビヨンドの即位」であれば、養父母がビヨンド個人に心酔していたとみなすことができます。
もしくは「ナスビの暗殺」であった可能性もあります。この場合、子どもの命と引き換えに、憎い男の命を奪う…というようなモチベーションです。養父母が現カキン王国に吸収された小国出身である等、動機は考えられる気がします。
(30年前といえば、真林館事件が起きたタイミングであるので、事件の詳細は不明ですが、両親たちは真林館事件で負けた側と考えることもできます。真林館事件は静かな革命だったらしいので特にそういうことはなさそうですが……)

誰がビヨンドチルドレン(王子の方)か?

正直、この案だと「誰がビヨンドの息子か」というのはあまり問題ではなくて、①が起きている段階で、実子の王子が生きてさえいればOK。
別のところで誰かは真剣に考えたんですが、そこでの結論と変わらず、私はカーミラかな…と私は思います。ネコノナマエ、一番死ななさそうな能力なので。この案において、ビヨンドチルドレン(王子の方)に求められることは、ビヨンドの正統な権利を保障するための根拠、つまり「死なない」ことの一点です。

ハンターハンター面白いよう…。これが来週も読めるんですか?!?!?!?!やったー!!!


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