転職日記14(ことばと作法)
前職の時の友人が、うちの職場のカフェに遊びに来てくれて、私と利用者の人たちとのやりとりをみて、人が集まってきてしゃべりにくるんだね、と言っていた。
他に、お客さんが居なくて、仕事の詰まった時間の後だったことも大きいと思うけど。
でも、「ここでの言語をやっと覚えたから」と答えて、じぶんでハッとした。
ここの人たち、コミュニティのやりとりの基本方向、やわらかいことばで受けとめ合うというよりは、からかいのような軽口をはさみながら、その人らしさを共通にしあうような作法というか。
当初は、野蛮というか、なかなか傷つきそうな感じに慣れなかったり、しんどかったりの時もあったけど、
じぶんの、その人のウィークポイントでもある部分を、「土着(その人の逃れられない病のようなもの:青木真兵)」として、明るみにすることで、じぶんだけで抱えなくて良くなったり、笑えたり。「そう言うことじゃないのに!」という自分だけで感じる闇もありつつも、ズレた解釈だとしても半分まわりが請け負っていること、は、助けになるのかもしれん。
とにかく、そういう、コミュニケーションの作法を、自分なりにわたしも、身につけ始めているらしい。