希望なき社会のゲリラ戦士、その名は鈴愛
『当時のインドに経済力があったら、ガンジーも非暴力主義は唱えなかったと思うんだよなあ』
高校時代の部活顧問の言葉である。
『半分、青い』ドラマの序盤、ヒロイン鈴愛の師匠である秋風羽織が、自分の思い違いで不当解雇したことを詫びに彼女の実家を訪れた時、なぜか何十年も前に聞いたこの言葉がよみがえった。
申し訳なかったと頭を下げる秋風に対し、鈴愛はカメラ付きフィルムにその姿を納めるという所業におよぶ。このシーンはネット上で喧々囂々の議論を巻き起こした…と言うか、かなり感情的な批