シャウト！
寒い寒い、と言いながらも、辛夷の芽が膨らんでいて、もう春はそこに来ています。時期がずれてしまいましたけれど、こんなの作りました。ご覧いただけたら嬉しいです。
イラスト：illust AC
背景
2021年の秋に、ギタリストのジユンペイさんが「記事からフェス」という企画をされました。
・テーマは「秋」。秋を感じさせる音楽を皆さんの感性で作ってみてください。
フェスの記事を拝見して、わたくし大変むずむずいたしました。プロの方に聴いていただけるなんて、滅多にあることじゃございません。2014年に書いたものの、自分でも収拾がつかなくなりお蔵入りしていた曲。これにもう一度向き合って、書き直して録り直して応募したところ、なんと、準グランプリ！ 副賞としてワンコーラスをカバーした音源をいただきました。
あああ！ こんな素敵なものを頂いたからには、何としてもフルバージョンにしなくては。
ジユンペイさんからいただいた音源は、自分のとは、天と地どころではなくM78星雲と地底くらい違いました。わたしはDTMのやり方があまりにもわかっていない、ということがわかりました。それでも、M78星雲と地底を何とかして結ばないと、フルコーラスは完成しません。録ったり重ねたり切ったり貼ったりずれたり消えたりああああ。。。。
切ったり貼ったりのイメージ湧きますでしょうか
かくして格闘すること季節をまたいで冬を越え春を迎え、いかん、さくらもみじなのに、桜が咲いてしまう。
そんなある日、神は降臨したもうたのです。
【あるある】
— ジユンペイ / ギタリスト・作詞・作編曲 (@rocjet1972) February 10, 2022
ピアノをフィーチャーしたくて結構な時間をかけてピアノから書くけど、その後のアレンジで邪魔になって結局かなりの部分を消すことになる。
弾けない楽器ほどこだわってしまう。ギターみたいにある程度弾ける楽器なら、とりあえずこんなもんみたいな弾き方ができるけど。 pic.twitter.com/Gpyf1o1Czs
ここからの
僕の場合は作曲する段階で使いたい音と楽器の組み合わせがなんとなく決まってることが多いです。
— ジユンペイ / ギタリスト・作詞・作編曲 (@rocjet1972) February 11, 2022
その選択の中で、ピアノで弾いてもらったら一番おいしく聴こえそうなフレーズにピアノを任せる、という感じ。
なので、うまくハマらない場合には、ピアノで書いたのにピアノがなくなることもあります
一緒だ、書くことと。推敲みたいに、余分は削ぎ落として、何ならピアノなくなってもいいんじゃないか。こだわりのセリフ消したら文章全体が引き締まったりするじゃないですか。さりげないつぶやきのもつ深さに、プロの凄みを垣間見ました。
かくして、わたくしはM78星雲へ向かってシャウトしたのでございます。
ジユンペイさん、まことにまことにありがとうございました！
次々と素敵な企画を仕掛けておられるジユンペイさんから、目を離すなっ！！
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