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この鐘を鳴らすのはわたし #N1グランプリ2020 もどき
2020年というのは、大変な年でありました。それでも、自分にとっては、noteの扉を開けたり、小説を書き始めたりと、実はとても重要な年であったように思っているところです。
さてさて、本稿は、この企画に参加して、、、おります?
あまり筆が早い方ではなく。わたくし4月から始めて、12本しかありません! ベスト10を選ぶのは、流石につらいのだぞ。
そこで、今年出逢えた珠玉のnoteをご紹介を中心に、進めてまいりたく存じます。
音楽部門
練習、練習の圧力。楽譜どおり、お約束ごとに沿った演奏はクラシックならでは。ピアノが好きで始めたはずだったのに、真っ黒な呪いがかかった時期が、自分もありました。でも、水野うたさんは、お父さんのギターとのセッションで、ご自分の音楽を見つけるのです。読後にしあわせな、ふわりりんをくれる、そんな素敵なエッセイ。
音楽に救われることってあります。ふっと耳にしたフレーズが、心の片割れに、これ以上はない、というかたちで寄り添ってくる。音楽の方から自分を見つけてくれた、そんな気がしたりします。「Prayers」(祈り)を上梓されたYOKOさん。6曲の、オリジナル・インストゥルメント。このアルバムも、きっと誰かを見つけにいって、かなしみやよろこびに寄り添うのだと思います。
インストゥルメントって難しいです。わたしは、歌詞のある曲しか作ったことがありません。言葉の支えがないと、曲が成立しないのです。音で全てを語る、ということが、いつか出来たらいいなあと思っています。
CDほか、LINE MUSIC、Amazon、Spotify、Apple Musicでも配信されているそうです。わたしが拝聴したのはApple Musicですが、アーティスト名 doe4 & YOKO369 で検索するとヒットします。
小説部門
ふわっと夢心地、から、爆笑させられて、最終的にはものすごい重量でガツンと一撃される3部作です。ケルトの調べにのせて、魔術のようなあんこぼーろさんの世界。ネタバレ防止、これ以上詳しく書けません! でも是非、一緒にガツンとなりましょう!
読み出したら止まらない。かくも引き込まれるのは、どこかのシーンに、自分がちらっと現れるような気がするから? しめじさんの序章に続いて、複数の著者が紡いだリレー小説は、予想もつかない展開から北島マヤを彷彿とさせます。一方、しめじさんがお一人で仕上げられた小説は、まさにかくあるべし、王道の姫川亜弓。
N1グランプリ2020部門
あきやまさんの言葉は生き物です。空気を吸って吐きます。たゆたい、ながれたかと思うと、跳ねて雲の向こうまで行ってしまいます。握り締めると、あったかいこともあれば、血が出ることもあります。
詩や三行短文にその真骨頂があらわれますが、エッセイも小説も、お笑い系も、一つ一つ違う味がします。もうこれは、選ぶというのは酷です。そこで、ご本人の選ばれたベスト10に、部門賞を贈呈いたします。
漫画部門
オオカミが、だんだん、人の顔に見えてくる。
とっても場違いな印象は否めないのに、この曲の歌詞がぴったりするから不思議です。
君のゆく道は 果てしなく遠い
だのになぜ 歯をくいしばり
君は行くのか
そんなにしてまで
君のあの人は 今はもういない
だのになぜ なにを探して
君は行くのか
あてもないのに
君の行く道は 希望へと続く
空にまた 陽がのぼるとき
若者はまた
歩きはじめる
空にまた 陽がのぼるとき
若者はまた
歩きはじめる
(若者たち 作詞:藤田敏雄 作曲:佐藤勝)
2月に紙書籍が発売されるそうです。
人に惹かれるって、個性的のようでいて、普遍的な部分のような気がします。
感性の導くところ。
心のスイッチ。
点火!
漫画の良いところは、作者のイメージを具体的に共有させてもらえるところ。
小説の良いところは、文字から、自由なイメージをつくりだせるところ。
猫野サラさんは両方を操っておられるのです。
やーん。2019年の作品でした。でも出会ったのは2020年ということで、お許しくださいませね。
グランプリ
さあ、いよいよグランプリの発表です!
鐘が鳴っております。
じゃーん。もう、これしかないでしょう。
なんと心に染み入る曲でありましょうか。もうね、文章は読まなくていいです。読まなくていいから、聴いて。お願い。さすれば、1年の終わりを素晴らしい感動の中で迎えることができるでありましょう。紅白が終わったら、大トリのトリとしてどうぞ。
もちろん、年頭の一曲としても最適でございますよ。
2020年
聴いてくださったみなさま
記事を覗いてくださったみなさま
スキしてくださったみなさま
コメントくださったみなさま
サポートくださったみなさま
仲良くしてくださったみなさま
まだ見知らぬみなさまも
どうぞ良いお年をお迎えください。
2021年、どなたさまも、しあわせに過ごせますように。
感謝を込めて
穂音(ほのん)