銀河最高のリクエスト
もちろん和菓子が好きだし、和菓子にはコーヒーが合うし、何ならさっきコーヒーと煎餅したし、煎餅のあとのチョコってたまらんし。
でもぶっちぎりの銀河最高アイテムは、うちのお犬さまであらせられる。アイテムなどと言っては失礼にあたる、きっとあとで叱られる。
そこに、音楽とミステリがあれば、人生は素敵だ。
先日、ラジオでリクエストがかかり、D Jからメッセージまでいただきました。
ギターやピアノそして、子犬を迎えることで穂音さんは再生し、復活の足掛かりを得る。最後の一文が最高にロケンロー!!だ!!
自分が表現しようとしていたことを(夢の香り 退職後にやりたいことリストを、やぶってしまったはなし)、読み解いて言い換えていただけると、とても安らぐのだなって思いました。まだまだ再生途上ですが、ありがとう山羊メイルさん!!
なんど開いても楽しいです、このラジオ山羊。DJ山羊メイルさんの自選の曲、リクエスト曲、合間に挟まれる語り。読むと聴く、の境界線が溶けていって、時間を忘れます。何てったって、一曲目が「悲しきRADIO(1981)」なの、佐野元春なの! イントロがふふふなのよ、さすがDJ! 高校生の頃、佐野さんと出会いました。A面をBoy’s life side、B面をGirl’s life sideと名付けたベストアルバム(No Damage, 1983)。これを教えてくれたあのこは、クラス中の女子の憧れの的だった彼のハートを射止めて。ああもうなんのためにガッコー行くのかしら。大学卒業まぎわ、佐野さんのライブに行きました。田舎の悲しさよ、会場はガラガラ、でもおかげで最前列がとれた。手を叩きまくって踊りまくってトランスになって、お風呂であれっと思ったら手のひらから血が出てた。
ラジオから流れる曲って、箱を開ける前の贈り物みたい。そういえば、黒電話にかじりついて、一生懸命ダイヤル回していたっけな。ずっと話し中で、繋がったことなかったな。ハガキも読まれたことないな。ううう。自分のリクエストがかからないのも、失恋も、こんな甘酸っぱい想い出として蘇ってくるなんてね。
大好きな曲がかかると、とても嬉しい。そして知らない曲が、大のお気に入りに変わる瞬間。山羊メイルさんにリクエストした「The one you love (Glenn Frey, 1982)」は、小田和正さんが、甘いイントロが素敵な曲ですと言って、ラジオでかけてくれたものでした。固唾を呑んで待ち構えるティーンエイジャーのわたし、流れでたサックスに銀河の果てまで漂いました。あの頃は、いつか東京へ行って、小田さんに出逢って結婚するって思ってた。いいねえ。
リンゴ信者なので、apple musicに毎月980円上納しております。色々とおすすめしてくれる。それでお気に入りになった曲だってもちろんあります。けれど、わたしの好きだけがどんどん濃縮されていくのって時々、とても息苦しい。ラジオで巡り合った曲って、違うんだよなあ。DJの、リスナーの好きが音の上で手をたたいているもんなあ。自分の好きと、誰かの本気の好きが、化学反応を起こしてスパークする瞬間、星が一斉に踊り出す。
また、銀河に連れてってくださいませね。ラジオ山羊リスナーより。
ロケンロー!!
こんなのをめくりながら、知らないアルバムに出逢うのも、ちょっとラジオっぽくて好きです。