鏡の中の自分に向かって「自分は何者であって、何者でないのか」を問う。というか、問わなければいけないように感じる。より正確には、「自分はどういう人間でいたくて、どういう人間でいたくないのか」を。怖いからである。私は、私がなりたくなはい何者かになってしまうのではないか、と。「朱に交われば赤くなる」と言うけれど、今私がいる場所は、端的に言ってしまえば職場は、腐りきっている。くだらない欲望や無責任な無知が満ちていて、その欲望や無知から生み出される言葉が降り注ぐ。だから私は、怖いのだ。
何年か前に「人の役に立たなきゃ」と焦っていた時期があった。上手くいかないことが堆積していて、「自分は人を不幸にしかしないんじゃないか」と思ったり、「ほんとにお前は役立たずだな」と自分に対して思っていた。だから、何か「人の役に立つ」ことをしていなければ、生きていちゃいけないんじゃないかと感じていた。誰かの役に立てば、生きていることを許されるんじゃないか、と考えていた。 でも今は全然思わない。「人の役に立たなきゃ」なんて。人の役になんて立たなくたって、人は生きてていいし、役
Selena Gomezが自身がプロデュースするコスメブランドで、新たに「Stay Vulnerable」というコレクションを発表した。このコレクション名の「Stay Vulnerable」という言葉が胸に刺さりまくったので、それについて書く。 「脆弱な」とか「傷つきやすい」とか「もろい」という意味があるvulnerable。だから、stay vulnerableであることは、一般的にネガティブな言葉として受け取られることが多いような気がする。私たちは常に(精神的にも肉体的
先日、朝目が覚めた瞬間に「ああ、今日も無意味な1日がはじまった」と思った。我ながらぞっとした。起きたまさにその瞬間にそんなこと思うなんて自分いかれとるなとぞっとした。 それをきっかけにその日1日考えたことを書く。ぐちゃぐちゃだけど。 そもそもなんでそんなことを、起きた瞬間の寝てるんだか起きてるんだかの状態で思ったのか。それは、疑う余地なく仕事の影響。上司の指示で仕事をするわけだが、その指示に対して「それまじ意味ねえっすよ」と言いたいことがこれまでもほぼ毎日あったが、その朝
今日、お昼に行ったレストランについて書く。 外観、ボロいエモい。ずっとこの田舎町にある感じ。イタリアの国旗が看板にかいてある。私はパスタを食べたい気分。だけど基本的におしゃれな店は苦手。ぴったり。 扉を開ける。「日替わりランチ 850円でお願いします」の張り紙。 中に入る。厨房におばあちゃん。奥のテーブルでおじいちゃん二人が大声でテレビ見ながらおしゃべり。 誰も声かけてくれないぞ・・・と思ってたら、おじいちゃんの1人が「何人?」 おっと、ご飯食べてるおじいちゃん、店員さ
心とかメンタルとかが「弱い」と形容されることはよくあると思う。少なくとも私は、「メンタル弱いな」と言われることがある。そして、ほぼすべての場合、ここでの「弱い」には「悪い」という意味付けがなされているように思う。 そもそもどんな時に「心が弱い」と言われるのか。私は毎日色んな場面で涙ぐんだり、目で見て明らかなぐらいに落ち込むことがある。涙ぐむのはいかんと思ってはいるのだが、自分が納得できないことや理屈よりなにより嫌悪感を催す場において、自分で自分の感情を認識する前に、悲しいの
数年前、恋人と別れたとき、1年とか2年とか経ってもものすごくつらかった。あんまりにも辛くって、ネットで「失恋 辛い」とか「失恋 ひきづる」とか検索してみると、「別れてもう1か月も経つのに・・・。次の恋に進む方法」的な記事が大量にあるのだけど、大体「友達と会ってリフレッシュしよう」とか「趣味や仕事に没頭」とか、「そうしたら時間が解決してくれる」的な内容で、数か月絶っても癒えない自分はいかれてるんじゃなかろうか、と思ったし、きっと誰かに相談することが出来たとして、鼻で笑われるんじ
学生を卒業して、専業で働くようになってまだ日が浅いのだけど、「優秀な人材」とか「生産性が高い」とか「出世できるよ」とかそういうものに関心がないし、魅力を感じない私にとって、上司が、うわべでは私のやる気を出させるために、おそらく実際には私を上手くあやつって、会社の利益を拡大させるために、日々私にかける言葉が私にとっては、拷問である。 上司「今もっと主体的に動いて、結果出して、そしたら将来的にもっといい条件で、お給料いっぱいもらって働けるんですから。長く働いていく中で、どうやっ
子どものころを振り返ると、優しくしてもらった記憶よりも意地悪された記憶の方が多い。 何ならもう、中学生ぐらいまでは、「周りはみんな敵!四面楚歌!」的な気持ちで生きてきたような気がする。 実際、意地悪な大人はたくさんいたし。でもそれだけじゃなくて、たぶん、私が人の言葉とかそぶりに敏感で、人の言葉の裏とか、裏の裏とかを読もうとしまくって、言った人が思ってもみないような悪意を言葉や態度の中に勝手に見出してたからだと思う。 そんな風に「みんな意地悪。悲しい。むかつく。」で生きてきたか
「他人は変えられない。まずは自分が変わろう」ってよく聞くけれど、最近それに引っかかる。 確かにその通りだなと思う時もある。文句ばっかりで何もしてない場合、まず自分で努力してみよう!、自力で頑張ろう!ってときもある。他人に何かを求めるばかりじゃなく、まず自分が働きかけてみようよ、な時もある。 だけど、それを追求しまくることは危ないんじゃないか。 もう十分頑張ってるのに、もう限界なのに、「もっと頑張んなきゃ、自分がもっと頑張ればいいんだ」ってなっちゃうんじゃないか。ほんとは全
はじめまして。 犬とカレーが好きなので「犬とカレー」と申します。 大学院を卒業して、社会人デビューしたばかりです。 noteを始めてみようと思ったのは、自分の日々の生活の中でのもやもやを表現してみたいなと思ったからです。 小さいころから、いろんなことを気にする性格で、人の言うことにいちいち引っ掛かり、人付き合いが苦手です。 そんな私も、最近社会人になりましたが、まあ、きついきつい。組織の中で働くこと、いろんな人の嫉妬とかマウンティングとか、上司の機嫌とか、色んな邪悪なも