2023年度歌壇賞に応募した作品を今更ながらあげておきます……。(一部改変しています) リセット 西川 すみれ …
ここ数ヶ月で作った僅かな短歌を整理しようと思い、久しぶりに投稿することにした。 以下の歌は、昨年の晩夏頃から本日までの短歌である。
窓灯 誰かの暮らしのぬくもりが電車の音に溶けていく夜の 窓が好きだ。正確に言えば、人が住んでいる家の窓が好きだ。 その窓の中で、どんな暮らしが営まれているのか想…
永遠の傷を残した糸杉の遠くからしか見えないペリカン
短歌研究新人賞に応募した作品です。 この世にはもう開かない虹がありねこの心で眠っていたい 心理的瑕疵物件が燃えていて(ごめんなさい)それは私の首かもしれず 手花…
毎日感じたことを文章に残して、発信していきたい……そんな気持ちからこの記録を書き始めてみた。 ずっと以前から、自分が経験したことや感じたことを書き残していきたい…
西川すみれ
2024年4月2日 16:01
2023年度歌壇賞に応募した作品を今更ながらあげておきます……。(一部改変しています)リセット 西川 すみれ 赤、青、黄、緑、紫 とりどりの布巾を干せばここは明るい 十ミリの卵を抱えて待つホーム吹く風だけが限りなく初夏 「お金のことは心配しなくて良いから」とピザトーストをかじってあなたは 虹の橋渡っていった金の犬 迷うことなく伸
2024年4月2日 15:16
ここ数ヶ月で作った僅かな短歌を整理しようと思い、久しぶりに投稿することにした。以下の歌は、昨年の晩夏頃から本日までの短歌である。
2023年5月28日 22:44
窓灯 誰かの暮らしのぬくもりが電車の音に溶けていく夜の窓が好きだ。正確に言えば、人が住んでいる家の窓が好きだ。その窓の中で、どんな暮らしが営まれているのか想像すると、とても温かい気持ちになる。見知らぬ家族の温かな団欒の様子を勝手に想像して、癒される。特に、夜の窓灯りが好きだ。とても懐かしく、どこかに還りたいような気持ちになる。もちろん、どんなに幸福そうに見える家庭でもそれぞれ悩みを抱
2023年5月16日 23:37
2023年5月14日 19:43
短歌研究新人賞に応募した作品です。この世にはもう開かない虹がありねこの心で眠っていたい心理的瑕疵物件が燃えていて(ごめんなさい)それは私の首かもしれず手花火はつめたく光り〇▲□※と幼い記憶に食い込んでいくずっときれいな心でいたかっただけなの月にくだいたキットカット洗濯の服からみあい離れないそのことだけが奇跡の秋だ新しい言語で話す冬の朝 二度と会えない金色の犬もし君が人間
2022年12月4日 22:17
毎日感じたことを文章に残して、発信していきたい……そんな気持ちからこの記録を書き始めてみた。ずっと以前から、自分が経験したことや感じたことを書き残していきたいという強い気持ちはあった。しかし、猫も驚くほど気まぐれかつ気分屋な私は、「書きたい書きたい」詐欺をTwitterで繰り返し、結局なにもしてこなかった。私はバランスをとるのが本当に下手。何か一つのことに強いこだわりを持つと、その一つを完