映画でよく観るカリカリベーコンは何が違う?
どうも、Doga(@DogadogaTv)です。
海外映画やドラマでよく朝食にカリカリのベーコンを食べているシーンて見かけますよね?以下、『BreakingBad』のワンシーンより。
僕も高校時代、「何で海外(主に西欧が多い)ではこんなにベーコンがカリカリなんだ」と疑問に思っていたのを今でも覚えています。何度かカリカリにするために強火で焼き続けてみたこともありましたが、ただ焦げるだけで一度も上手くいきませんでしたね。
それから色々調べて分かったのですが、そもそも日本で我々が食べているベーコンとこちらの人たちが食べているベーコンは、同じベーコンに見えて実は少し違うものなのです。今日はそんなベーコンの違いについてご紹介です。
カナダのベーコンと日本のベーコンの違い
まずベーコンとは、豚のばら肉を使うことがほとんどで、これを塩漬けにして燻製にした保存食のことです。ロース肉を使ったものをロースベーコン、肩肉だとショルダーベーコンと呼びます。日本のスーパーでも、よく見てみると同じベーコンでも部位によって名前が分けれています。
カナダでも一般的にばら肉を用いますが、日本とは違いこちらのベーコンは生(燻製のみ)です。日本のベーコンは加熱処理がされているため、スーパーに並んでいるベーコンのほとんどは焼かなくてもそのまま食べることができてしまいます。燻製だけでなく、別に火を通しているのですね。
一方、カナダのばら肉ベーコンは生ですので、脂が大量にのった状態で販売されております。そして実はこれが同じばら肉でも違いが生まれてしまう所以なのです。
ベーコンがカリカリになるための鍵は実はこの「脂」にあるのです。実際に触ってみるとその差は歴然です。写真のようなパックに包まれているのですが、取り出す際に触ってみると脂がまとわりつき、パック内も脂と血?が混ざったよう液体が残ります。僕も触ることに少し抵抗感があります。
「脂」がベーコンをカリカリにフライする
これだけ脂が多いベーコンですので、フライパンで焼くとご想像通り大量の脂を放出します。ベーコン内の脂が熱で溶け出し、自然とベーコンが油揚げのような状態になるのです。追加の油は絶対に不要です。焼き上がった後はしっかり脂を払いのける必要があります…。
日本のばら肉ベーコンも脂を多く含んでいますが、既に加熱処理されているため脂肪分はかなり抑えめです。そのためフライパンで焼いてもしなっとするくらいで、これだけカリカリには仕上がりません。
ただし、日本のベーコンも弱火でじっくり脂を溶かすイメージで焼き続けるとカリカリに仕上がるみたいです。(興味のある方は試してみてはいかがでしょうか!)
カリカリになったベーコンは、焼く前の2/3くらいのサイズまで縮み、歯ごたえはパリパリ、燻製の風味が際立ちなんとも病みつきになります。食べる時はフォークだと先が刺さらず少し食べづらいため、指でチップスを食べるみたいに摘んで食べたりもします。
ただし、全てのベーコンがカリカリになるというわけでもないようでして、物によっては日本のベーコンのように「しっとり」なものも存在します。おそらくそれらも加工の仕方が違うのでしょう。
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