【クリエイティブに正解はないけど型はあるよって話】
「型があるから型破りが出来る」
「型が無ければ単なる形無し」
これ十八代目 中村勘三郎(なかむら かんざぶろう)さんの言葉。
歌舞伎には「型」って呼ばれるものがあります。
それこそ首の角度や掌の向きまで、それは歴代の歌舞伎役者によって受け継がれてきた技術なわけです。
でも、それを「型通りの演技」だって言って、自由な演劇に比べて劣っているかのように言うこともあるわけです。
やれ「型をなぞるだけだから進歩がない」だの「守ることばかりに意識が向かい、挑戦精神が失われている」だの「すでに型が新しいエネルギーを失っており、現代の観客には通用しない」などなど……。
しかし、本当にそうなんだろうか?
そもそも歌舞伎には演出って役割の人がいないので、この「型」が演出の役割を果たしてるわけです。
この「型」という基準があるからこそ、それ以上のモノを生み出せるとも考えられるわけですよ。
物語に限らず、全てのビジネスにも王道とかベタって呼ばれる「型」があるわけで、やっぱり「型」があるから、それ以上のモノを生み出す「型破り」って言葉が生まれるわけです。
だから、やっぱり「型」はあったほうが良いと思うんですけどね……。
ま、個人的感想です。
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