要はどんだけ食べるのかという事 Vol.3
まず、体重3kgの犬が食事をすると仮定して2つのフードを比較してみます。
(*ざっくりと解りやすい数値で記載します)
1.100gあたりの栄養価と1kgあたりの価格が以下で表記されているドッグフードA、Bがある。
A:1kg/3800円 <タンパク22g、脂肪8g、炭水化物50g>
B :1kg/4600円 <タンパク40g、脂肪12g、炭水化物22.5g>
2.A、B各ドッグフードが推奨する給餌量目安を元に3kgの犬が実際に摂取する量を計算すると・・・
A:3kg/1日70g <タンパク15.4g、脂肪5.6g、炭水化物35g>
B:3kg/1日40g <タンパク16g、脂肪4.8g、炭水化物9g>
*給餌量は個体差がありますのであくまで参考程度に
上記が実際に摂取する量である。
AとBで摂取するタンパク質量にほとんど差がありません。脂肪は低脂肪をうりにしているAよりBの方が実際は少なくなり、炭水化物量はAがとても多く、Bはより低炭水化物量となる。
ここを認識しておくと、犬の食事の選択肢も狭まってくると思います。
ドッグフードは総合栄養食ですから、各商品ごとにその犬の一日あたりに食べる量は様々です。
前にも書きましたが、炭水化物量が多すぎる食事内容は犬には適していないのではないかという事。
低炭水化物のレシピにするには必然的に高タンパク質でなければ成立しないのです。栄養価が高ければ必要摂取量も少なく済みますので上記の様なAとBのような比較値になります。
ちなみにコストでいうと。
A:1日辺り/266円
B:1日辺り/184円 *1日50gでも/230円
です。
商品価格が高い方が実際は安く済むという事も多いです。
保証分析値表とプライス表だけで判断するのではなく、その犬の消費レベルの方で捉えないと正しい判断はできないですよね。
総合栄養食で保証分析値は見なければなりません。実際に愛犬がどのくらい口の中に入れるのかを考えた上でフードの選択をするのもありなのではないかという事をここではお伝えしたい。
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