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シャムネコはマンガンの摂りすぎに注意

https://news.yahoo.co.jp/articles/d0951e932a27e97fc0fa0a0082b78bc99d9157f8


https://vth-tottori-u.jp/wp-content/uploads/2020/06/topics.vol_.98.pdf

ニュース記事内に「犬種や猫種に特有の遺伝性疾患がいくつも存在します」とありました。

DCHの過去の投稿においても、栄養学と関連する遺伝性疾患に関して、
ベトリントンテリア等の銅蓄積性肝炎や、
短頭種・スコティッシュの軟骨異形成・軟骨形成不全(軟骨異栄養症なんこついえいようしょう
などに触れてきました。


今回は、遺伝的にマンガンの摂取量に注意する必要がある猫種について、
触れてみます。


微量元素として知られるマンガンは、犬や猫にとって必要不可欠な栄養素のひとつです。
マンガンは生体内に存在する量はごく微かですが、多くの酵素の補助因子となり多様な金属酵素系を活性化することで、広範囲の反応に関わりますので、
欠乏すると、成長不良・繁殖障害・脂質代謝障害などが起こります。


の欠乏症の場合もそうですが、これらの症状は生理的過程に関与する酵素触媒反応の不活化や機能異常に起因すると考えられています。



そしてマンガンは、微量元素の中では最も毒性が低いですが、
シャム猫では繁殖障害や不完全白皮症などの毒性が報告されています。


このように、普段のレシピ設計やフード選びには、
遺伝的に栄養に注意する必要がある猫種・犬種に配慮する必要があります。


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