胸オペの話

こんばんは

今回は胸オペを受けた時の話について書きたいと思います。


胸オペとはトランスジェンダーが受ける治療の1つで、正式名称は乳腺摘出術です。
女性的な見た目から男性的な見た目になります。


有休消化のタイミングを使って今月の初めに
国内のクリニックで受けてきました。
クリニックの詳細や選んだ理由、金額についてはまた別の形で紹介させて頂きます!!


今回は体験談という形で手術当日の流れ、自分が感じたこと、痛みや経過を紹介できたらなと思います。


前日

まず私が胸オペを受けるクリニックは入院無しで、近くのホテルに泊まり、翌日検診。という形だったので
事前にとったビジネスホテルにチェックイン。
(※ホテルまで100m)

↑この近さがかなり重要になりました!!


前日の準備ですが、術後動けないことを想定して
飲み物・軽食・着替え等を先にバッグから出したり
取りやすい位置に置くことをお勧めします!!
リモコンやティッシュなど細かいものまでこだわったほうが術後絶対に楽です😢😢

食事制限については翌日11時からのオペだったので

前日0時〜食事禁止、飲み物はお茶か水のみ
当日2時間前〜水分の摂取禁止

以上の制限がありました。
これは麻酔の種類や病院によって異なるので必ず確認、厳守してください。


私はタバコ、飲酒は全くしませんが
タバコは2週間前、飲酒は3日前から禁止と言われてた気がします。
またサプリメントは種類によって1ヶ月前から禁止されていたので、看護師さんに必ず確認してください。
総合ビタミン剤が特にだめだと言われてました。


前日は近くの中華チェーン店に早めに入店
餃子や炒飯をたらふく食べました。笑


当日

彼女が数日間付き添いをしてくれることになっていたので、一緒に10時半頃クリニックへ

待ち合わせ室で待機、すぐ呼ばれて
ここで付き添い人とはお別れです。
オペが3時間程度あるので、付き添い人は一度クリニックの外へ。
終わり次第再度来てください。という形でした。

手術が不安だったので、というか普段も遠距離なので別れる時はバイバイを何回もしてしまうクセで
呼ばれて行く時に何回もバイバイしていたら
受付のお姉さん達に微笑まれました。恥ずかしい。笑


オペ室の真横に更衣室兼リカバリー室があるので
そこで手術用ガウンに着替え、体温計を渡されます。

着替えて体温を測ってたら看護師さんが来られて
軽い問診と体重測定、ここでまさかのバストのアンダーとトップを測られます。

GIDにかなり理解があるクリニックですので
相手の看護師さんもなんかごめんね。笑
みたいな雰囲気でこの絵面なかなかシュールだよね。って感じで測られました。


その後オペ室へ移動


オペ室

移動すると写真用の青い背景画のところへ誘導され
後ろに手を回し、胸を張った状態で
胸の全体像をカメラで撮られます。
正面と左右斜め

写真撮る看護師さんと、さっきのバストを測ってくれた看護師さんが正面に立ってるので
これまたなんかごめんね。笑
みたいな雰囲気です。シュールで面白い。

写真を撮っていると執刀医の先生がこられて
立った状態でマーキング

寝てしまうと正確な位置が分かりづらい為
立った状態でマーキングするそうです。


マーキングが終わると手術台へ移動
一旦執刀医退出


看護師さん2人がかりでオペの準備をしてくれます。
心電図つけたり、点滴打ったり

オペ室なんですが、かなり寒くて
なかなか血管がでず、2、3回刺されたんですが
寒いし、オペの緊張で本当全然ゆっくりで大丈夫ですって気持ちでした。笑

点滴打っている間に手足固定(麻酔中に暴れる人が稀にいるそう)
胸に消毒液塗りたくられます。

そうこうしていると執刀医の先生が戻ってこられて
緊張してる?麻酔入れたらチクチクするけど
すぐ眠くなるからね〜まかせてね〜

と優しい口調で安心させてくれます。
比較するクリニックがないのでなんともいえませんが
かなり穏やかな雰囲気で声かけやケアを徹底している印象でした。

こういう所はやはり国内オペのメリットだと思います。かなり不安がとれました。



静脈麻酔を入れられて
あーなんかチクチクってこれか〜っと思った3秒後に
猛烈な睡魔

6年前にスポーツ傷害で手術した際
全身麻酔(笑気麻酔)の時は体が重くなっていく感覚と気持ち悪さがあったのですが
今回は気持ちいい睡魔って感じでした。

ねっむ、、と思った瞬間意識飛んで

終わったよーと看護師さんが起こしてくれたんですが意識朦朧。眠い眠いって感じです。

リカバリー室に移動させてくれていて
ここで彼女と再会。顔を見たら安心しました。
精神面で付き添いの大切さを感じます。


点滴をつながれたままで寝てるのですが
意識がはっきりするにつれ胸が痛い、、、
重い感覚と胸のズキズキ感とバンドの息苦しさ


痛みは個人差があるのですが
私は痛みが強かったのではないかと思います。

痛みと麻酔の気持ち悪さとで辛くしばらくは放心状態でした😞

通常リカバリー室は長くて2時間程度で皆さん帰るみたいですが、たまらなく3時間半くらいは寝かせてもらっていたと思います。


看護師さんが途中で座薬や水分を持ってきてくださったり、かなり手厚くフォローしてくださいました。

痛みが落ち着く気配がなかったので
とりあえず早く帰りたい気待ちでいっぱいで
着替えに移ったのですが、上半身起こした瞬間に
めまいと冷や汗でギブ

入院できないのって辛すぎる!!!!

と正直思いました…
この時ちょっと絶望的でしたね…



また少し休ませてもらって着替えたところで
クリニックの計らいでタクシーを呼んでくださってました。乗せるとこまで補助して頂いて。
ホテルまでたった100mですが、ほんとにこの100mが歩けない。

タクシーにのっての100mもかなり遠くに感じました。
タクシーの運転手さんは、近いけど、え??って反応でしたが、辛すぎてどうでも良かったです。笑


日帰りオペの方は絶対に最寄りのホテルをとることをおすすめします!!!
痛みは分からないので、準備して損はないと思います。



ホテル

ホテルに戻るとすぐに横になりました。


胸の状態ですが、胸に直接小さめのクッション、防水テープ、包帯、圧迫バンドが巻かれているので
思うように息ができません😣

術後の腫れもあり、痛みと苦しさで
冗談抜きでもう殺してくれ〜〜!って気持ちでした。

痛みは覚悟していましたが、
ブログやSNSに載せてる方々は比較的軽めの話が多かったので、想像を超える辛さで心折れていました。
たぶん1人だったら大泣きしてたかもしれません。笑
(もともと痛みに弱いので)


18時ごろに座薬を入れてもらっていたので
次は0時にしか座薬を入れれないということで
もう絶望的でした。1時間1時間が長い。

結局6時間待てず、23時すぎに2回目の座薬を入れてもらいました。
ごめん彼女…本当に感謝しています。


痛みが落ち着いた頃に買ってきてくれた
春雨スープを食べさせてもらって、処方された抗生物質を飲みます。(術後5日間)

この日はほとんど痛みで寝れず
ずっとテレビをみて朝の座薬を入れれる時間までのカウントダウンをしていました😰


辛い夜中でも彼女の寝息がかなり安心材料になったので惚気ではなく、本当に精神面での安心感を得られたので、付き添いはいた方がいいです。

起き上がったり、水分をとったり、トイレなど術後〜翌々日までは痛みで1人でできませんでした。
3日間はシャワー禁止、絶対安静と言われていたので
ほとんどベッドの上で過ごしました。


痛みは当日から翌日の午前中までがピークでした。


もう2度と胸オペしたくない!!と嘆くと
彼女が笑いながら
本当は誰も1回もしないんだよ〜と言ってくれたので
そうだねと2人で笑ってました。


次は翌日の検診と1週間後までの経過を書きたいと思います!

最後までありがとうございました

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