『Replit Agent』のアプリ開発から公開までの完全ガイド
こんにちは!AI-Bridge Labのせいやです!
Replit AgentでAPIを使った20以上のアプリ開発に挑戦してきました。
ToDoリスト作成といった簡単なアプリなら問題なく作れるのですが、APIが絡むとエラーが発生することが多くなり、途中で泣く泣く開発を中止するというケースが何度もありました。
ただ、回数を重ねて思考錯誤するうちにAPIを連携してアプリをスムーズに作成することができるようになったので、この記事では「アプリ開発から公開までの流れ」「APIを用いた開発でつまずきやすいポイント」「デプロイの種類や公開する時の注意点」などを初心者向けに詳しく解説していきます。
🔽そもそもReplit Agentってなに!?という方は、こちらの記事で基本的な使い方やどんな機能があるのかを紹介しているので確認してみてください。
🔽検索したキーワードに関連するニュース記事を様々な報道機関からピックアップしてくれるサイトを作ってみました
1.アプリ開発から公開までの簡単な流れ
Replitのアプリ開発プロセスは、「企画」から「公開」まで全ステップをカバーしていて、各フェーズごとにポイントがあります。
企画
まずは、どんなアプリを作りたいかを決めます。
日々のTodoリストからニュース記事の要約やPDFをスライド資料に変換するなど開発できるアプリの幅が広いです。
テーマがなかなか思い浮かばない場合は、ChatGPTやClaudeに
「Replitで業務効率化アプリを作りたいので、案を10個出して下さい」などと質問をして、自分に合うアイデアがあれば採用するのが良いと思います。
設計
テーマが決まったら下の赤枠にプロンプトを入力します。
「UIや機能について細かく指示したほうがいい」、「要件定義を事前にしたほうが上手くいく」という声もありますが、個人的には、Replitにある程度自由に動いてもらう方が作業がスムーズだと感じました。
シンプルなプロンプトでも十分に機能するので、初めての方やエラーが多くなる方は、まずは一行だけの簡単なプロンプトで試して頂いて大丈夫です。
もし自分のプロンプトに不安があれば、入力欄にある「 Improve prompt」(青枠)を活用して、Replitが提案するプロンプトを使ってみて下さい。
開発、テスト
指示を出したら自動でコードを書いてくれるので、基本は待ちの状態で他のブラウザを開いて別の作業などしていてもOKです。
「機能はしっかり動作していますか?」など適宜質問がくるので、作業が順調に進んでいるか確認しながら質問を返していきましょう。
デプロイ
アプリが完成するとデプロイ(WEBに公開)のボタンが表示されるので、自分のアプリのスタイルに合わせたデプロイ方法を選びましょう。
各デプロイの種類については後ほど詳しく解説します。
2.使用中につまずくポイントと解決法
1、APIキーの取得方法が分からない
APIキーとは、アプリやサービスが特定の機能にアクセスするための「パスワード」のようなものです。例えば、海外のニュース記事を自動翻訳するサイトを作る場合、Deep Lなどの翻訳サイトのAPIキーを取得することで自分の作ったサイトに翻訳機能を付け加えることができます。
解決法:APIキーを取得する手順は以下の通りです。
APIの提供元にアクセス: 利用したいAPIの公式サイトへ行き、通常は「Developer」や「API」セクションを探します。
アカウント作成: サービスによっては、アカウントを作成する必要があります。メールアドレスやパスワードを登録して、ログインします。
アプリケーション登録: APIキーを取得するために、自分のアプリケーションを登録する場合があります。(必要ない場合もあります。)
アプリ名や簡単な説明を記入するだけで済むことが多いです。APIキーの発行: アプリケーションを登録すると、APIキーが発行されます。それを控えておき、必要な箇所にコピペします。
ちなみにReplit側がAPI認証を要求しないケースもたまにあり、希望していた機能が使えないまま完成画面まで辿り着いてしまうことがあります。
最初から使用するAPIキーが決まっているのであれば「◯◯のAPIを使います。」と宣言をしておいた方がスムーズです。
2、色んな機能をつけすぎて全然先に進まない
解決法:APIが絡む場合は、なるべくシンプルな機能にする。
プロンプトを打ち込んだ後にReplit側から「こんな機能追加できるけど、どうする?」と最初に4つくらい提案されるんですが、ついつい欲張って全部盛りにしてしまうと、処理が重くなってエラーが頻発する原因になります。
なのでAPIを連携させるアプリの場合、最初に提案される機能は多くても2つまでに絞った方が無難です。
完成した後でも機能は追加できるので、欲しい機能があればアプリを仕上げてから付け足すのが良いと思います。
3、やり取りが長引くと正常だった機能がどんどん不具合を起こし、最後はエラーになってしまう
解決法:なるべく短いラリーでアプリを完成させることを心がける。
AIは長時間の会話や大量のデータを処理しているうちに、過去の情報を徐々に忘れてしまいます。
Replitでも同様で、順調に動いていた機能が急にエラーを起こしたりします。
もし同じようなやりとりが続いているように感じたら、新規でやり直した方が結果的に早く作れるというケースも多いです。
もしくは、Cursor(AI機能を組み込んだコード編集ツール)を使ったことがある人であれば、Replitで作りかけのアプリをCursorに移行して開発を続行するという手段もあります。
プロジェクトの規模が大きくなったり複雑な設定が必要になった場合に、作業内容をそのまま引き継ぐことができるので、とても有効な方法です。
3.APIキーと連携させたアプリ作成の流れ
🔽世界中のニュース記事のURLを入力すると記事の要約とXの投稿文章を考えてくれるアプリの作成手順
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