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【動画生成AIツール】主要ツールの特徴と活用方法を振り返る!

こんにちは!AI-Bridge Labのせいやです😊

2024年下半期から、動画生成AIの分野はまさに「新ツール&新機能ラッシュ」でした!
次々と画期的な技術が登場し、映像制作の常識が大きく変わっています。
本記事では、特に注目されている「Kling」「Sora」「Runway」「Krea」「Vidu」の5つのツールにフォーカスして、それぞれの特徴や強みを比較しました。

また、過去にAI Bridge Labで取り上げた記事もあわせて紹介しているので、「もっと詳しく知りたい!」「実際の使い方を見てみたい!」という方は、ぜひそちらもチェックしてください。
具体的な活用事例を見ることで、ツールの可能性がよりイメージしやすくなるはずです!


動画生成AIの作成プロセス

1. コンセプトと素材の挿入

・シナリオ・ストーリーの入力
生成したい動画のコンセプトやストーリー、シーンごとの説明をテキストで入力します。たとえば「夕暮れの海辺で物語が始まる」など、具体的な情景やキーワードを盛り込みます。
【ヒント】シナリオを記述する際は、できるだけ具体的で詳細な情報を提供することで、AIが意図を正確に把握しやすくなります。
・素材のアップロード
必要に応じて、手持ちの画像、動画、音声などの素材をアップロードできます。元画像などがあれば、簡単に自分のイメージに近い作品を作れます。

2. スタイルとパラメータの設定

・動画スタイルの選択
ユーザーは、アニメ風、リアル風、ミニマルデザインなど、好みのビジュアルスタイルを選択します。
【ヒント】プロジェクトの目的やターゲットに合わせたスタイルを選択し、複数のサンプルを試してみると良いでしょう。異なるスタイルの比較で、最も適したビジュアル表現を見つけやすくなります。

3. 動画の生成

・生成指示
納得がいったら、ユーザーは最終生成ボタンをクリック。画面上に進捗の%や完了予測時間などで生成の進捗状況が表示されます。
【ヒント】生成開始前に、すべての設定やフィードバック内容を再度確認してください。途中で問題が発生した場合に備えて、事前にバックアップや修正の準備をしておくと安心です。

4. カスタマイズ

・オプション機能の活用
ツールごとに、「動画の時間を延長する」や「効果音をつける」など、色々なオプション機能が用意されています。これによって、動画全体の再生時間の調整や、シーンごとの演出強化が可能となり、最終的な動画をユーザーの理想に近い形で仕上げることができます。

共通点

・Text to Video:テキストプロンプト(例:「海辺を歩くロボット」)を入力し、その内容に基づいて動画を生成。短いクリップ(例: 3秒~10秒程度)が一般的。
・Image to Video:静止画を入力し、動きを加えて動画化(例: 写真からアニメーション、パララックス効果の追加)。
・スタイルの適用:「アニメ風」「シネマティック」「手書きスケッチ風」など、特定の映像スタイルや技法を指定可能。
・解像度・フレームレートの指定:動画の解像度(例: 720p, 1080p, 4K)やアスペクト比(16:9、1:1など)を選択可能。
フレームレート(例: 24fps, 30fps, 60fps)を設定して、滑らかさを調整。

代表的な動画生成AI

Kling(クリング)

概要
・開元:
Kuaishou Technology(中国の大手SNSプラットフォーム「快手」)
最新モデル: Kling AI v1.6(2024年12月19日リリース)

強み
・リアリティの高い表現力:実写のような映像を生成可能。物理法則に基づいた動きや相互作用を再現。
・ネガティブプロンプトの指定:「人物が不自然に動く」や「口が開きっぱなしになる」など動画内には入れたくない要素もプロンプトで指示できるので、自分の理想の作品を作りやすい。

特徴的な機能
・Elements機能:
複数の画像を組み合わせて1つの作品を作ることができる。
・Effect機能:クリエイターが細かい動きやカメラワークを制御可能。
・Lip sync機能:テキストを入力すると動画内で話している人の口の動きに合わせて音声を加えてくれる

過去記事参照

Kling AIについての詳しい解説はこちら🔽

Sora(ソラ)

概要
・開発元:
 OpenAI
・最新モデル: Sora Turbo

強み
複雑なシーンの再現力: 複数の要素が絡むシーンやダイナミックな動きにも対応可能。

特徴的な機能
・ストーリーボード機能:短い文章やアイデアから脚本を自動生成できます。Soraの画面上で直接編集が可能で、チャプターごとに細かな調整可能。
・スタイルプリセット:段ボールとペーパークラフト風、アーカイブ風、映画のフィルム風 など、既存の動画に特殊効果を適用して、動画全体の雰囲気や見た目を簡単に変更する機能。

過去記事参照

Soraについての詳しい解説はこちら🔽

Runway(ランウェイ)

概要
・開発元:Runway
・最新モデル:Gen-3 Alpha Turbo

強み
・圧倒的な生成速度:
「文章を入力するよりも動画を生成する方が速い」と評されるほどのスピードで、ほぼリアルタイムでの動画生成が可能。
・コスト効率の向上:1秒あたり5クレジットで動画を生成可能で、これはGen-3 Alphaの10クレジットと比較して大幅な削減となっている。

特徴的な機能
高度なカメラコントロール:ズームイン、ズームアウト、パン、チルトなどが可能で、視聴者にキャラクターや設定の3Dのような視点を提供できる。
編集機能の充実:背景削除、字幕生成、オーディオ編集が可能で、制作ワークフローを効率化できる。

過去記事参照

Runway Gen-3 alphaの活用術はこちら🔽

Krea(クレア)

概要
・開発元:Krea 
・最新モデル: Krea AI(詳細なバージョン情報は非公開)

強み
複数の動画生成AIモデルの統合:「Luma Dream Machine」「Runway」「KLING」「Hailuo」「Pika」などの人気ツールを一括管理できる。

特徴的な機能
Video Extend(動画延長機能):短い動画を自然な形で延長する機能で、AIが前後のフレームを推定し、違和感のないシームレスな映像を生成できるの続きを作ることができます。
Video to Audio:動画や静止画から自動的に音声や効果音を生成する機能。

過去記事参

Kreaの基本的な使い方についてはこちら🔽

2025年1月時点でさらに進化したクレアについてはこちら🔽

Vidu(ビドゥ)

概要
・開発元:Vidu社(Shengshu Technologyと清華大学の共同開発)
・最新モデル: バージョン情報は非公開

強み
・高速な動画生成:4秒の動画であれば1分以内で生成できるため、迅速なコンテンツ制作に適している。
・自然な動きの実現:人物の見えていない部分の補完や、一貫性を保ったまま自然な動きを実現できる。キャラクターの特徴を維持しつつ、自然な表情の変化やスムーズな動作を生成することが可能。

特徴的な機能
Multiple-Entity Consistency(多主体一貫性)機能:複数のキャラクターや要素を同時に、一貫性を保ったまま動画に生成できます。
多様なスタイルに対応4:3Dアニメ風、リアル風、クレヨン風など、異なるテイストの画像を組み合わせて動画を生成できます

過去記事参照

Vidu 1.5についての詳しい解説はこちら🔽

最後に

これまで、複数のキャラクターを同時に滑らかに動かすことは技術的に難しいとされてきました。しかし、Viduのような最新ツールの登場により、その課題は次々と克服されています。

さらに、動画に最適な音響を付与したり、入力テキストの内容に合わせてキャラクターの口の動きを自然に調整できる機能も進化。これによって、かなりリアルな映像体験が可能になっています。

Klingのように、毎月無料クレジットが提供されるツールもあるので、まだ試したことがない方は一度触れてみて、その実力を体感してみてください。

今後も、過去の重要な記事を振り返りつつ、新しいトピックや皆さんの関心に沿った情報を発信していきますので、ぜひチェックをお忘れなく!

AI-Bridge Labについて

AI-Bridge Labでは、今後も生成AIの活用事例について、継続的に情報を発信していきます。
最新のAI技術とその活用方法について、ぜひ一緒に学んでいきましょう!

メール:ai_business@doerstokyo.jp

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