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『Grok3』の全貌!新機能・評価・注意点まで総まとめ!

こんにちは!AI-Bridge Labのせいやです😊

今回は、イーロンマスク氏が「地球上で最も賢いAI」と豪語したGrokの新型モデル「Grok3」(2025年2月17日にリリース)について詳しく解説します。

Grok3は、他のAIモデルを凌駕する驚異的な性能を持っていて、Chatbot ArenaのランキングでもGPT o1やDeepSeek R1を上回る実力を発揮しています。

この記事では、Grok3の特徴や性能評価・使い方や使用上の注意事項などを詳しく掘り下げていきます!


Grok3とは

Grok3はイーロンマスク氏が率いるxAIが開発した最新のAIチャットボットで、200,000台以上のNvidia H100 GPUを使用し、約8か月間のトレーニングを経て、満を持してリリースされました。

主な特徴

🔹 Chatbot ArenaでNo.1:GPT-4oやDeepSeek R1を超えるスコアを記録
🔹 驚異的な処理能力:前モデル(Grok2)の2〜3倍の速度で動作
🔹 高精度な推論能力:チェーン・オブ・ソート(思考過程の可視化)を活用して、論理的な回答を生成

Grok3の新しい機能

Deep Search

公式サイトや学術論文、WEBブログそしてXなどの複数の情報元にアクセスして詳細な情報を収集してくれます。
これによって、ユーザーの質問に対して具体的かつ充実した回答を出力して、Deep Researchのようにより信頼性の高い回答を提供してくれます。

Think

収集された情報とGrokの内部知識を組み合わせて、データを処理・分析して的確な洞察や結論を導くための機能です。
Thinkは、深い理解や論理的推論を重視して、AIがどのように考えて答えにたどり着いたのかもユーザーに示してくれます。

例えば…
ユーザーが「最新のテクノロジートレンドは何?」と質問した場合。
Deep SearchはWEBやXから最新情報を収集し、具体的なトレンドのリストを提供してくれます。
一方、Thinkは収集したデータを分析して、「なぜこれらのトレンドが注目されているのか」や「今後どのような影響をもたらすのか」といった深掘りした洞察を含めた回答を生成してくれます。

Grok3の使い方

Xにログインして左のメニュー欄のグロクを押すと検索画面に変わります。
青枠の「Deep Search」と「Think」で検索方法を選択できます。

もしくは🔽のリンクからであればXを経由せずに専用ページに飛べます。

ChatGPTのようなUIなので、こっちの方が馴染みがある方も多いかも知れません。

通常の検索

赤枠がXの投稿からの引用で、青枠がWEBサイトからの引用結果です。
一瞬で情報を提示してくれるのはありがたいです。

Deep Searchで検索

赤枠内でタスクの順番を表してくれます。
青枠内では自問自答しながら推論を深めていきます。
思考中に人間らしい感情表現をするので、無機質なAIのイメージを緩和してくれます。
回答は端的で分かりやすく構成してくれています。

Thinkで検索(Deep Searchと同じ質問)

Thinkでは回答に対するソースは表示されません。

Grok3の利用料金

Grok3を利用するには、Xの Premium Plusサブスクリプション または Super Grokサブスクリプション に加入する必要があります。

🔹 Premium Plusプラン:Grok3の標準機能が利用可能
ベーシック:368円/月額(3,916円/年額)
プレミアム:980円/月額(10,280円/年額)
Xプレミアムプラス:1,960円/月額(25,600円/年額)
→6,080円/月額(60,040円/年額)2/17に大幅値上がり

🔹 Super Grokプラン:追加機能を含むフルアクセス、
Grok-3への優先アクセス、今後実装される新機能への早期アクセスが可能

月額約4,500円(約45,000円/年額)

Grok3の性能評価

Chatbot Arenaランキング:1402ポイント

競争の激しいArenaランキングで初めてベンチマークスコア1,400を突破したモデルとなり、全カテゴリで堂々の1位を獲得しました。
Chatbot Arenaでは、コーディング、数学と推論、クリエイティブライティング、指示への対応など、幅広い項目を総合的にテストした結果、この圧倒的な実力を示しました。

Grok 3は、「Grok 3 Reasoning Beta」と「Grok 3 Mini Reasoning」という2つの推論モデルを搭載しています。
数学や科学、コーディング系のベンチマークテストにおいて、競合モデル「O3mini(high)」などを上回る高いスコアをマークしています。

  • 推論精度: 95.3%(業界でもトップクラスの精度)

  • 計算速度: 旧モデル比で3倍の高速処理を実現

使用上の注意点

①現在のGrok 3はベータ版(正式リリース前のテスト段階)で、まだ完成形ではありません。
ときには不正確な内容を出したり、質問の意図を見誤ることもあります。
そのため、Grok 3の返答を鵜呑みにせず、他の信頼できる情報源と照らし合わせて、真偽を見極めるようにしましょう。

②Deep Searchで検索した時の回答のソースが海外のサイトの記事から抜粋されるケースが多いため、質問の最後に「日本語で書かれているサイトのみから引用して」と加えることでサイトに飛んで情報の真偽を確認しやすくなります。

まとめ

今回が実際にGrok3を使ってみて、処理速度の速さに驚かされました。
シンプルな検索であれば一瞬で答えが返ってきますし、Deep SearchやThink機能を使った複雑な検索でも数十秒で回答を提供してくれるので、待ち時間が大幅に短縮されました。

さらに、Grok 3の大きな魅力は「X上の投稿検索」に強いことです。
今やXは、AIに関する最新情報をキャッチするのに欠かせないプラットフォームとなっているので、この機能を活用すれば、最前線の情報を誰よりも早く手に入れられますね。
また、新しいAIツールの使い方を調査したり、自分のアカウントのコンサルティングに活かしたりと、幅広いシーンで役立ちそうです!

今、AI市場の覇権争いはますます熱を帯びていますが、イーロン・マスク氏の勢いが続く限り、「Grok」の進化は加速度的に進むかもしれません。
「地球上で最も賢いAI」と太鼓判を押すだけあって、今後の成長が本当に楽しみなモデルです!

AI-Bridge Labについて

AI-Bridge Labでは、今後も生成AIの活用事例について、継続的に情報を発信していきます。
最新のAI技術とその活用方法について、ぜひ一緒に学んでいきましょう!

メール:ai_business@doerstokyo.jp

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