Flowith:開発や調査、アイデア出しに使える超強力なAIエージェントツール
こんにちは!AI-Bridge Labのこばです👋
今回は、ノード形式で様々なLLM(大規模言語モデル)を利用し「深く、多段階なタスク」をこなしてくれる、とても魅力的なAIツール「Flowith(フロウィズ)」についてご紹介します!
2024年9月に行われたver1.1.5のアップデートにより、o1-preview、o1-miniなどの最新モデルのサポートが追加された他、Claude Prompt Generatorのようなプロンプトを拡張・強化してくれる機能などが加わり、実用性が高いツールとなりました。
Flowithは機能がかなり多く、魅力を語りつくすのが難しいのですが、無料エリアでは概要や使い方を、有料エリアでは具体的な活用方法を分かりやすく解説していきますので是非最後までご覧いただけますと幸いです!
主な特徴
Flowithには、従来のAIツールにはない機能がたくさんあります。その中でも特に注目すべき特徴を見ていきましょう。
1.キャンバスベースのインターフェース
Flowithの最大の特徴は、ほぼ無限に広がる二次元のキャンバス上でAIと会話ができることです。
この図のように、Flowithではタスクやアイデアをノード形式で自由に配置し、会話の関連性を視覚的に表現できます。
ChatGPTやClaudeなどを使っていても1つの情報に対して複数の質問を投げるには回答を生成し直す必要と手間がありますが、ノード形式なら情報の流れを分岐したり、統合ができるといったメリットがあります。
AIエージェント「Oracle(オラクル)」
Flowith最大の特徴ともいえる、独自のAIエージェントシステム「Oracle」は、キャンバスベースの仕様に最適化されており、複雑なタスクを自律的に計画・実行し、結果をまとめてくれます。
例えば、「新しい化粧品のマーケティング戦略を立てて」と指示すると、Oracleが以下のようなステップを自動で生成し、実行してくれます
各ステップの結果を整理し、最終的な戦略提案までしてくれる様子はかなり圧巻です。動画では、オラクルが自動的に作成したフローを途中から見ることができます。
ファイルアップロードに対応
画像や長文のPDFも、Flowithのフローに組み込むことができます。
特にPDFについてはRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を利用しており、何百ページものドキュメントでも、コンテキストの制限なく情報を扱えるようです。
ただし、Flowithのプライバシーポリシーを確認すると入力データはサービスの改善や学習に利用すると明記されているため、機密情報などを利用しないようご注意ください。
様々なAIモデルが利用可能
o1-preview、GPT-4o、Claude 3.5 sonnetなどのLLM、Stable Diffusion XLなどの画像生成モデルなどをAPIを介して利用することができます。
月額$19.99のプランならo1-previewが1日30リクエストまで利用可能(随時制限は変化)で、無制限でOracleやClaude 3.5sonnetなどの高品質なモデルが使い放題になります。
Flowithの利用方法
以下の公式HPにアクセスすれば、ログイン不要かつ無料で利用可能です。
サインアップするにはGoogleアカウント/Github/Xのアカウントまたはメールアドレスで登録し、以降は同じアカウントでサインインできるようになります。
ログイン状態だと、フリープランとして回数制限がある状態ですがOracleモードも利用することができます。
Oracleモードの使い方
左上の新しいチャットのボタンを押して、チャットウィンドウの右上にあるORACLE MODEのトグルボタンをONにすればOracleが有効化されます。
そのまま聞きたいことを入力して「開始」ボタンでタスクが始まります
料金体系
フリープランの他、有料プランには以下の3つの有料プランがあります。
料金体系は時期によって変化することが多いため、以下のページも併せてご確認ください。
Flowithの活用事例3選
では、活用事例を元にFlowithをどのように使うことができるのか、具体例を見ていきましょう。多機能なツールなので、少し複雑ですがとても実用的ですので、ぜひご覧ください。
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