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Midjourneyの新機能「Niji用 Personalization」で自分だけのアニメ風AI画像を生成!

こんにちは!AI-Bridge Labのこばです👋

8月にリリースされたMidjourney 通常モデルのパーソナライズ機能に続いて、今回は9月に新しくリリースされたNijiモデル(Nijijourney)の「Personalization」機能をご紹介します。

この新機能が入ったおかげで、Midjourneyで自分好みの画像を高確率で生成できるようになったと言えます。特にアニメやマンガ系、イラスト系の生成を楽しむAIクリエイターにはぜひ触って頂きたい機能です。

これまでは、スタイル参照機能(Srefコード)で画風を指定することはできたものの、キャラクターの造形については一貫性を持たせるのが難しい状況でした。

どちらもプロンプトは1girl,action scene,fantasyです
パーソナライズは作画担当者が同じような一貫性があります

それでは、この機能の詳細とさらに独自性を出すためのテクニックについて、分かりやすく解説していきますね。


Personalization(個人設定)とは?

パーソナライズ機能(Personalization)は、Midjourneyのイラスト、アニメ向けの画像が生成できる「Nijiモデル」に追加された新機能です。この機能を使うことで、ユーザーの好みや美的感覚に合わせてアニメ風のAI画像生成をカスタマイズできるようになりました。

イラスト特化モデルのNiji6でも、現実的な特徴を多く入力するとRealisticなどのプロンプトを入れなくてもリアルテイストの画像が生成されたりと、結構ブレが大きいです。
パーソナライズをONにすれば、アニメ風とかを入力しなくても一定の画風に固定されていることがわかります。

つまり、統一された好みの画風で生成したいという要望に、AIがより柔軟に応えてくれるようになりました。
画風の指定にプロンプトのトークンを消費しなくて良くなるというメリットもありますね。

Nijiモデルでの Personalizationの使い方

では、実際の使い方を見ていきましょう。
今回は私が使っている--pコードを例にしてご紹介します。

有効化する方法

ステップ1: https://nijijourney.com/rankで少なくとも200枚の画像を評価します。少し大変ですが頑張りましょう😂

この画面で、好みの(パーソナライズに反映させたい)イラストを選択します。

このステップで重要なことは、どちらか一方を選ぶというよりもパーソナライズに反映させたい絵柄がでるまでスキップし続けることです。

ステップ2: --pフラグを使用してパーソナライズされた画像を生成します。Web版であればパーソナライズ機能をONにすれば自動的にコードが挿入されます。

PersonalizeをOnに

ステップ3:ショートコードを抽出する

生成された画像のプロンプトやタグからパーソナライズコードを取得できます。

ggrpyp7がこの画像のパーソナライズコードです

パーソナライズされたスタイルを共有することもできます。ショートコードで --p ggrpyp7 を使用すると、自分のアカウントで他の人のパーソナライズされたスタイルを実行できます。

スタイルリファレンスコードの活用

Personalizationをさらに強化するには、スタイルリファレンスコード(srefコード)を組み合わせるのがおすすめです。これにより、より統一性が高く、独自性の高い画像生成が可能になります。

srefコードの探し方

  1. Midjourneyのsrefコード集を参照(例えば以下)
    https://midjourneysref.com/style/Anime

  2. `--sref random`を使って好みの絵柄を探求

`--sref random`を使うと、毎回異なるスタイルの画像が生成されます。気に入ったスタイルが見つかったら、そのsrefコードを保存して再利用できます。

NijiモデルのPersonalization活用例

それでは、実際にNiji Personalizationとsrefコードを組み合わせてどんな画像が生成できるのか、いくつか例を見てみましょう。

1.サイバーパンク風アクションシーン

Personalization機能なし

厚塗り系のスタイリッシュなイラストが生成されました

Personalization機能あり

キャラの造形が詳細なアニメ風に変化しました

2.ゲームを遊ぶ女の子のキャラクター

Personalization機能なし

Personalization機能あり

Personalization機能あり+ srefコード使用

3.風景付きのアニメシーン

Personalization機能なし

Personalization機能あり

Personalization機能あり+ srefコード使用

これらの例から分かるように、Niji Personalizationとsrefコードをうまく組み合わせることで、より独創的で自分好みのアニメ風画像をシンプルなプロンプトから安定して生成できるようになります。特に目の描写やライティング、背景の雰囲気など、細かいところまで好みに合わせて調整されているのが分かりますね。

まとめ

Midjourneyの「Personalization」は、画像生成のステップを大きく変える機能と言えるでしょう。
自分好みのアニメ風画像を生成できるだけでなく、srefコードとの組み合わせで無限の可能性が広がります。
Midjourneyはユーザーが自分好みのスタイルを選んでいくという直感的な手法でファインチューニングできるのが良いですね!

まとめると、この機能を使いこなすコツは、以下の3点です:

  1. ペアランキングでは、スキップを使いながら自分の好みを追求する

  2. 絵柄を指定するプロンプトとの組み合わせを試し、絵柄の安定性を高める

  3. srefコードを活用して、さらに独自性を出す

alization機能を上手に活用して、あなただけの素晴らしい作品を生み出してください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が皆さまのAI活用の一助となれば幸いです。

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