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『HeyGen』のInteractive Avater(インタラクティブアバター)を使って織田信長と会話してみた!

こんにちは!AI-Bridge Labのせいやです!

今回は、HeyGenの「Interactive Avatar」についてご紹介します。
この技術は、リアルタイムのコミュニケーションに革命をもたらすAI技術で、特にAIアバターと自然な対話体験を提供する点で注目されています。

今後多くの分野での活用が期待されていますが、実際の体験を通して良いなと思った点や今後に期待したい点がいくつかありましたのでお伝えします。
今回は織田信長?とも会話してみたのでその様子もぜひご覧ください!


Interactive Avatarの主な特徴

リアルタイムの応答性
Interactive Avatarは、ChatGPTでお馴染みのOpenAI「Realtime API」を活用していて、ユーザーの言動に瞬時に反応する技術を備えています。
これによって、自然な雰囲気で会話ができて、本物の人間と対話しているかのような感覚を生み出します。特に応答速度が抜群に速いため、ストレスフリーな交流を体験することができます。

多言語対応
HeyGenのアバターは、40以上の言語と300種類以上の音声に対応しているため、国際的なビジネスや多文化な環境での使用に最適です。
今後さらなる言語拡張が予定されており、リアルタイム翻訳機能なども検討されています。これによって、異なる言語を話すユーザー同士のコミュニケーションもスムーズに行うことができ、国際的な取引や多文化交流の場面でかなり強力なツールとなります。

カスタマイズ性
Interactive Avatarは、ナレッジ機能(アバターに特定の知識を学習させて、その知識に基づいた会話や応答を可能にする機能)を使うことができます。
例えば、医療や法律のような高度な知識を学習させるとその道のプロと会話しているような体験を味わうことができます。
そして、カスタマイズした知識を随時アバターに追加できるため、最新情報や独自の専門性を取り入れた対応も可能です。

実際に「Interactive Avatar」を使ってみて

操作方法
https://app.heygen.com/labs
上記のサイトにログイン後、下記のページに切り替わるので赤枠のLabsをクリック。

以下から好きな人物を選ぶことができます。

まずは右上の女性アバターと気軽に話してみました。

話の途中でなぞなぞを出したり、急に英語で話しかけてみました。

音声会話だけであればChatGPTの「Advanced voice mode」でも同様な応答をしてくれると思いますが、やはり人が見えているだけで臨場感が全然違いますね!
目の開き方やまばたき、口の動きや髪の揺れ方などがすごくリアルです。

織田信長(設定キャラ)と話してみた!

上記でも記載しましたが、Interactive Avatarにはナレッジ機能というものがあり、事前に特定の分野や人物の知識を与えると、AIアバターが専門家や指定した人物になりきって会話してくれます。
今回は事前に織田信長に関する知識を入れて話してみました。
何回か試しましたが、事前情報の与え方によってその人物の再現度が変わってしまいます。

パターン1 デフォルトの項目欄にのみプロンプトを入力した場合

ナレッジ機能の通常の編集画面で、各項目に日本語と英語の説明を入れて実行してみました。
リンクはウィキペディアで織田信長について調べたサイトを貼っています。https://ja.wikipedia.org/wiki/織田信長
プロンプトはGeminiに織田信長の「人物年表」(ドキュメント5参照)を出してもらい、それをそのまま添付しています。

いきなり誰かが憑依したように口調が変わったり、質問に対しては会話よりというよりは説明のような話し方でした。

パターン2 Rewrite with guidanceを編集した場合

Rewrite with guidanceの編集の手順
①Start new chatの上の「おだのぶなが」と書かれている部分をクリックして、新規作成の場合は「New」編集する場合は「Edit」を押す。

②赤枠を押す

③すると下記画像の画面に移るので、上から順に
-Persona- 名前(ひらがな) -Knowledge- 織田信長の人物像(ひらがな) -Instructions- 戦国武将のような口調で話す
と入力する。
※ポイントととして、相手は漢字が苦手なので、話しやすいようにPersonaとknowledgeには「ひらがな」を入力しました。

上記の工夫をしてどれだけ変わったか確認してみましょう。

明智光秀のことを「めいじこうしゅう」と言ってしまうなど、漢字にの読み方に難があるものの、話し方や語尾は前回よりも武将っぽくなり改善されています。
そして英語で話しかけても、キャラ設定を崩さずに対応してくれました。
個人的には一人称の呼び方が可愛くて好きでした。笑
パターン1と比べて変更した点は
①Rewrite with guidanceを編集する。
②各プロンプトをひらがな入力する。
これだけですが、結構変わりましたね!

使ってみての感想

良かった点👍

  • 言葉足らずな質問をしてもこちらの要望をしっかりと汲み取って答えてくれる

  • 瞬きや口の動きが結構リアルで実在感があった

  • 漢字の読みが苦手だが、プロンプトを工夫すれば少し改善できる

  • 専門的な役割を与えると、英語対応できないなどキャラ設定を忠実に守ってくれる

今後に期待したい点⌛

  • 会話がターン制になりがちだから、もう少しスムーズに話せると良い

  • たまにこちらの質問を無視する時があるから、しっかり拾ってくれると有り難い

  • 今回のように歴史上の人物と話したい時に、その人物のCGと会話できたら没入感が倍増する

  • 表情の変化はほぼ無いので、ここが自然になるとより没入感のある会話になりそう

将来の予想

Interactive Avatarは、ビジネス、教育、エンターテインメントなど幅広い分野での活用が期待できそうですね!
特に自動化したコンサルティングやコーチング、そして24時間対応のカスタマーサポートなど色々な使い方が考えられます。

教育の分野であれば、生徒の理解度に合わて講義内容を調整したり、質問への応答のレベルを変えることで学習の定着を助けてくれたり、カリキュラムの進捗をリアルタイムで把握して、フィードバックを提供することもできるようになりそうです。
これが実現すれば、学習体験がさらに個別化されて1人1人にカスタマイズした効果的な教育を受けることができるようになりますね!

そして将来的には、高度な感情理解と表現が可能になって、本物の人間と遜色ない交流ができるようになると思います。
あなたが疲れていると感じたら、優しい口調で話しかけてくれたり、逆に元気いっぱいだったら、満面の笑みでパワフルに会話をしてくれる、そんなコミュニケーションができるようになるのを期待したいですね。

今後、この機能は単なる応答機能に留まらず、ユーザーと共に成長するパートナーとしての役割を果たしてくれるような気がしました。

まとめ

HeyGenのInteractive Avatarは、リアルタイムで自然な対話を実現し、様々な分野での活用が期待される革新的なAI技術です。その柔軟性や高度なカスタマイズ機能は、AIと人間の交流を大きく変える可能性を秘めています。
ビジネス、教育、エンターテインメント分野でのさらなる発展がとても楽しみですね!
将来的には技術の進化に伴い、さらに多様な応用が考えられ、我々の生活やビジネスに深く根付いていくことになりそうです。今回実際に触れてみて、その可能性を強く感じました。
みなさんもぜひ、HeyGenの技術を活用して、次世代のインタラクティブなコミュニケーションを体験してみてください。
体験を通して、AIと人間が共生する未来の社会を感じ取ることができるはずです!

AI-Bridge Labについて

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メール:ai_business@doerstokyo.jp
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