イベント開催のコスト云々
2018年9月から2019年2月にかけて、気持ちが盛り上がっていたこともあり、4回ほど #スポみら (#スポーツの未来に僕たちができること)と題したイベントを実施してきました。
イベント内容は、スポーツを軸にスポーツを観戦することが可能な環境にある新潟で、観戦する以外にもスポーツのことを考えようよって機会の提供です。
スポーツビジネスの最前線ではどんなロジックで物事が運ばれているのか。クラブと自治体の関係ってウェットなものなの?それともドライなもの?だったり、そもそもスポーツの本質的な価値って何だろう…とか、わざと時間を取らなければ考えないような内容を、その時々に応じてゲストを呼んで話を聞く機会にしよう、と。
そして、その前提として”僕が話を聞きたい”ゲストにお声がけさせていただきながら、何とかやってきました。
正直、ゲストの方々についてはキャスティングをしてきた手前味噌ながら、ビシッとしてたなぁ、と自己満足に浸っております。
ざっと第一回から順不同で以下に記載してみたのですが、いやいや、スポーツ業界に席も置いてない人間が主催したにしてはよくやったもんじゃないの!なんて。
#スポみら 過去のゲスト一覧
第一弾 @新潟経営大学(加茂市)
岡部恭英(T.E.A.M.MARKETING)
福田浩士(株式会社meleap)
河内一馬(サッカー指導者)
江頭美帆(栃木SC)
上林功(追手門学院大学)
第二弾 @クロスパルにいがた(新潟市中央区)
早川史哉(サッカー選手)
清水千浪(車椅子バスケ選手)
谷口博文(スペシャルオリンピックス日本・新潟)
五勝出拳一(REVIVE)
第三弾 @NaDeCBASE(長岡市)
葦原一正(B.LEAGUE)
上林功(追手門学院大学)
早川貴章(新潟アルビレックスBB)
川合和志(長岡市)
第四弾 @新潟日報メディアシップ(新潟市中央区)
島田慎二(千葉ジェッツ)
是永大輔(アルビレックス新潟)
改めまして、これまでゲストとして参加してくださった皆さん、どこの馬の骨ともわからない僕のお声がけに反応してくださり、それだけでなく、わざわざ新潟にお越しくださいましたこと、本当に感謝申し上げます。ありがとうございます!
これらのイベントを開催するにあたり、当日までのやり取りは僕一人だけでもどうにかできる部分はありますし、依頼をかけている本人である以上は責任をもってゲスト対応に当たるのは当然と言えば当然です。
話をどこに落着させよう、とか。
どんな具合に盛り上がりそうかな、とか。
こんな話を聞いてみたいなぁ、とか。
実はこれ、みんな聞きたいんじゃないの、とか。
声をかけるまでは、そんな妄想をしているのですが、いざ声をかけてみたらそれどころではなく...。
とにかくゲストが会場へ無事に到着し、イベント開催できて、無事に帰っていただける状況を作れているのかどうか。
基本的にはゲストの人たちがその過程の中でストレスを感じてしまわないように頑張りますが、多々、本当に多々、ゲストとしてお声がけさせていただきました皆様にはストレスを被っていただいたことかと思います…
稚拙な運営でお迎えする機会ばかりで、本当に恐縮の次第です。
気になるコストの話(お金以外)
コストってお金だけでなく、時間もコストですから、それも含めると結構な割合でコスト支払ってます。僕はイベントの主催が本業ではなくて、別で仕事をしながらの企画と運営です。
我が家はありがたいことに3名の子どもたちが在籍しており、メンバーすべてが未就学児ばかりのため、そらもう手がかかる存在なわけですが、僕がイベントのために時間を割くためには、彼らの生活をパートナーである妻に託さなければなりません。
核家族であり、近くにお互いの両親がいるわけでもない我ら夫婦は、我らの手と体と足のみで子どもたちとの生活をしなければなりませんから、少なくとも一手に引き受ける側(僕もしくは妻)には少なからず大変な時間を強いることになります。
キッズラインなども普及し始めており、新潟でも登録してくれるシッターさんが登場しているのもありますから、そういったサービスに頼るのもありなのですが、それはそれとして…
もちろん、彼らとの時間をイベントのために失っている、とも受け取れてしまうのですが、僕自身が前のめりに取り組んでいる姿勢を見せられるのは僕としても嬉しいものであるため、等価価値かな、とも考えています。
気になるコストの話(お金)
おそらく、イベントを開きたいけどどうしたらいいかわからない!って人が最も気になるのはお金の部分ではないでしょうか。
上でも書いていますが、基本的にゲストは以下の動線がきちんと組まれていれば問題ないと思います。
①来てもらう
②出てもらう
③帰ってもらう
これに関連するコストや付随情報を記載すると、こんなところでしょうか。
①来てもらう
・交通費
・会場
・電車やバスの時間の調査・共有
②出てもらう
・情報(当日の目的、集客人数、会場、他のゲスト、など)
・ギャラ
・会場費
③帰ってもらう
・交通費
・宿泊費
これらの事前情報をきちんと共有できており、なおかつ金額的にもマッチングできていれば、あとは内容をきちんと詰めていくだけです。
ただ、金銭的なコストは…
ゲストの数が多ければ多いほどに、
会場がアクセスしやすい場所であれば、
会場が大きくなればなるほどに、
増えていきます。
僕の場合、会場で手伝ってくれたスタッフの人たちは基本無償、もしくは逆にお金を支払って参加してくれた人たちが買って出てくれたものだったので、主催者側の人件費はかかっていません。
だからこそ、金銭的にトントンだったというのもあります。
もちろん、主催側に入っていただけることで、ゲストとの関係も構築しやすくなるでしょうし、次に企画を考えているのだとしたら、その企画へつながる動きになるとは思いますので、ただの労働力の提供だけでは終わらないと思っていました。
とはいえ、正直、なかなか大変なのは大変ですから、スタッフとして参加してくださった方々には頭が上がりません。本当にありがとうございます。
これらのスタッフをアルバイトとして対価を支払って雇うのであれば、人件費が上乗せされますし、自分自身の移動に伴う交通費だって、立派な金銭的なコストです。
これ以外にも、集客を行うためにはリーフレットやチラシの作成なども関わって来ますし、SNSで広告を行うことも検討するのであれば、それらも諸々含めて広告費がかかってくる。
Facebook広告は属性や性別なんかも考慮した上でデモグラフィーにアプローチできますし、その精度には驚くばかりですが、だからと言って参加者が増えるとは限りません。
これ以外にも、ゲストへの謝礼金や交通費などを支払うことを原価だとしたら、それを元に参加価格の設定が必要。何人集めたら赤字にならずに済み、自分自身への企画策定料金として利益を取ることができるのか。
どうしても避けたいのだけど、もし、赤字になったとしたら、どこから支払うのか。
こんなことを考える必要があるわけです。
もちろん、これを本業にされている方々からしたら、全然足りない部分もあるのかもしれませんが、素人が企画するイベントで考慮すべきは、この中で書いて来たもので網羅できてるんじゃないかなぁ...と思ってますので、少しでも参考になれば幸いです。
ただ、僕は諦めてるわけじゃありません。
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