メンタルが不調に陥った際の指標
僕は過去にメンタル面の病気を患ったことがあります。今となっては別に隠すようなものではないと思っているのでサラッと書きますが、周りに言いたくない・隠したくなる気持ちも理解できるので、お読みの方々はそれぞれに負担のない信頼の置ける方に打ち明けていくだけでもいいと思います。
メンタル的な健康は身体的な健康を損ねる大きな要因ですから、放って置いて良くなるものではありません。ただ、初めて症状が出てしまったり、なんとなく違和感があるのだけど確信が持てない場合には、即座に専門機関を頼った方がいいでしょう。
どうしても「認めたくないものだな」、なんてシャア・アズナブルが若さゆえの過ちを認めたセリフを吐いた気持ちになるのは理解できるのですが、寒気がしたり吐き気がしたりした場合には内科を受診するでしょうし、足を捻挫したり、腰に痛みがあったりした場合には整形外科を受診するでしょう。
要はそれと同じように、心理的な負担を感じたり、不調を感じるのであれば、「気軽に」というのは語弊があるかもしれませんが、心理的な敷居を下げて受診した方がいいです。
今回は僕の経験則からではありますが、似たような症状があった場合には、受信を検討して欲しかったり、むしろ、受診してもらいたいと思うような指標を書いてみます。
大きな不安感を抱く
僕が経験した中で最も大きな心理的な負担となったのは不安感で、何をしようがどうしていようがもがきにもがいたところで全くもって消えてくれない感情を抱いてしまっていました。
その原因がどこにあるのか、どうやったら軽くなるのか、渦中の時にはどうにもできませんし、その原因が分からないからこそ、さらに不安感を抱いてしまうネガティブループに入り込んでしまいます。
この大きな不安感や焦燥感を抱いてしまった際には注意が必要です。
視点を一点に定めてしまう
そして、うつ病のチェックリストなんかを見ていても載っていないものとして「行為」や「行動」があります。普段とは違う行為や行動をしているのを自覚したら、メンタル面での不調を知らせるサインであるかもしれません。
中でも、僕が経験した中で特徴的だったのは、視点が一点で定まって動かなくなる時間が生まれたことです。
俗にいう「ぼーっとする」のと似ているのですが、明らかに無気力さを感じるため、周りから自分を見た人たちからは心配をされるぐらいにおかしな視点の定まり方をしているため、ぼーっとしているのでなく、魂が抜け出ているような状態というのが的確な気がします。
おそらく、現実からの退避行動を無意識にしているのだと理解しているのですが、あなた自身もそうですし、あなたの周りに魂が抜けたようなしてんの定まり方をしてしまっている人がいたら、注意しましょう。
涙が出てきてしまう
別に悲しくもないのに、涙が涙腺に溜まり続けて流れてくるような時にも注意が必要で、そもそも涙を流すのには役者でもない限り、一定以上の感情を刺激する信号に対して反応をしてなければいけないはず。
そんなこともないのに目に涙が溜まったり、流れてきてしまうのは明らかにメンタル的な不調の兆しがあると言えます。
僕自身の経験で大変恐縮ですが、涙が自然と出てくるものだから、職場ではトイレに篭っては落ち着くのを待つ必要がありましたし、それがいつ出てくるのかが分からないので、更に不安感を覚えることにもなりました。
これ以外にも
書いてきた内容だけでは到底足りないのですが、僕の中で最も大きくてショックだったのが子どもたちとの時間に対して感情を抱けなくなってしまったことで、これには本当に大きなショックを受け、明らかにおかしいのだと痛感するきっかけになりました。
僕にとって子どもたちと過ごす時間は至福の時で、時にはお互いに感情がよくない方向で動いてしまったりもしますが、基本的には嬉しい・楽しい・大好きって気持ちが全面に出てきます。
これは別に意識していなくとも、自然を湧き出てくるものだし、彼らから引き出されているものだと思っていたのですが、かなりダークサイドに落ちてしまっていた当時の僕は、彼らと出かける機会にも、遊ぶ時間も、ご飯を食べる時間や寝る時間も、全てにおいて「感情の抑揚」がなくなっていました。
そのことが本当に悔しくて悲しくてツラかったのです。でも、逆に言えば、それが契機になり、自分の状態が異常であるのを感知できたのだと言えますから、そういう意味でも子どもたちには感謝しています。
対処方法は一つ。専門機関へ足を運ぶ。
対処方法は一つ。専門機関へ足を運ぶことです。
上で書いてる内容も、僕が経験してきたことでしかなく、同様の症状が現れる人もいるでしょうが、そうではない症状として出てくる人もいるでしょう。冒頭でも書きましたが、あくまでも僕の経験則からくる注意喚起ですし、もっと言えば、注意喚起でしかないと思ってください。
専門機関で診断を受けるのには、初めての場合かなり勇気がいるようにも感じています。
僕もそうでしたが、自分がメンタル面の不調症状を抱いていることがショックでしたし、心療内科や精神科に対しての世間的なイメージも決して良いとは言えませんから、専門機関へ足を運ぼうとしている自分に対しても恥ずかしさや情けなさを感じてしまうかもしれません。
それを乗り越えたとしても、予約を取らなければなりませんし、その予約を取るのにもすんなり取れないことだってありますから、そこで挫けてしまいかねません。
まずは受け入れるのに時間がかかるのですが、受け入れるためには診断を出してもらう必要があります。さらに、メンタル面の不調は自分だけではなく、家族や友人、恋人など、自分に関係が近しい人たちと共同で立ち向かう必要があるため、その為にも専門機関での診断を受けた上で、自分がそういう診断を受けた人間なのだと受け止めていくことです。
そこまで出来て初めて、メンタル面が少しでも快方に向かう為の第一歩になります。
正直、決して楽なものではありません。
朝起きる時には、朝なんて来なければいいと真剣に思いますし、夜が来たらきたで恐怖感や不安感に苛まれたりします。結果的に、寝ていられず、夜に起きている時間が長くなるから、朝には起きられなくなってしまったり...
また、家族でそんな症状が出てきたのに対して、どう接していけばいいのかが分からないために、ついついケンカみたいなものも生じたり、感情がネガティブな方向へ引っ張られる機会が増えますから、家族ともお互いにツラい時間が長くなります。
だからこそ、早めに診断を受け、対処に向かう時間を確保していく必要がありますし、その時間が早く訪れれば早く訪れるほどに、傷が浅ければ浅いほどに向き合いやすくなりますから、少しでも変だな、と感じることがあれば専門機関へ足を運んでください。
決して恥ずかしいことでもなんでもありませんから。
お読みいただきありがとうございます。専門機関で受診している人たちは、本当に普通の人たちです。その中に自分がいるのは何らおかしいことでも何でもないのです。それが分かれば、恥ずかしいことでも何でもないのだと気付けると思います。
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