我が家の嫁が述べました【5】
先日、映画『君の名は。』を地上波にて初めて放映されたわけですが、我が家でも多分にもれず、鑑賞経験のない映画だったことと、話題になっていたことを認識していた嫁はすかさずに予約を入れ、せっせとHDDに貯め込んでおりました。
HDDに貯め込んでいたことからもわかるように、リアルタイムでの視聴ではなく、後日、鑑賞することになったのは言わずもがな。
ボクの中では監督である新海誠が上映時間を短くしたこと、東日本大震災をモチーフにした作品であることなどを知っていながらも、劇場で見るまでに気持ちが至らず、気にはしていたものの、特に見たいとは思う作品ではなかった。
ボクの鑑賞雑感としては、宇野常寛のいう「震災の記憶を安全に消費できる悲劇の記憶-恋愛物語の背景にちょうど良い安全な悲劇の記憶-として提示する。」という批評に全くもって納得な感じだ。上映時間に関しては、他の映画も短くできるだろうな、と満足している。
ここからは長くなりそうなので、本題に戻す。
...で。
我が家の嫁が、RADWIMPSの歌がやたらと流れる劇中歌の多さに驚くとともに、主題歌とされる前前前世と映画のリンク具合に対し、我慢できなかったのであろう。言ってしまったのだ。
嫁「あのさ、映画で主人公とヒロインの女の子が入れ替わってるのはわかったんだけど、「前前前世」って歌さ、全然前世関係ないじゃん。」
韻を踏んでいるのは意識してなのか、していないのかはさっぱりわからないが、あまりに上手に締まった感想だった。
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