相方、安田という男。
11月27日をもちまして誕生日を迎えた男、相方の安田義孝という男がいます。
結構な歳になってしまってきたので、いくつになったということは控えさせていただきますが、彼が27歳の時に初めて出会ってもう10年です…あ!?
ナインティナインさんに憧れていたのもあり自分より背の高い人と組み、身長差のあるコンビになりたかった10年前の石田ですが、入ったのは生徒人数の少ないお笑い養成所…安田と最初組んだ理由は、消去法というかもう他に誰もいなかった感じです。
すこし前向きな決め手は、安田の下の名前"義孝(よしたか)"が石田の父親の名前と漢字も全く同じだったので、少し運命を感じていたとかないとか。乙女坊主。
そんなこんなで晴れて理想の身長差コンビを組んだのです。
石田の展望は「ひとまず安田さんが女性人気をつけて実力は後からついてくる!人気コンビになるはずだ!」でした。
ワーキャー言われに愛媛から来たからね僕は!
あと学生時代すげぇムチャブリに日々答えたような気がするのですが、「おめぇーらの見てきたものは本当は金稼げるくらいの価値あるもんだからな!!」を証明するためでもありますが。まだ達成しきれず。。。
だがしかし石田はなんとなく気づいていくのです…
シュッとした男の正体が"関東一のダサ男"であることを!!!
ネタ合わせするたびにその片鱗が垣間見れます。石田だって"四国一のダサ男"ですから上から言うわけではございませんが、関東代表はすごかったのです!!!
「おめーのそのスタイルでその格好はねーだろー!!!」です。「こちとらスーパーマリオ体型やぞ!!」です。
中学の時から着てたTシャツ、体操服みたいなズボン、雑巾縫い合わせたようなスニーカー、髪は年に1、2回切るだけ…え!!!!
そうです"関ダ男"は、伸ばすだけ伸ばして1000円カットで切れるだけ切ってまた伸ばす。というローテーションで一年を乗り切る男だったのです!!!
ある時はジャングルで育ちましたってぐらいのロン毛、ある時は板前さんぐらいに短髪なのです。
ちょうどいい長さの時期に石田が出会っただけなんです。
こりゃいかん!ワーキャーが夢物語になってしまうということでなぜか石田がカットモデル募集してる美容院を探す珍事。なんでハゲ坊主が探しとんじゃい!!!
美容院に行ってくださいと言っても「金ないから。」とくるのが安田。売れないバンドマンを経たことによってお金を切り詰めるのに慣れてしまってるのです。
コンビニで1番安いオニギリとほぼ同じぐらい安いオニギリを両手に持って、下唇噛みしめて何も買わずにコンビニをでる男なのです。
売れないバンドマン地獄です。
てかバンドマンでありながらファンション、見てくれを気にしないってどういうことなん???
と、それを聞いてみると
「音で伝えたいやつらだったから」と。
うっせぇ!!!
つまりコンビのビジュアルの要(かなめ)がどえらかったのです。
「漫才するからスーツ持ってきてください」と言ったら親父さんの礼服持ってきて、ランチョンマットかというぐらいデカイ、親父さん全盛時代のネクタイつけてましたからね!
こんなはずでは。。。
事務所に所属したことにより、お世話になる先輩も増え皆から「俺が安田のスタイルだったらそんな格好絶対にしない!服やるよ!」と服を貰うようになり、一命をとりとめるようになりました。
彼が服に興味がない理由に、、、
・お金がない
以外のものがあると石田は思います。
安田の人生のメインテーマに
『俺のことは誰も見てない。』
があるのです。(私はそう思ってます。)
学生時代も
バンド時代も
ドドん時代も
が、しかし石田は安田に興味津々です。
「変な人だなぁ」
「変わってるなぁ」
「珍しいタイプだなぁ」
と、思うので胸を張った異質と言っていいのですが本人はそう思わず…そんなもんか。
結成当初の記憶で…
石「朝ごはん何食べたんですか?」
安「白あんぱん」
石「白あんぱん!?」
安「うん。」
というものがあり、石田は普通の人じゃないと認識した記憶があります。
とにかく安田をみんなでどんどん見ていきましょう!見ていることを伝えましょう!
自分が興味持ってるものに皆さんも興味を持ってくれたらこんな嬉しいことはないです!!
が
その昔『ごきげんよう』の前説をやってる時代の話。
前説はこれでもかというくらい石田が喋ることが多いのです。9割ぐらい自分が話しまくります。安田は「うんうん」と聞いてくれて、かなりウケてました。
そんなある日、事務所に一通のファンレターが届きました。
安田さんに。
だけに。
僕も事務所にいたので、2人で見ました。
『安田さんの聞いてる姿、素敵です♡』
なんじゃい!!!!
ほんならこちとらも聞いたろかい!!!!
ということで
石田も安田も2人とも見てくださいね!というお話。
お誕生日おめでとう。これからもよろしくお願いします。