はたらくこと、はたらけることについてちょっと考えてみた
はたらくって会社のため。お金のため。夢のため。社会とのつながりのため。生活のため。生きるため。
私も日々ローンを返すため、好きなことを楽しめるように、お金のために社畜として日々労働に励んでいます。
そんな自由人な私にも将来を共に歩みたいパートナーが出来ました。その人はたくさんのものを抱えています。こんな社会にしたい、という思い。そしてその思いを叶えるべく行動できるすごい人。
その思いを実現するべくおこなっている行動の一つに同行しました。そして、2日間おこなって私なりに感じたことを残しておきます。(今回は感じたことがメインですので、特に裏付け等はしておりません。現場で施設長さんより直接言われた言葉、生の声をお届け出来たらと思います。)
関東某県内の児童養護施設での寄付活動
12月中頃。今回は有名なパワースポットのある関東某県での寄付活動。寄付の品物は有名企業より食料や日用品、おもちゃなどが寄付されました。
今回は土日を利用して5箇所の児童養護施設での寄付を行いました。養護施設にも色々とあるようで、福祉法人が運営したり県立だけど委託されてます、なんて所もあり建物もアパートっぽい作りのところからまんま学校のような作りまで。
また、土日でも正職員がいるところ、臨時職員さん(※)に任せている所とあり、それも印象的でした。
また、子供たちもそれぞれで、お菓子に「食べたーい!」わちゃわちゃする子もいれば遠くからじっと見てる子まで、自分の普段の生活範囲内ではこんなに子供と接する機会がないので、とても緊張しました。
全部の施設ではないですが、お話を聞かせてくれる施設もありその施設の成り立ちやその地域や県内での立ち位置、国からの予算が減らされていく事に対しての現状との差や思いなど本当に勉強になりました。
児童養護施設出身者の就職状況
そもそも児童養護施設には18歳(高校卒業)までしかいられないことも知らなかった私。それ以上、施設にいるには施設の職員として働きながらという条件がつくらしい。(※)の臨時職員さんもそういう形で施設にいるという方のようでした。
18歳以降の進路については分かれるようで、
①就職 ②進学
これについては高校生なら皆悩むところですね。私も悩みました、懐かしい…笑
ただ、少し違うのが進路と同時に次の住居・生活も考えなくてはならないのです。なので、進学なら寮がある所や施設で働きながら…となるし、就職も同様で寮や住み込みOKならありがたい話。しかし、都合のいい就職先ばかりではありません。また、とりあえず「どこでもいいから」就職してある程度お金が溜まったら転職等で生活力を段階的にあげようとする子もいるそうです。…社畜ならこの選択がいかに大変かわかってくれるかと思います。そしてこのループから抜け出せない、もしくは職を失う…ここから這い上がる手段がわからない…という子もいるそうです。
また、障害者雇用についてとても熱心な施設長さんがいらっしゃいました。
現在、日本では障害者雇用促進法により一定数の従業員がいる企業では一定数(数%程度)の障害者を雇用しなければなりません。また、私たちの賃金は最低賃金により保障されていますが障害者雇用の場合、減額特例許可制度というものがあり人によっては賃金が最低賃金を下回る場合もあります。ただ、これは何でもかんでも減額されるわけではなく業務の遂行に著しく支障が出る場合などに認められます。実際、パートナーが福祉作業所へ作業依頼を出していますが単価は内職におまけがついた感じ。そして、作業所の方から聞くともっと安値で依頼されることの方がずっと多い、とのことでした。もちろん作業内容にもよると思うので簡単に比較は出来ません。
話が脱線しすぎました。
コストコで就労している施設出身の方の事例
上記の障害者雇用に関して熱い心をもった施設長さん。過去に障害者雇用枠で就職した子供たちの生活状態の差を教えてくれました。
具体名はコストコしか出ませんでしたが、障害者雇用でもきちんと評価され賃金が払われていて生活が成り立っているとのこと。もちろん障害の程度によっても変わってくるとは思うので一概には言えませんが、施設長さんの見てきた子たちの就職状況を聞くに「外国企業の方が障害者もきちんと評価され賃金が払われる」イメージがついている模様。
日本企業だってきちんとしている所はあるはずなのですが、そもそも障害者雇用枠自体が狭き門なのかな?実際、私の働いている会社は枠がありません。従業員数30人未満(アルバイトや派遣含)の小さな工場なので比較対象にはなりませんが…。
なぜ、上記の施設長さんが障害者雇用についてお話してくださったかというと、私のパートナーが今回始まった寄付活動を足掛かりに企業から養護施設への求人をお願いしようと思っているからです。
…と言っても寄付活動は始まったばかりなので、まだまだ遠い道のりですが企業が児童養護施設に目を向けるきっかけにはなったと思います。
その話をしたところ、障害者雇用も…という流れでした。
今回のパートナーへの同行は私自身の視野を広げるいい刺激になりました。
元々今の会社で働き始めた時に、労基法だとか全然わかっておらず独学で労基法とは何ぞや?と勉強していましたが、まだまだ知らない事が多いなぁ。
前職は金融・保険系、今は建築系、まったくジャンルは違うのですが意外と知識は使い回しがきくし重宝されます。何より、なんだかんだはたらけます。
転職は1回しかないのでよくわからなかったのですが、転職しても同業を選択することが多いそうです。そんな中、何の知識もなく、異業種へ転職は珍しいそうで………会社もどう指導するか…そりゃ戸惑うかw
転職してみると知らない事ばかりで覚えるまで大変でしたが、知らない事ばかりで楽しいです。未だにわからないことあるしw
パートナーは今年も首都圏から北に向かって順次寄付活動を行う予定です。全てには同行出来ませんが、同行した際にはちょこちょこ記録したいと思います。
もうこんなに長文にはならない予定です。多分。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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