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ロボット支援腹腔鏡下での腎臓癌手術後回復日記(健診編)

自覚症状皆無な状態で腎臓癌発見に至るまでの時系列イベントになります。


健康診断

2024年3月9日

注:画像はイメージです

人間ドック付き健康診断を受診。
本来は胃カメラ目的で付けたオプションだが、今年度は予約枠がなく断念。
人間ドックオプションそのものをキャンセルしても良かったが、手続きが面倒でそのまま受診した。これが功を奏した。

人間ドックオプションに含まれる腹部エコー検査、実際に受診すると腹部前方/後方/側面からと、やたら入念に検査してくれる。
今思うと、この時点で腫瘍を発見していたと思われる。感謝しかない。

2024年3月26日

注:画像はイメージです

検診結果が届く。
普段見慣れない茶封筒が同梱されており、はて?と思いながら開けてみると、「腎腫瘍の疑い」「精密検査を受診せよ」とのお達し。

「え、なんだろうこれ」と妻に見せると、「…やばいじゃん」と発し、妻は晩ごはんを食べながら最寄りで高評価の泌尿器科を見つけ、デジスマ診察券アプリをインストールし、受診予約までを完了していた。とんでもないスピード感。

後に妻は、
「私の毛穴ひとつひとつが、これはやばいって言ってた」
と語る。

精密検査

2024年3月28日

注:画像はイメージです

泌尿器科初診。
「CTを撮って詳細に診ましょう」
となる。

2024年3月30日

注:画像はイメージです

午前中にCT検査。

患部を鮮明に撮影するため、造影剤なるものを注入される。すると、体の内部から何かが発熱するような感覚が、手足の指の末端まで走る。初めての感覚で困惑したが、正常な反応らしい。これも治験とかで数多のテストを通過した薬なんだろうな。医学ってすごい。とか、ぼーっと考えている間、自分の周囲をCTがぶん回っていた。

後に、CT内部構造が気になり、調べてみた。被撮影者は、半透明の小窓から内部で何かが回転していることを確認できるが、外装が邪魔で全体像を見ることができない。外装なしで稼働するCTを見てみたい。そんな要望を満たしてくれる動画がこちら。

お次は3Dアニメーションによる解説。X線照射部と受像部の間を人体が通過することで、どのように映像化するかを示していて、分かりやすい。

実際に使用したCTメーカーの公式解説ページも分かりやすいので是非。

2024年4月9日

実際の腎臓周辺CT画像

CT検査の結果、十中八九腎臓癌であろうとの見解。

実際にCT映像を見ながら以下の説明を受け、執刀を希望する病院への紹介状を書いてもらうことになった。

  • 現時点で直径1.7cm程度の大きさ

  • かなり初期の段階であるため、転移の可能性はほぼ無い

  • 腎臓癌の成長速度は1mm/yearなので今すぐ処置が必要というわけではないが、できるだけ早く対応した方が良い

この日には決めきれず、後日、ロボット支援手術実績のある順天堂大学病院に決めた。


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