みかんいろいろ。メンバーもいろいろ
2022年4月に始まった「オレンジまるごとプロジェクト」。
2023年1・2月のクラウドファンディングも多くのみなさまにご支援いただき、無事終了。
10月の商品リリースに向けて進んでいます。
プロジェクトの立ち上げからクラウドファンディングを始めるまでのストーリーはこちら ↓
昨年4月、プロジェクト発案者で代表の🍊Suzuの呼びかけに手を挙げた6人のメンバーが加わり、それぞれができることをやりながら進んできました。
職業も年齢も居住地もバラバラなメンバーに共通するのは、八幡浜が大好きなことと、「コダテル」の会員であること。
今回は、各メンバーが
①「コダテル」に入ったきっかけ
②「オレンジまるごとプロジェクト」に関わったきっかけ
③10ヵ月間プロジェクトを進めてきてどうだったか? 何を感じたか?
について聞いてみました。
コダテルとプロジェクトに入ったきっかけ
🍊Suzu (代表)
西予市出身→高校で八幡浜に→西予市在住/介護福祉士
「八幡浜ソーシャルビジネスチャレンジコンペ」の高校生部門で最優秀賞を受賞したとき、コンペを主催しているYGP(八幡浜元気プロジェクト)の代表が濱田さん(コダテル代表)でした。
高校の卒業研究として一人で取り組んでいたときは、なかなか進まず、何をしていいかまったくわからなくて。
先生に聞くより外部の人に関わってもらった方がいいと思い、濱田さんに相談するためにコダテルに通ううちに入会しました。
今なら本当に無理な話と思うんですけど、卒業研究の段階では、1年で商品化までやろうとしていて。
全然前に進まなくて、これは形にならんな、ヤバいな、終わったな、という感じやったけど。
プロジェクトとして始めたら、1年でここまで形にできる。スタートラインに立てるんだなと。
一人のときとは内容の濃さが全然違っていて、僕の想像していたことよりもはるか上。次元が違う。
ホント、メンバー集めて、皆さんに関わってもらってよかったなと思っています。
🍊おーいし(副代表・企業連携)
宇和島市出身→東京→松山市在住/デザイナー
もともと東京にいたときから、濱田さんとはSNSでつながっていて。
松山に戻ってからコダテルを見学。オンライン参加ができるようになったので入会しました。
東京ではジュエリーの商品開発に関わっていたので、鈴屋くんのプロジェクトの話を聞いて、これまでの自分の経験が生かせるのではないかなと思ってメンバーに。
商品開発をやってきた立場からすると、もう少しスピード感をもってやりたいというのはありました。
メーカーさんとのやりとりの中で、「経験も知識もない」という見方をされてるのかなと感じるところがあって、「見とけよ」という思いは抱いています。
自分の仕事の方針として、地元に関わること、地元にとってプラスになるようなこと、それと面白そうなことには積極的に自分から関わりたいという気持ちがある。
なおかつ、それをやろうとしている高校を出たばかりの鈴屋くんがいて、面白いことができるんじゃないかなぁ、面白いことになるんじゃないかなと感じています。
🍊もんちゃん(副代表・サポーター連携)
八幡浜市出身・在住/介護福祉士
濱田さんとの出会いは「町トーク」(八幡浜でがんばっている人をピックアップして濱田さんがインタビュー)がきっかけ。
選ばれたときは当時の最年少でした。(その後、鈴屋くんが最年少に)YouTubeをやろうと考えてコダテルに入会しました。
鈴屋くんは高校の後輩だったので、後輩がプロジェクトをやるというので話を聞いたら、こんなすごい後輩がいるんだ!と。
僕は高校の先輩で、体力が売り。
何か役に立てることがあったらやってみたいなと思ったのでメンバーになりました。
実際にプロジェクトに関わってみたら、なんやコレ! ホントにわけわかんないって感じで。
ずっと介護の仕事をしてきたので、物を作ること、ゼロをイチにするってこんなに大変なんや~と感じました。
やりがいは今の仕事よりあります!
まさかの、本業越え⁉(笑) ➡🍊Suzuから突っ込みあり
🍊きよちゃん(営業)
八幡浜市出身→東京→伊方町在住/自営業
YGP(八幡浜元気プロジェクト)に入っていたので、濱田さんとの出会いが先で。
東京から地元に帰って仕事をしている中で感じたのは、地元の人はすごくあったかいなということ。すごく協力的で。
それで自分でも何か八幡浜でできることはないかなと。
「じゃぁコダテルに来てよ」と濱田さんに誘われ、事業承継をやるためにコダテルに入ったのがきっかけです。
「八幡浜ソーシャルビジネスチャレンジコンペ」のお手伝いもしていたので、ビジコンの第1回目の優勝者がコダテルでプレゼンすると聞いて。
プレゼンを聞いてみたら、自分が関わっているビジコンの受賞者が、プロジェクトを実行しようとしてくれている。
続けてくれている子がいるんだと知って、応援したいなというのが1つ。
1回目が完売するところを一緒に見たいな、というのもあってメンバーに加わりました。
今まで私はモノを売ったことがなくて。
企画やサービスを売ったり、短い期間に決まったものを売るだけだったので、初めから関わることがなかった。
プロジェクトが始まってすぐは、みんなどうしていいかわからず、🍊おーいしが一人しゃべってみんなが聞く、という感じだったのが、最近はみんながどんどん意見を言うようになった。
みんなも変わっているのに、自分も変わんなきゃなと思っています。
🍊Eriさん(事務局・経理)
岡山市出身→八幡浜市在住(保育士・子育て支援)
八幡浜市内のバーで飲んでいたとき、お店のオーナーからみかん収穫の仕事で濱田農園さん(濱田さんの父が経営)を紹介していただいて。
当時はみなっとのベンチで勉強をしていたので、どこか勉強できる場所はないですかね?ときいたら、「息子がやっとるよ」ということでコダテルを紹介していただきました。
私のおじいちゃんも目が見えなくて。
おじいちゃんが一番信頼してくれていたのは私なんですよ。
「手をつないで歩く」というのがすごくわかる。
ずっと恋人つなぎで私とおじいちゃんは歩いていて、おじいちゃんの手がすごく好きで。
「手を大切にする」というところにすごく惹かれて、私もお手伝いしたいなと。
もう一つは、岡山にいたときはプライドが高すぎて、できないことをできないと言えなかったんですよ。
それでため込んで爆発するということがいっぱいあった。
できないけど「挑戦する」というコンセプトがチャンスかもしれない。
だから仲間に入れてほしいなと。
で、入ってみたら、やべぇ、意味わからん。まちがえたかなぁと思って(笑)
でも「意味がわからん」とちゃんと声を出すところから始めさせてもらって。今はすごく楽しい。有難い経験ですからね。
ホンマ、楽しそうやもんね(笑)➡🍊そんごくうから突っ込みあり
🍊ピロー(企画)
八幡浜市出身→松山市在住/大学生
八幡浜高校2年生のときにコダテルに入りました。
商業研究部という部活で、八幡浜の地域おこし、八幡浜の産業や企業の手伝いになるようなことを考えて年に1回発表していました。
そのときに「八幡浜にコワーキングスペースができたらしい」と先生から聞いて行ってみたら、代表の濱田さんが部活の先輩だとわかって。
「学生でもいいから入ってみたら?」と言われて入会しました。
そのときは何かやりたいことがあって入ったわけではなく、コダテルのイベントやチャレンジショップという高校生向けのイベントに参加していました。
プロジェクトメンバーになったのは、「高校生の会員がプレゼンをするから聞いてみたら?」と濱田さんに言われたのがきっかけです。
参加してみたら、自分と同じ高校生で入会したのに、これだけ目的意識を持ってやってる人もいるんだ!と思って。
しかも「みかんを使ったハンドクリーム」ということで、祖父母がみかん農家なので、何か一緒にできる部分があるのかもと思って参加しました。
みかんということで入ってみたけれど、実際にはそれ以外の作業がすごく多くて。
実際に商品化したらわからないところを、水面下でここまで詰めることに驚きました。
全容を理解してできたらいいな、と思っています。
大学のゼミでは松山市三津浜地区をフィールドの対象としています。
三津浜は移住者でお店を開いている人が多い地域で、現地に行って町の人に
インタビューをしています。
(プロジェクトに関わっていることは、ゼミでも役に立つ?
➡🍊そんごくうから質問
取材する対象によって話が違うので、自分が知っていることやジャンルが広がるとついていける話も多くなります。
ゼミの先生はアンテナが広くていろいろなことをご存知なので、どの取材先に行っても話が合う。
店主さんが趣味の話をしてもラリーが5回ぐらい続いて話が広がる。
僕も最近、聞いて意味のわかる話が少しは増えたかな。
変化が目に見えてわかるっていうのがいいな ➡🍊Suzuの感想
🍊そんごくう(広報)
京都市出身→京都市在住(南予に移住予定)/ライター・ノマドファーマー
佐田岬半島(伊方町・八幡浜市)のプラごみ拾いの活動に参加したときに出会った人・景色・食に心奪われ、伊方町でみかんアルバイターを体験。
八幡浜にも活動拠点がほしいと思い、コダテルに入会。
偶然にも濱田さんは大学の後輩でした!
(学年は全然かぶってないけど(笑))
ライターなので広報的なお手伝いならできるかなと、プロジェクトに参加。
ところがフタを開けてみたら、何から手をつけていいのかわからない。
いや、これ、無理ちゃう? 絶対無理やろ! と最初のうちはメンバーから外れることを考えていました。
でもみんなが全然あきらめない。怖い物知らずというか、常に前しか見ていないので、それにズルズル引きずられるようについていくのが必死!という状態。
無理!と思っていたのに、少しずつできるようになってる!前に進んでる! というのを感じていて、チャレンジパワーはすごいな、と思っています。
メンバー紹介。みんなをみかん🍊に例えたら…
愛媛の柑橘の種類は日本一!
それぞれに色、大きさ、形、味、香り、食感に特徴があります。
そこで。
プロジェクトメンバーをみかん🍊で表現してみました。
注)これは、そんごくうとサポーターメンバーのなみさんとで考えました。
あくまで個人的な印象です。
🍊Suzu ➡早生みかん
プロジェクトの代表ながら最年少。
グイグイひっぱるタイプではないし、どちらかと言えば控えめな印象だけど、親しみやすくみんなに愛される感じがまさしくみかん。
極早生ほど青くはないが、お歳暮需要にはちと早い「早生」って感じかな。
🍊おーいし ➡紅まどんな
紅まどんなは、見た目は紅みがかったみかんという感じで皮も柔らかいが、オレンジのようにカットして食べる高級感あふれるみかん。
おーいしは、見た目の派手さはないけれど、いつもニコニコ柔和な表情が親しみやすく、みんなのモヤモヤを素早く分析して的確にまとめる表現力が秀逸。
「話せばわかる」「切ったらわかる」ところが共通点かな。
🍊もんちゃん➡ポンカン
ポンカンは古くから日本にあるなじみのみかんで、八幡浜より南の方で多く栽培されているが、もんちゃんは生粋の八幡浜っ子。
頼れる兄貴的存在でありながら、ちょっとゆるい感じが「ポンカン」というちょっとぬけた感のある響きに似てるかも?
🍊ピロー➡はるか
見た目はさわやかなイケメン。
しっかりしているし、頭もキレる。そして声がいい!
ジュースにすると魅力が増すはるかのように、将来が楽しみな大学生。
祖父母は八幡浜・真穴のみかん農家。
🍊きよちゃん➡甘平
企画力、営業力、発信力に加えて人脈の広さとその存在感はまさにQueen スプラッシュ!
豪快に見えてしなやかな優しさを合わせもつところが、甘くて平らな甘平にぴったり。
🍊Eriさん➡せとか
いつもおしゃれでちょっとおちゃめ。
話を聞いてくれて、受け止めてくれる安心感と包容力に甘えたくなる感じがまさにせとか!
🍊そんごくう➡ブラッドオレンジ
宇和島で初めてタロッコとモロを目にし、収穫、味見して納得。
「これ、私やわ」と(笑)
明るくあたたかなビタミンカラーのイメージの愛媛県民に混ざって、血の気多く、すぐに熱くなるタイプでひときわ目立つ関西弁のしゃべりが、ブラッドオレンジ(血みかん)にぴったりだと自分でも思う。
……と、人を🍊みかんに例えるのは難しいようで、なかなか面白く、みかん(柑橘)の特徴や歴史を調べていると、その種類の多さ、奥深さにハマります。
今回は🍊みかんを通して、メンバー紹介をさせていただきました。
引き続き、このメンバーでがんばりますので、見守ってくださいね!