ipod touch4をファイルサーバーに転用する方法
表題の通り、約10年前に買ったipod touch4(64GB)が転がっていたので「何かに使えないかな?」と考えていました。
容量の大きさも活かしてファイルサーバー化することができたので、とりあえず手順を書いていきます。
使ったのは下記のアプリです。
(上記は紹介記事)
ipod touch4はiOS6あたりまでがサポート範囲なのですが、servermanは問題なく動作しました。
インストールするまでが結構大変でした。
■ 古いiOSでのAppleIDの2ファクタ認証について
iOS9以降であれば、2ファクタ認証は問題なく行えるかと思います。
が、それより古いiOSの場合は下記2通りどちらかの方法で2段階認証を行わないとアプリがダウンロードできません。
- App用パスワードの利用
詳しくは下記記事をご参照ください。
ちなみに併記されている2ファクタ認証の解除はそもそも現在は行えないようです。
というか、そもそも一応載せたものの、僕はこの方法は上手くいきませんでした。
- パスワード欄に2ファクタ認証の番号を併記する
多分これが古いiOSでの標準の方法(だと思う)。
ID(メアド)・パスワードの入力を行うと、2ファクタ認証を行うよう促されます。
注意画面を出したまま、2ファクタ認証の数字6桁を確認し、[再試行]のボタンをタップ。
再度パスワードを入力する際、パスワード末尾に数字6桁を追記します。
この手順で2ファクタ認証を行えました。
■ severmanのインストールと登録
サービス利用に会員登録(無料)が必要です。
このあたりはアプリを起動すればアナウンスされる事項ばかりなので省略します。
ちなみにここまでいけば、ブラウザ越しであればファイルサーバーとして利用可能になります。
webサーバーとしての利用も可能なので、発想次第で何でもできますね。
■ WebDAVでネットワークフォルダへ追加
windows10で行ってましたが、ここもよく分からず大変でした。
おそらく下記の記事の手順が正しい?と思う。
「ネットワークドライブ割り当て」の際に、なぜかエラーが出ることがありますが、無視して[次へ]を押すとIDとパスワード入力の画面へ移ります。
ここでsevermanに登録した際のID・パスワードを入力すればネットワークドライブに追加される、はず。
僕は「上手く行かないな〜」と思いレジストリの書き換えを行ってから[次へ]を押すと上手く行くことに気づいたため、レジストリの書き換えは本当に必須なのかどうか不明です。
とりあえず上記の手順を踏めば、古いiphoneやipod touchをファイルサーバー・webサーバーに転用できます。
■ そのほか
難点としては、
・速度が遅い
・serversmanがサービス終了したら使えなくなる
・新しいiOSだとアプリが対応していない可能性がある
とかかな〜と。
とはいえ無料で使えて古いiphone・ipodを有効活用出来る点で言えば、メリットの方が勝っているようにも思います。
あとLinuxでもマウントできないか試しましたが、こちらは未だに上手く行ってません。
(僕の知識不足のせいか、そもそも対応していないかどちらかは不明)
おそらく下記を参考にすれば出来るのかも?
上手く行った方は教えてほしいです。
今現在Macでのマウントは普段使いでないこともあって全然試してないです…。
一応すんなり行くような記事を見かけるので、win10よりは手間取らずに出来るのかな?という印象です。
【2020/06/06 - 追記】
しばらく使ってみたのですが、ぶっちゃけ、メッチャ使いづらいです…。
難点に追加する点として、
・ネットワークを毎回つなぎ直さないといけない
・サイズの大きなファイルは送信できない
というのがあります。
ネットワークのつなぎ直しも不便ですがサイズの大きなファイルを送信できないのは、非常に残念です。
実は「海外ドラマのデータを入れっぱにしておけばどの端末でも見られるな!」と思っていたのですが、その目論見は外れました。
仕方ないのでUSBでデータ移行しました、意味ねぇ…。
(とはいえ100〜300MB程度のデータは送受信できるかな?と思います、音楽データ入れておくには良いのかも)
もう少し良い使い方ができないか頑張ってみます。