格下の人間
僕は周りの人間にとって、格下の人間であり、みんなの精神安定剤的な存在である、と勝手に思っている。
だが、おそらくそうだろう。
僕には周りの人を幸せにできない。
親に高い学費を払わせ、友達に暗い話題を話して変な空気にし、人見知りのため初めて会った人には何も喋れない。
それだけでなく、僕はあらゆる仕事が出来ない。
部活では後輩から、ドデカミン先輩じゃなくて別の先輩から教わりたい、と言われ、バイトでは遠回しに無能と言われ、大学では成績が悪く、研究室内の仕事ができない。
大学受験してるだけマシと言われるかもしれないが、僕はあらゆる問題の答えを暗記することで勉強を乗り越えてきた。
しかし、大学に入ってから一切勉強しなくなった結果、大学の勉強にはついていけないし、高校までの勉強は何も覚えていない。
もちろん今の大学も余裕でうかった訳ではなく、そもそも入った時点で周りに比べて頭は悪かった。
唯一の取り柄だと思っていた勉強がなくなった結果、僕の手元には何も残らなかった。
僕には取り柄がない。趣味もない。
人間として深みのない人間だ。
いつになったら幸せだと感じられるのだろう。
もう環境問題も少子化もコロナもオリンピックもどうでもいい。
早く幸せになりたい。
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