αグルコシダーゼ阻害薬(αGI)の使い分け【効果は?副作用は?】
※2020/11/22追記
この記事の内容は,以下の2つの記事でより詳しく解説しています.
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腸管からの糖吸収を抑制するαグルコシダーゼ阻害薬.
副作用として低血糖は多くないですが,消化管に作用することから,消化器系の副作用が特徴的.
また,まれに重篤な肝障害を起こすことがあるので注意.
大腸の手術既往やイレウスの既往がある場合は慎重投与となります.
そんなαグルコシダーゼ阻害薬の使い分けまとめ.
ポイントは,薬効と副作用.
セイブル®→グルコバイ®→ベイスン®の順で副作用は減りますが,薬効も下がっていきます.
また,
消化器の副作用が,便秘が多いか・下痢が多いか
と
ジゴキシン(ジギタリス)との相互作用の有無
などもポイントです.