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代表取締役医師×創業メンバー看護師対談 介護施設の医療インフラになるための挑戦
こんにちは、医療と介護をつなぐドクターメイトnote編集部の山本です!
ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談、夜間のオンコール代行サービスや専任の精神科医による精神科療養指導のほか、介護スタッフ向けの教育支援ツールを提供している会社です。
第8期がキックオフしてから、早くも2ヶ月を迎えます。また、社会的に影響が大きいと言われる「2025年問題」がいよいよ到来。医療と介護におけるさまざまな課題、それらを解決するためにドクターメイトができることとは?
今回は、代表の青柳さんと創業期からドクターメイトのサービスを支えてきた看護師の根廻さんに、今後、ドクターメイトが目指す未来について語っていただきました。
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登場する人
青柳さん:写真左
ドクターメイト株式会社代表取締役。皮膚科医。今年の目標は「10キロやせる!」…この目標、4年持ち越し中。今年こそ達成なるか!?
根廻さん:写真右
サービスの医療的側面を担うサービス&コンテンツグループのジェネラルマネージャー、看護師。今年の目標は「先手を打つ!」
8期のスタート、そしてついに「2025年問題」到来
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根廻:12月から8期が始まりましたね。
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青柳:根廻さんがインターンに来てから、何期になるんだろうね。
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根廻:「インターン制度があるからおいで!」と言われて来てみたら…
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青柳:おじさん2人しかいなかった(笑)。当時はまだインターンを迎えるような状態ではなかったんだけど、興味を持ってもらえたことが嬉しくて「おいで!」と。その後、急いで体制を整えました(笑)。
そんな状況の中、テレアポ合戦で一番を獲得したり、オンコールナースのオペレーション構築やナースの教育に関わったりと、会社の成長とともに、悩みながらも健全に順調に成長してくれていますね。今期も活躍に期待しています!
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根廻:12月に8期を迎えて年が明けて、今年はいよいよ2025年。介護業界、そして社会的にも「2025年問題」への関心は高いですが、まさにその年ですね。
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青柳:ずっと言われてきたことではあるけれど、ついに超高齢化社会へ突入です。
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根廻:分かりやすい数字で表すと人口の5人に1人が75歳以上になる、ということですよね。
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青柳:後期高齢者の人口がぐっと増えることになります。それに加えて、高齢者の高齢化がさらに進むという問題もあります。今後の予測では、85歳以上の高齢者が増えていく。
高齢者が増えるとどうなるかというと、病気を持っている人が増えるんですね。持っている病気が1つではなく、平均して3つや4つの病気を持っているという状態になるんです。
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根廻:医療だけでも介護だけでもなく、その両方が必要な人が増えていくということですね。
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青柳:そうです。なので今後は、より総合的な医療的対応が求められるようになります。その際、介護や医療の現場では何が必要とされているのか、そのニーズを丁寧に調査することが必要です。
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根廻:現場の現状を知ることも、とっても大切ですよね。私もオンコールを受けたり介護職員さんたちとお話しすることで、たくさんのことに気づかされます。
現場の切迫感や介護職員さんの不安な気持ちを肌で感じることもあります。この不安感を解消することができたら、皆さん昼間のケアにもっと注力できたり、余計な搬送を減らしたりできるだろうなあと。
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青柳:いろいろな施設さんからお話を伺って、求められる声に応えられる仕組みを作る。これは本当にしっかりやらないといけないと思っています。
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医療・介護の現場において「なくてはならない」存在へ
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根廻:将来的な大きな目標として、ドクターメイトが「介護施設の医療インフラ」さらに「地域の医療介護インフラ」になる、というものを掲げています。
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青柳:ドクターメイトのサービスがあることで、介護施設や地域の医療体制が構築できるというような「なくてはならない存在」を目指したいということです。都市部にいると気が付かないかもしれないけれど、地方では医療を維持すること自体が難しくなっているところも増えています。
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根廻:24時間体制を維持できない訪問看護ステーションが増えていたり、対応できる診療科が減っている病院もありますよね。
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青柳:そう。地方の医療体制は、なかなか厳しい状況です。先ほど話したように、今後は医療と介護の総合的な対応が求められてくるけれど、それが可能かというと非常に厳しい。たとえば皮膚科や精神科の数というのは、地方には圧倒的に少ないんですね。医療の世界では地域偏在が非常に大きな問題になっています。
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根廻:看護師も同様に地域偏在の問題があります。資格を持っているものの、実際に働ける環境にいない看護師はたくさんいます。そして地域によって数の偏りがとても大きい。
でも、そうした潜在看護師さんたちにとっても、オンコールナースという働き方は非常に有効だと思うんです。地方のどこにいたとしても、オンラインでさえあれば、誰でも同じく働くことができるという点で。
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青柳:うん。人手不足の解消、リソースの適正分配が可能になりますね。我々が行っている「日中医療相談」や「オンライン診療」などを活用して、医療体制の維持につながるような仕組みの構築を目指していく、というのが「インフラ」になるという言葉に込めた思い、そして今後の大きな目標です。
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「Win-Win-Win」を実現し、よりよい未来をつくっていく
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青柳:世の中の流れを見てもそうだし、人口動態などの統計的予測を見ても、これからどんな社会が来るかというのは、ほぼ分かっている。これから確実に来る未来に対して、手をこまねいているわけにはいかないと思っています。
課題に気づいているんだったら解決しにいかなければ、と。気づいちゃった人の使命としてやり切るつもりです。
我々は競合と闘うというより、まず人々の既成概念と闘っている感じなので、正直心はもうバッキバキですけどね(笑)。
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根廻:たとえば、以前はやはり「オンラインでは不安」という声がありましたよね。どんなに時間と手間をかけてでも実際にお医者さんに診てもらわないと心配だっていう。
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青柳:当たり前と思われている概念を変えて、信用してもらうっていうのは本当に大変なこと。でも「不安」と言われていたところから、オンコール代行やオンライン診療への信用を得られるようになった。
同じように、今後どんな新サービスを展開するとしても、しっかり信じてもらえるように丁寧に対応していくことが大切です。
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根廻:そうですね。まさに、ドクターメイトが掲げるバリュー「Win-Win-Win」の実現っていうことを改めて考えていて。介護施設さんだけがハッピーっていう仕組みではなく、関わる地域の人だったり働く人だったり自治体だったり、みんながハッピーになれる仕組みを作ることが大事だなって思っています。
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青柳:青臭く聞こえるかもしれないけれど、我々のやっている仕組みが世の中に広まっていくと、未来も社会もよくなっていくと本当に思うんだよね。よりよい未来の為に社会の為に、これからも頑張っていきましょう!