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逆質問で何を聞けば合格しやすいのか

10月です。内定式シーズン。
ここまで、学生起業して→売却→2,000名規模のプライム上場企業にジョイン→事業開発室の室長(現職/他いくつか)と、ざっくりこんなキャリアなので、面接官はあれどちゃんとした面接を受けた記憶がほとんどないんですよね(お恥ずかしながら…)。ただ、面接官をしてたり、人材のサービスをガッツリやってたりしたので、「どのような受け答えをすればより面接官の目に止まりやすいのか」という想像であればできます。どこかで使えるかもしれないので、これから面接を受ける候補者目線でまとめておこうと思う。

この話の結論を先に伝えると「逆質問を15個くらい準備しておく」です。まず面接といっても大きく2つのフェーズがあると思っていて、
フェーズ①:企業側からの質問タイム
フェーズ②:候補者からの逆質問タイム
ですね。フェーズ①では、(情景が思い浮かぶかもしれませんが)企業側から予想可不可な質問が飛んできます。「経歴は/長所は/得意領域は/人間関係で大切にしていることは/モチベーションの根源は/将来の夢は…」など対策できるものもあれば、対策できないものもある。変数要素が極めて大きく、基本こちら(候補者側)はディフェンス体制の耐える時間です。ところが一変、フェーズ②になるとこちらから自由にボールを投げさせてもらいます。非常に定数チックで完全にオフェンスタイム。ここでどれだけ自分の得意な領域に話を持っていけるか、印象点数をガッツリ稼ぐかで、勝負が決まります。逆質問はオフェンスタイムなんです。

で、ここで題名回収ですが、逆質問で何を聞けば合格しやすいのか。私が言われて印象値が良かったもの、私が候補者側であれば使うだろう質問を15個まとめる。これがオフェンス時の球種になり、この15個から面接官のタイプによって出す球種を適宜変えるのである。

▼初球
1.「何か質問ございますか?」に対して「ありがとうございます、実は結構ございましてー」

▼球種
2.「努力するのは当たり前だと僭越ながら思っているのですが、その先で大切にしていることはなんでしょうか?〇〇さんのご意見を聞いてみたいです。」
3.「〇〇さんがこの会社に入社された理由と、現在も働き続けている理由を教えていただけますか?」
4.「〇〇さんが新人時代に心がけていたことで、今の自分に役立っている習慣はありますか?」
5.「仮に内定をいただけたとして、すぐにでも活躍していきたいのですが、入社までにやっておくべきことはございますか?」
6.「謙虚でいることと大口を叩くことは、どちらも大切だと考えているのですが、御社で活躍されている方はどのような方が多いのでしょうか?」
7.「ありきたりなのですが、本日のフィードバックをぜひ厳しめにいただきたいです。」
8.「御社の中で、特に大切にされているワードや、素敵だと思う文化はございますか?」
9.「直近の決算を読ませていただいたのですが、ここが面白いと思っていて、このような解釈であってますでしょうか?」
10.「御社のぶっちゃけ話を聞いてみたいです。」
11.「面接を多々受けてきたのですが、その中でも〇〇さんの面接はかなり話しやすかったなと感じており、面接官として何か心掛けていることってございますか?」
12.「出社とリモートワークのバランスについて、正直私は出社の方が良いと考えているのですが、会社全体としてどう捉えられていますか?」
13.「先ほどのこのご質問ですが、ちなみに〇〇さんのご意見を聞いてみたいのですがよろしいでしょうか?」
14.「会社経営において、利益と大義はどちらが大切だとお考えでしょうか?」

▼決め球
15.「以上です。建前でなく本音で勉強になりました。たくさんお時間いただきありがとうございました。」

こんな感じですかね。もちろん、ディフェンスタイムでボコボコになっていたり巻き返しできない状況ならダメですが、面接だけに留まらずとも何かの対策として自分が調整できるところに注力する、というのは鉄則だと思います。

誰かの何かに参考になれば嬉しいです。

おわり。

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