学振と保活
こんにちは。えむ@2児ママ博士です。
今日は日本学術振興会(以下、学振)の特別研究員という身分での、保育園申し込みについて書きたいと思います。
ただしこれは自治体によって扱いが異なるものです。
あくまで一例として、こういう自治体もあるという参考程度に留めてください。
そして、必ず自治体の担当者に問い合わせてください。
この記事では、
・学振特別研究員という身分について
・私の体験談: 「自営の就労」として申し込んだ
ということを書いていきます。
学振特別研究員とは?
学振特別研究員とは、研究奨励金(お給料)をもらいながら研究に専念できる身分です。
博士課程の学生に対してはDC1やDC2、博士号取得後のポストドクター(いわゆるポスドク)に対してはPDという種類などがあります。
学振特別研究員そのものについては別記事で書くとして、今日は「保育園申し込み」の観点で書いていきます。
学振特別研究員は、学振と雇用関係にはありません(注:PD・RPD・CPDに関しては所属機関との雇用制度ができました)。
つまり、保育園申し込みで必要な「就労証明書」は発行してくれません。
その代わり発行してくれるのが、「採用証明書」や「採用見込証明書」です。
しかし、これだけでは「週に何時間就労しているのか?」がわからないのです。
私の体験談: DCもPDも「自営の就労」
ここからは私の場合どうしたかを書いていきます。
第一子のときは「学生かつDC1の採用中」という身分、第二子のときは「学生かつDC1の採用中かつPDの採用見込み」という身分で申し込みをしました。
どちらの場合も同じで、「自営の就労」として(学生かつDC1のときも「就学」ではなく「就労」扱い!)自分で就労証明書を書きました。
保育園に子供を入れるには、現実的には「フルタイム就労」が必須になります。
フルタイムとは週40時間勤務のことなのですが、昼休みがあるので、例えば9時〜17時でフルタイムかというと、そうとも限りません。
自治体の扱いを必ず調べてください。
私の場合は休憩を除いた1日の実働が7時間45分で「フルタイム」扱いでした。
休憩が1時間なら、例えば8時30分〜17時15分です。
就労証明書は自治体指定の用紙があるはずですが、「自営」として申し込むので自分で書きます。
自治体の担当者の方に問い合わせると、学振の場合にどう書いたらいいのか丁寧に教えてくれました。
事業所は自分の研究室がある場所を書き、代表名などは自分の名前を書きました。
あとは実際の研究時間(これがフルタイムを満たしていることが大前提ですが)や給与などを記入しました。
他に必要な書類は「採用証明書」や「採用見込証明書」でした。
これで大丈夫かどうかも自治体の担当者の方に確認しました。
担当者の方は丁寧に詳しく教えてくれたので、おそらく「学振特別研究員」という前例があったのだと思います。
また、自治体としてはとても「学振特別研究員に優しい」自治体なのだと思います。
おわりに
今回の記事は以上です。
まとめると、
・「自営の就労」として自分で書いた就労証明書
・学振発行の「採用証明書」もしくは「採用見込証明書」
を提出し、無事に「フルタイム就労」認定されました。
私の場合はこれに「認可外加点」と、下の子のときはさらに「きょうだい加点」がありましたが、それはまた別の機会に書こうと思います。
この記事が誰かの参考になればとても嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。