勉強できない人のための大学受験勉強法
0.はじめに
この記事は国公立医学部や東大京大の非医学部を目指している駿台偏差値40〜60くらいの理系受験生のための記事です。
高3の4月から受験生と想定します。
駿台偏差値65以上の人はもっと優秀な人の記事を読んだ方がいいかもしれません。
私が受験したときはセンター試験だったので共通一次試験となった今とは多少事情が異なるかも知れませんがご了承ください。
1.夏休みまで→基礎力=共通一次試験レベル
とにかく基礎力をつけましょう。
習っていない範囲でも参考書や塾で先取りしてやっていきましょう。よっぽど優秀な人じゃないと習ってすぐに受験レベルの問題が解けるようにはならないです。夏休みまでに高校の範囲全部の基礎力はつけておきましょう。
共通一次(センター試験)の赤本を解いて解説読んでもわからないところは教科書等で調べていくのを繰り返しましょう。夏休みまでに5科目750/900がとれるようになっていると経過良好です。
2.9月〜冬休み前→パターン暗記
2次試験レベルの問題が解けるように訓練しましょう。自分の中で基軸となる問題集を1科目1.2冊選んで問題と解答を丸暗記しましょう。
ほとんどの問題はどっかで見たことのあるパターンで解けるようになってます。解けなかったらその問題は捨てても合否には関わらないと思います。(東大理3、京大の医学部は例外)
3.冬休み〜共通一次→過去問が正義
とにかく共通一次及びセンター試験の赤本を周回しましょう。「受験では過去問と同じ問題はでない」とよく言われますがセンター試験は例外だと感じました。
25年分を1周やると同じような問題がかなりあることに気づくと思います。数年スパンで定期的にリバイバルされる問題も25年やれば4〜5回巡り会うので頻出問題として記憶に残ります。
5年、10年分の演習では多分足らないです。
10年分の演習をやって臨んだ12月のセンター模試では750点程度しか取れませんでした。
その後25年分を周回したところ、センター試験本番では840点くらいになりました。
各社予備校の予想問題は正直どちらでも良いです。過去問やるだけで割と手一杯だと思います。
4.2次試験まで→過去問と基軸テキストの見直し
志望大学の赤本(数学、英語の25か年みたいな問題集があればそれも解くと良いと思います。)
を各科目9割以上取れるくらいには周回しましょう。問題と答えを丸暗記するつもりでやりましょう。大学毎に良くあるパターン問題が数問はでます。こういった「他の受験生の大半は解ける問題」をしっかり解けるようになりましょう。
合否に直結します。
パターンから外れた問題は解けなくても合否に直結しないので安心してください。
5.使った参考書
科目別に記載した参考書、問題集に関しては問題文+解答のセットを丸暗記しました。
全教科
志望大学の赤本
センター試験の赤本
数学
スタンダード数学1A2B
オリジナルスタンダード数学Ⅲ
英語
ターゲット英単語1900
竹岡広信の英作文が面白いほど解ける本
英文読解の原則125
理科
化学の新演習
名問の森 物理2冊
国語
ベック式ゴロ覚え古文単語600
社会(日本史)
学校のプリント
6.最後に
受験生の1年は長いようで短いです。
どの参考書がいいのか、どの塾がいいのかを悩んでいるうちに手遅れになっているケースは珍しくありません。
大事なのは早めに基軸となる参考書を決めて他の教材に浮気をせずにやり通すことだと思います。
なかなかしんどい1年だとは思いますが大学生になったらしばらく遊べるので頑張ってください。
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