多数の自称救世主を生み出した韓国に対する日本の右派の愛憎(韓国を厭悪、旧統一教会を擁護)ラップ曲・独生女 OBD (ONLY BEGOTTEN DAUGHTER)
これまで何度かふれましたが
朝鮮半島には、数世紀~十数世紀の歴史を経たカトリック教会やプロテスタント教会と並んで、基督教化したシャーマニズムやシャーマニズム化した基督教が乱立しているようです。また、教祖が再臨のイエスや救世主や(一神教の)神を自称する集団も多数存在するそうですが、旧統一教会のように、男性(教祖)に続いて、女性(教祖夫人)が 救世主(独生女・再臨主(トクセンニョ・チェリムジュ))であると公言した事例は珍しいようです。
【 ラップ・独生女 】O.B.D. (ONLY BEGOTTEN DAUGHTER)
(※ 旧統一教会では(一般にはメシアと呼称されますが)メシヤ(当初は文鮮明教祖のみ、教祖の聖和(逝去)後に韓鶴子総裁も独生女・再臨主として追加)が朝鮮半島に再臨したとされています。)
(※ 正教会では神の独り子であるキリストを独生の子・独生子とも表現します。)
(※ 詳細については『原理講論』を参照する必要がありますが、この記事の末尾に『朝日ブックレット(49)追及ルボ 原理運動』(1985年)に掲載された短い梗概を引用しました。)
一昨年に安倍晋三元首相が銃撃され亡くなられて以降の世論の流れと行政の動きを(中国共産党ではなく日本共産党、他、を中心とする)左派の陰謀であると糾弾する右派の皆さんの言論活動が続いていますが
旧統一教会が日本から撤退することを願う(中国共産党も日本共産党も嫌う一方で、韓流ドラマ・映画・音楽(K-POP)や韓国料理や韓国への観光旅行等は好む(嫌いではない)左派とは縁もゆかりもない一般市民は少なくないようです。
創刊以来、中国や韓国を袋叩きにしてきた月刊 Hanada が、銃撃事件の発生以降、旧統一教会を擁護する記事を連発してきたことは広く知られていますが
旧統一教会のために活動されている徳永信一弁護士が(末尾に『あっ忘れてた。統一は韓国の宗教だったね。これはなかなか素晴らしい』と書き添えながらも)
韓国を look down したような文章を先日ポスト(旧 Twitter)されたことには驚きました。韓国を嫌う(嫌韓)一方で、(日本を含む世界中の支部組織・友好団体・関連企業が原則として韓国人幹部によって統率され、経典がハングルで書かれている)韓国発祥(教祖夫妻は北朝鮮出身)の新興宗教・新宗教である旧統一教会を擁護することは、何故か、矛盾しないようです。
何れにしても、先日来報道されている(現在)最高裁で争われているケースが一般市民が期待するような結末を迎えれば、一歩前進となりますが...
資料
朝日ブックレット(49) 追及ルボ 原理運動
(朝日ジャーナル編、1985年(昭和60年)3月15日)
原理講論から
キリストは韓国に再臨される
◆すべての植物は各々雄しべと雌しべとによって存続するし、また、すべての動物は各々雄と雌とによって繁殖生存するのである。人間についての例を見ても、神は男性のアダムを創造されてのち、「人がひとりでいるのは良くない」(創二・18)と言われ、その対象として女性のエバを創造なさったあと、はじめて「はなはだ良(善)かった」(創一・31)と言われたのである。
◆罪を犯す前、アダムとエバは、裸でいても恥ずかしく思わなかった。しかし、彼等が堕落した後には、裸でいることを恥ずかしく思い、無花果の葉をもって下部をおおったのである(創三・1)。もし善悪の果という或る果実があって、彼等がそれを取って食べて罪を犯したのだとすれば、恐らく、彼等は手か口を隠したはずである。
◆善悪の果を取って食べたということは、一体何を意味するのであろうか。我々が何かを食べるということは、それをもって自分の血肉とするという意味である。(中略)彼女はサタンを中心とする悪なる愛をもって悪なる果を食べ、悪なる血と肉を受けて悪なる血統を繁殖し、罪悪の社会をつくったのである。
◆人類歴史の終末には、サタン側も天の側もみな世界を主管するところまでいかなければならないので、民主と共産の二つの世界が両立するようになる。そして、この二つの世界の最終的な分立と統合のために世界大戦が起こるようになるのである。このように、第一次、第二次の大戦は、世界を民主と共産の二つの世界に分立するための戦いであり、この次にはこの分立された二つの世界を統一するための戦いがなければならないが、これが即ち第三次世界大戦なのである。
◆イエスは、アブラハムの血統的な子孫達に再臨されるのではなく、彼等の遺業を相続して実を結ぶ国に再臨されることを我々は知り、また、実を結ぶ国は、東方の国の中の一つであることも知った。古くから、東方の国とは韓国・日本・中国の東洋三国をいう。ところがそのうちの日本は代々、天照大神を崇拝してきた国として、さらに、全体主義国家として、再臨期に当たっており、また、以下に論述するようにその当時、韓国のキリスト教を過酷に迫害した国であった。(中略)そして中国は共産化した国であるため、この二つの国はいずれもサタン側の国家なのである。従って端的にいって、イエスが再臨される東方のその国は、即ち韓国以外にない。
◆イエスが再臨される韓国は神が最も愛される一線であると同時に、サタンが最も憎む一線ともなるので、民主と共産の二つの勢力がここで互いに衝突する一線が即ち三八度線である。即ち、韓国の三八度線はこのような復帰摂理によって形成されたものである。
◆再臨の主を父母としていただく、一つの大家族による理想世界がつくられるとするならば、当然言語は統一されなければならないのである。(中略)イエスが韓国に再臨されることが事実であるならば、その方は間違いなく韓国語を使われるであろうから、韓国語は即ち、祖国語(信仰の母国語)となるであろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?