電波時計の時刻をヘッドホンとスマートフォンまたはパソコンで合わせました。(標準電波を受信しない原因は近隣に新築された高層集合住宅?)
有線・無線LANを経由して時刻をNTPサーバーと同期させる(時刻を合わせる)時計が以前より安い価格で(それでも、電波時計に比べ、かなり高い価格で)販売されるようになりましたが、残念ながら、手元にある掛時計や置時計は全て電波時計です。
さて、近隣に(万ションや億ションと呼ばれる)高層集合住宅が建ったせいか、置時計の一つが標準電波を受信しなくなりました。
標準電波を、例えば、窓辺で受信して再送するリピーターやブースター、標準電波を疑似的に送信するレミッタ―等のハードウェアも販売されていますが
スマートフォンやパソコンでソフトウェアを使用して問題を解決した(時刻を合わせた)皆さんがブログ等に手順を書き込んでいらっしゃるので、早速真似てみました。
日本では iPhone / iPad の市場占有率が高いため、iOS アプリを使用した事例が大半ですが、Android アプリ、Windows プログラム、ウェッブブラウザで対応した事例も散見されます。以下に、いろいろ試した結果を備忘録として書き留めます。
iOS
App Store に公開されているアプリは次の通りです。
Lightning Connector 用のイヤホンが行方不明になったので、iPhone の音声ボリュームを最大にして標準電波を受信しなくなった電波時計の近くに強制受信モードで数分放置すると、問題なく時刻を合わせることができました。
Android OS
Google Play に公開されているアプリは次の通りですが
現在は公開されていない旧いアプリ(JJYエミュ、jp.tech4u.simjjy.apk )をあえて使用しました。
スマートフォンのスピーカーから音を出しても動作するようですが、使い古した(有線)イヤホンを Android 端末に繋いでボリュームを最大にして実験しました。
イヤホンのスピーカー部分を標準電波を受信しなくなった電波時計の近くに置いて、強制受信モードで数分放置すると、問題なく時刻を合わせることができました。
Windows
(他のアプリやウェッブブラウザ版の元になった元祖)Windows プログラムにはAMループアンテナ
の使用が推奨されていますが、こちらも、前述の使い古したイヤホンで問題なく時刻を合わせることができました。
ダウンロード: JJY_Simulator.zip (v 1.05) (1.3 MB)
FMフィーダーアンテナのようにイヤホンをT字の形に拡げて電波時計に近づけると短い時間で(疑似的に作成された)標準電波を受信するようです。
Web Browser
ウェッブブラウザでも前述の使い古したイヤホンで問題なく時刻を合わせることができました。
こちらも、FMフィーダーアンテナのようにイヤホンをT字の形に拡げて電波時計に近づけると短い時間で(疑似的に作成された)標準電波を受信するようです。
追記
スマートフォンやパソコンの時計が進んだり遅れたりすることは滅多にありませんが、上記の方法で電波時計の時刻を合わせる際には、予め、スマートフォンやパソコンの時刻が正確であることを確認しておくとよいかもしれません。(※ iOS アプリ(JJY Simulator)は起動時にNTPサーバー(検証していませんが、time.apple.com、pool.ntp.org、ntp.nict.jp 等)と時刻を同期するそうです。)